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秋晴れの中、バイエルン内のカーヴェンデル山脈に位置するGrasköpfl(グラスケプフル)という山まで歩いてきました。
途中、道がはっきりしない場所(地図上にも線無し)も歩く周回コースで歩きました。


歩いた日 2018年9月30日


Fall(ファル)という小さな村からスタートです。 スタート地点標高、約772m
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本来の登山口は別の駐車場から。ということでそっちに移動しますが、100㎞くらいのスピードを出して走る車が通る幹線道路の横を歩くことになりました(>_<)
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別の道経由だとけっこう遠回りになるのでここを歩きましたが…。車がそんなに多くない時間でよかったです(-_-;)


15分ちょっとで本来の駐車場(登山口)に到着です。
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しばらくは林道歩きになります。
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登山口から30分で分岐点へ。右へ曲がります。帰りは前方から戻ってくることになります。
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キノコがあれこれと見えてきました。
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全部撮影してたらきりがないくらいでタイムロスになるのでこれ以上の撮影は我慢(汗)。


林道、いつまで続くんだろう…という気分になるくらい、とにかく長かったです。
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アルム小屋が見えてきました。登山口からは1時間50分。Grammersbergalm、1480m
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林道もやっと終わり、この先は登山道になります。
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4人の男性ハイカーさんたちとすれ違いました。一列にきれいに並んで歩いてて挨拶も4人ともしてくれて、なんか他のハイカーさん達といい意味で違いました!
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眺めが段々とよくなってきました。
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通過したアルム小屋も見えてきました。
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牛除けを通過でアルム領域を抜けます。
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道も段々と細くなってきました。
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季節外れのリンドウが一輪咲いてました。
トランペット・ゲンティアン  Clusius-Enzian (Gentiana clusii)  リンドウ科
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壁沿いの道を歩きます。
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横がちょっと切れ落ちてたりもするのでワイヤーロープの補助があります。
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でも思ったほど道は細くなくて普通に歩けました。
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本でこの場所の写真を見てた時は”大丈夫かな?”とも思ってたんですが、普通に通過できました。
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左奥に小さい草原のように見えるアルム、あの辺りがこの周回コースでの一番遠くなる部分。
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こちらは秋のリンドウ。でももう数も少なくなりました。
リンドウの一種 Gewöhnliche Fransenenzian (Gentianopsis ciliata)  リンドウ科
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前方に山頂十字架が見え始めました。
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山頂への道は右へ。後からまたここに戻ってきてまっすぐ進みます。
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このリンドウも今回はここ一か所でしか咲いてませんでした。
リンドウの一種  Rauer Kranzenzian (Gentianella aspera) リンドウ科
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分岐点から山頂までは約15分。最初はよかったんですが、
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途中、急勾配の道が続き岩場も多く、写真を撮る余裕はこれ以上はなし(汗)。
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そして目の前に山頂十字架が。
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到着です!登山口からは2時間45分。本では2時間半と書かれてるので長くかかりました…。
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先にいらした男性ハイカーさん、ずーっと山頂十字架の前に陣取られてたので、正面からの撮影もはばかられ、登頂簿に記入もできませんでした(涙)。


南側の眺め。左の山は2年前、4年前に歩いたSchafreuter(シャフロイター、2102m)。
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山頂十字架が誰かによって破壊されるということが何回かあった山ですが、その後また、新しい山頂十字架が立てられてます。


東の眺め。
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北東の眺め。
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北側の眺め。
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チーズかまぼこ4本でエネルギー補給♪
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山頂十字架前の男性ハイカーさんは全く動いてくれなかったので(笑)、正面からの撮影をあきらめ下山です。
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一言お願いすればいいのだろうけど、その一言がなかなか言えない(-_-;)


分岐点まで来たので、また先へと進みます。
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さっきのワイヤーロープの箇所より、この道の方がちょっと緊張しました。
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周回地点の折り返しとなるアルムはまだまだずいぶん先!
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ここに来て、ここが折り返し地点付近?道がないところかな…?と思ったのですが、
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Wiesbauern-Hochleger、1481m


道標もちゃんとあって、踏み跡もしっかりあったのでまだまだ先でした(汗)。
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そしてここを進めば…、
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アルム領域に入ります。踏み跡はかろうじて見えるくらいで、べちゃべちゃの緩い地面。慎重に歩きます。
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そして、この辺りから曲がらないといけないはず…。GPS頼りで少しずつ歩きます。
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ここかなあ、あっちかなあ…とうろちょろしてると、先の方にマーキング発見!
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でもこの時見えてたのは1だけで、2のマーキングは写真をPCに取り込んだ後に”ここに二つ目があったのねー!”と気づくことになりました…。


最初のマーキング以降、次のマーキングが見つけられなかったので、またまたGPS頼りで少しずつ先へと進みますが、これで合ってるのかものすごく不安に…(-_-;)
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そしてこのマーキングをやっと発見!安堵しました~。
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マーキングのところに来ると、次のマーキングは見えるようにずっとつけられてたので、この後は迷うことなく歩くことができました。
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マーキングは新しくつけられた感じで、薄くなってることもなくてよかったです。
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そしてやっと道らしきものが現れました。
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道標もなく、マーキングもこの後はほとんどなかったですが、道がしっかり見えてるので迷うことなく歩くことができました。
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左側に渓谷を見ながら歩きます。
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本何冊かで紹介されてるコースとはいえメジャーなコースでもないので歩いてる人も少ないなあと思ったら、渓谷沿いで休憩されてた方々が目の前に現れました。
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この時は、”この人たちも本を見て歩いてるのかしらね?”くらいにしか思ってなかったのですが、この後、この方々に大変お世話になってしまうのでありました(^^;


水の流れの音が大きいのですが、
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それと同時に、獣の大きな唸るような声がひっきりなしに聞こえてました(汗)。
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後で分かったのですが、この時ちょうどアカシカの発情期だったようで、それでその雄たけびがずっと聞こえてたというわけでした。
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ここを渡って向こう岸への道へと進みます。
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今度は渓谷を右手に見ながら歩きます。
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あまり知られてない場所のようですが、なかなかいい雰囲気でした。
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落ち葉で隠れた道の上を歩きます。
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秋の雰囲気ですね~。
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人が一人やっと通れる幅の道を歩きます。
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そして登山道が終わり、林道に入ります。さっきの3人のご家族の方がまた目の前に見えました。
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思ったよりも長い時間かかってしまったので、ここからスピードアップして歩き、ご家族を一気に抜きました(^^;
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GPSを見ると、この先また140mほど登るとなってたので”また!?”と思ってたら、ここから上りが始まってがっかり。
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思ったよりも時間かかってるし、登山口からは車を停めてる場所までまた歩かないといけないので、とにかく急いで歩きました。
そして登山口の前に到着した時に、”またあの幹線道路の横を歩くのはイヤだなあ”と思って、他に道がないかもう一度地図で確かめることにして地図を広げました。

その時に、さっき追い抜いたご家族が後ろからやってきて、ご主人が、「どこに行きたいの?」と聞いてくれたので「Fallまでです」と答えたら、「Fallまではもうちょっとあるから、一緒に車に乗って行きますか?」と仰ってくださいました(涙)。
なんでも、私があまりにも急いで歩いてたもんだから、私がバスにでも乗り遅れて駅まで行けないんだろうと思われたらしいです(^^;
このご家族はバスから列車に乗り継ぐ駅のある街から来られてるので、そこまでなら一緒に乗せてあげられると思って声をかけてくださったようでした。

そしてこの方々のご厚意のおかげで、幹線道路の横を歩くことなく、車を停めてる場所まで移動することができました。
本当に本当に嬉しかったなあ(涙)。ドイツ人にもこんなに優しい方がいらっしゃるんだと、この先、ドイツ人を見る目を変えなくてはと思いました(^^;



マウンテンバイクで他の場所を走ってた相方もしばらく経って戻って来て、最後は夕食を食べて帰ることに。

生姜とミント入りのヴァイスビア(ヴァイツェン)、美味しかったです!
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私は右側の、サーモンのパスタ料理を注文しました。
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この日歩いた距離は約22.3㎞、累積標高は上りで約1200mでした。
最後、人の親切に出逢って、私もいつか他のハイカーさんを助けられることあったら進んでやらなくてはと思えた一日にもなりました。

Engalmから、パノラマ道とEnger Grund(エング谷)

牛下ろし祭りと渓谷歩き、in Krün

comment iconコメント ( 6 )

アルペン猫さん、こんにちは。

22kmですか。歩かれますね~。
ドイツ人にも優しい人がいてよかったですね。
山歩きする人はそう変な人はいないと思うけど、外国人の人は無関心の人も多いのかな。

困ってる人がいたら助けてあげないといけないですね。

僕は依然親切にしたつもりが、間違えて道を教えちゃったことがあります(笑)

名前: やまびこ [Edit] 2018-10-12 05:58

コメントありがとうございます♪

★やまびこさん
こんにちは!

本当は20㎞以下の距離になると思うのですが、最初、本来の登山口に移動するまでの分や道がはっきりしない箇所でのうろちょろも長距離の原因かもです。
私も、山歩きしてる人に変な人はいないと思うけど、こちらではわりと他の人に無関心なことも多いので、今回のことは嬉しかったです。
私も助けてあげたいけど、私も道を聞かれてとんちんかんなことばかり答えてしまってるのでまだまだです(汗)。

名前: アルペン猫 [Edit] 2018-10-13 18:02

こんばんは。アルペン猫さん。
ご無沙汰しております!
着々と距離を伸ばして、ここのところロングトレイルばかりじゃないですか!すごい。
今回、拝見している切り立った岩稜の横の登山道、迫力ありますよね。ちょっと怖いかも。東側の風景は、日本の風景にとても感じが似ています。
方角で雰囲気が変わるのは面白いものですね。

私は今年、湖との共存でほとんどお山の遠征には出かけておりません。これ、日程もなんですが、体力的にもちょっときつくて・・
でも、ようやく秋めいて動きやすくなつてきたので少しだけ張り切ろうかと思います。

名前: ななし [Edit] 2018-10-14 17:57

コメントありがとうございます♪

★居酒屋与太郎さん
こんにちは!(お名前書かれてないけど、与太郎さんですよねー^^)。
お久しぶりですが、お元気にしてらっしゃいますでしょうか^^

この日は距離が伸びてしまいましたが、私は急傾斜で短距離のコースよりも、傾斜が緩やかで距離が長い方が自分の好みかなあ、です。
本でコース決める時も急傾斜の道ばかりのコースは最近選んでないんです(^^;
最近体力的に傾斜がちょっとでもきつくなると息切ればかりできつくて、きつくて(汗)。
今年に入って体重増えてしまったので落とした方がいいのかもですが…(-_-;)

湖、いいですね~。今の季節もされるのかな。
昨日、山に行く時に湖の横を通って行ったら、カイトサーフィン(?)されてる方がたくさんいらっしゃって見ごたえありました。
これからの季節は山歩きでも気持ちよく歩けますよね。
こちらも今年は珍しくポカポカ日和の秋になってるので、山歩き、楽しんでます^^

名前: アルペン猫 [Edit] 2018-10-15 20:50

アルペン猫さん こんにちは

山頂の十字架に陣取ってられる方って、
故意に悪気はないのでしょうがマナー違反ですね。
こちらでも時々ベテランらしきハイカーさんの団体とかが
『それ、アカンやろ!』的な行動されてるの見かけたりしますが
山でのルールは守らないといけないですよね。
何度か注意したことありますよ。

お!チーかま、僕の大好物^^/
ついつい食べ過ぎてしまうので最近控えてますが、
明日買って帰ろうかなぁ。。。笑

名前: としパパ [Edit] 2018-10-15 20:50

コメントありがとうございます♪

★としパパさん
こんにちは!

やっぱ山頂でのこれはマナー違反ですよねぇ?
こちらではわりとこうやって十字架の周りでくつろぐ人が多いんですが、ここまで長時間ずーっと陣取ってた人も珍しくて…。
以前、写真撮ろうとしたら、「あっ、どきますね」と気遣ってくれた人もいたので、こっちの人にも分かるとは思うんです。
この時は、十字架正面撮影はあきらめて周辺の景色を動画に撮ってたら(この人にも分かってる)、いきなり食べ物の袋の音をバリバリと破って大きな音を出し始められたので、ああ、もしかしたらわざとかな~とか思ってしまいました(;´▽`

注意はできないけど、登頂簿記入を理由に一言何か言えばよかったかな…と後悔です(>_<)

チーかま、美味しいですね!^^
日本からの取り寄せ荷物の時に、一緒に注文しました♪

名前: アルペン猫 [Edit] 2018-10-15 20:59

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