- Date: Fri 21 01 2022
- Category: 北海道旅行記
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真夏の大冒険、北海道旅行記(11)9,10日目、1,851km大冒険の終わり
8日目の夜、つまり北海道最後の夜はトマムリゾート2度目の宿泊。1週間前にここに泊った時は、これから北海道の旅、どうなるんだろうと思っていたっけ。それから1週間、長かったような、あっという間のような。
オンシーズンにも関わらず、どこに行っても人がいなかったけれど、トマムリゾートだけは例外でタワー棟にいつも人がいました。札幌から近い(といっても遠いけど)からなのか、星野リゾートということで人気があるのか。他では子供連れはほとんど見かけ無かったけど、ここは子供連れが非常に多い。
2021.8 暑くもなく寒くもなく、1年で一番いい季節
宿泊プランは朝夕食付。夕食は1人4,000円のクーポンで、好きなレストランでとるシステムとなっています。レストランの場所も6~7箇所あって、離れているところはチューブトンネルを歩いたり巡回バスに乗ったり。真夏だと、カーディガンをひっかけた位で外を歩けるので気持ちがいい。
1度目に泊った時、チェックイン後にレストランを予約しようと思ったら、「本日は予約で満席です。」と断られてしまった。外部から来られるような立地では無いので、キャパの小さいお店は宿泊客ですぐに一杯になってしまうらしい。その日はステーキハウスで事なきを得ましたが。
2021.8 ホタルストリートって面白い
ピンと閃いた。もう一度電話をとって同じ店にかける「1週間後の〇〇日の夜に予約お願いします。」もちろんOK。最終日にもう一度ここに泊まることを思い出しての手配は成功。
最後の夜は高層棟の最上階レストラン。個室形式だったのでゆったりとしゃぶしゃぶを楽しむ。
(Tips 15)星野リゾートのレストラン予約制システムは、ステイ当日では好きなお店をチョイス出来ない可能性あり。チェックイン前でもHPをみながら予約が出来るので、ネットで宿泊予約をしたら、すぐにレストラン予約方法を確認して下さい。
2021.8 北海道最後の夕食なので少し豪華に
9日目、高速道路を帯広まで戻って「十勝千年の森」に行く。
十勝、帯広の辺りは広大な庭園のようなところが多いらしい。
「六花の森」のスケールをさらに大きくしたようなところで、入口を過ぎると延々と自然林的な庭園が続く。手入れされている散策路と所々にある道標で、かろうじてここが原生林でなく庭園だということが分かる。夏の北海道は花の季節で一番綺麗。
2021.8 これぞ北海道という入口
のはずなのですが残念ながら雨。今回の旅で、トマムに泊った前後の日だけが雨にたたられ、美瑛、富良野、十勝、帯広が雨にぶつかりました。この辺りは大雪山にも近く、雨が降りやすいのかな。旅に雨は付き物なので、可能な限り傘をささなくて済むように、いつもレインウェアは携帯していて、霧雨なら傘をささないで歩くことにしています。
快晴だったらどんなに素晴らしい景色だったかとも一瞬思ったけれど、幸い風は無かったので歩くだけでびしょ濡れになることはない。雨に濡れた花はかえって綺麗ともいえるし、林の中を歩く時は雨もそれほど気にならない、と持前の楽天気質で乗り切る。
2021.8 あちこちに花が咲き乱れている
しばらく歩いてローズガーデンにたどり着く。イソップ童話に出てくるような小屋風のお店があったのでランチにする。他には家族連れが1組のみ。お花畑を見ながらのベイクドサンドイッチは美味しかったな。
旅ではお土産を買わない主義なのですが、例外的に自分へのお土産に買うものが1つだけあります。それは「蜂蜜」。海外旅行でも、大抵は蜂蜜1個だけ買ってきます。北海道では、十勝養蜂場の蜂蜜を買う。買った順番にキッチン戸棚に並べてあるので、これを頂くのは来春位になりそう。
2021.8 雨にけぶるお花畑を見ながらのランチはいいね
「十勝千年の森」を出るころに雨は本降りとなってきた。後は苫小牧のフェリーターミナルに向かうだけなので構わないけど。
(Tips 16)北海道の高速道路にはともかくPA,SAが無い。1時間以上走っても無いことも。ガソリンとトイレには気をつけてください。
高速道路を走りながら考える。色々なところを回ったけれど、どこが一番良かったか。
知床には感激したし、サロマ湖も北海道らしかった、、、
でも一番楽しかったのは、前にも後ろにも車がいない道を、延々こうして走っている時だったかも知れない。「昼食食べる店なんてどこにもないね」なんて話しながら走り、北海道発のコンビニ、セイコーマートでおにぎりを買って海岸沿いで食べたこともあったっけ。
2021.8 少し雨が降るとストーブが欲しくなる
16時に苫小牧に着いた時はすっかり雨が上がっていました。
苫小牧と言えば「寿司;海天丸」。えっ知らない?北海道旅行記(3)を読んで下さい。
「帰りは苫小牧に着く時間に関わらず、海天丸の500円ランチセットを食べるから。」
高速道路に乗った瞬間に、伴侶に宣言をする。
着いた日、最初にランチセットを勧められたのに、無視して失敗したのを知られているので、
「はいはい。お店に入ったら慌てないで、座ったら深呼吸をして、お店の人の話をよく聞いてね。」
いつも座った瞬間にオーダーボタンを押して、お店の人が歩いて来るまでにオーダーを決めるので、よく失敗するのは自分でも分かっている。なにをそんなに慌てているの?と聞かれるが、自分でも分からないのだから、他人が分かる訳ないでしょう。
今度こそ間違いなくランチセットを食べられたことは、写真が証明しています。
2021.8 これが500円!? 毎日来たいよ
帰りのフェリーも無事出航。
船の向きを考えれば分かりますが、行きは左舷、帰りは右舷に乗ると本州を見ながら航海出来て楽しいと書いてあったので、そうしてみました。朝起きると、そろそろ岩手県を過ぎるなとか、あれって福島の原発じゃない?とか、確かに眺めているだけで飽きません。
行きは少々ダウンしかけた伴侶も、帰りは何事もないようで、外のバルコニーに座ってスマホと陸地を交互に眺めている。お昼を食べていると、大洗港が見えてきた。
船から降りるとやけに暑い。そういえば、今、真夏だったっけ‥‥‥
2021.8 北海道が遠ざかっていく
[エピローグ]
総走行距離は1,851km。この距離がどの程度のものなのかピントこない。調べたら、青森から東京、大阪、北九州を経由し、鹿児島まで行って約1,600km。折り返して熊本まで行けました。
10日間、よく走ったな。
海外旅を好きなのは、生まれて初めてみる場所の感激と、もう二度とここに来ることは無いなという刹那感の、2つの気持ちが何物にも代えられないと思うから。
国内旅ではなかなかここまでの気持ちにならないのですが、2021北海道の旅ではそれを感じました。
北海道の東半分を回ったから、次は西半分かな‥‥‥
(最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。)
9,10日目 (累積 1,851km)
オンシーズンにも関わらず、どこに行っても人がいなかったけれど、トマムリゾートだけは例外でタワー棟にいつも人がいました。札幌から近い(といっても遠いけど)からなのか、星野リゾートということで人気があるのか。他では子供連れはほとんど見かけ無かったけど、ここは子供連れが非常に多い。
2021.8 暑くもなく寒くもなく、1年で一番いい季節
宿泊プランは朝夕食付。夕食は1人4,000円のクーポンで、好きなレストランでとるシステムとなっています。レストランの場所も6~7箇所あって、離れているところはチューブトンネルを歩いたり巡回バスに乗ったり。真夏だと、カーディガンをひっかけた位で外を歩けるので気持ちがいい。
1度目に泊った時、チェックイン後にレストランを予約しようと思ったら、「本日は予約で満席です。」と断られてしまった。外部から来られるような立地では無いので、キャパの小さいお店は宿泊客ですぐに一杯になってしまうらしい。その日はステーキハウスで事なきを得ましたが。
2021.8 ホタルストリートって面白い
ピンと閃いた。もう一度電話をとって同じ店にかける「1週間後の〇〇日の夜に予約お願いします。」もちろんOK。最終日にもう一度ここに泊まることを思い出しての手配は成功。
最後の夜は高層棟の最上階レストラン。個室形式だったのでゆったりとしゃぶしゃぶを楽しむ。
(Tips 15)星野リゾートのレストラン予約制システムは、ステイ当日では好きなお店をチョイス出来ない可能性あり。チェックイン前でもHPをみながら予約が出来るので、ネットで宿泊予約をしたら、すぐにレストラン予約方法を確認して下さい。
2021.8 北海道最後の夕食なので少し豪華に
9日目、高速道路を帯広まで戻って「十勝千年の森」に行く。
十勝、帯広の辺りは広大な庭園のようなところが多いらしい。
「六花の森」のスケールをさらに大きくしたようなところで、入口を過ぎると延々と自然林的な庭園が続く。手入れされている散策路と所々にある道標で、かろうじてここが原生林でなく庭園だということが分かる。夏の北海道は花の季節で一番綺麗。
2021.8 これぞ北海道という入口
のはずなのですが残念ながら雨。今回の旅で、トマムに泊った前後の日だけが雨にたたられ、美瑛、富良野、十勝、帯広が雨にぶつかりました。この辺りは大雪山にも近く、雨が降りやすいのかな。旅に雨は付き物なので、可能な限り傘をささなくて済むように、いつもレインウェアは携帯していて、霧雨なら傘をささないで歩くことにしています。
快晴だったらどんなに素晴らしい景色だったかとも一瞬思ったけれど、幸い風は無かったので歩くだけでびしょ濡れになることはない。雨に濡れた花はかえって綺麗ともいえるし、林の中を歩く時は雨もそれほど気にならない、と持前の楽天気質で乗り切る。
2021.8 あちこちに花が咲き乱れている
しばらく歩いてローズガーデンにたどり着く。イソップ童話に出てくるような小屋風のお店があったのでランチにする。他には家族連れが1組のみ。お花畑を見ながらのベイクドサンドイッチは美味しかったな。
旅ではお土産を買わない主義なのですが、例外的に自分へのお土産に買うものが1つだけあります。それは「蜂蜜」。海外旅行でも、大抵は蜂蜜1個だけ買ってきます。北海道では、十勝養蜂場の蜂蜜を買う。買った順番にキッチン戸棚に並べてあるので、これを頂くのは来春位になりそう。
2021.8 雨にけぶるお花畑を見ながらのランチはいいね
「十勝千年の森」を出るころに雨は本降りとなってきた。後は苫小牧のフェリーターミナルに向かうだけなので構わないけど。
(Tips 16)北海道の高速道路にはともかくPA,SAが無い。1時間以上走っても無いことも。ガソリンとトイレには気をつけてください。
高速道路を走りながら考える。色々なところを回ったけれど、どこが一番良かったか。
知床には感激したし、サロマ湖も北海道らしかった、、、
でも一番楽しかったのは、前にも後ろにも車がいない道を、延々こうして走っている時だったかも知れない。「昼食食べる店なんてどこにもないね」なんて話しながら走り、北海道発のコンビニ、セイコーマートでおにぎりを買って海岸沿いで食べたこともあったっけ。
2021.8 少し雨が降るとストーブが欲しくなる
16時に苫小牧に着いた時はすっかり雨が上がっていました。
苫小牧と言えば「寿司;海天丸」。えっ知らない?北海道旅行記(3)を読んで下さい。
「帰りは苫小牧に着く時間に関わらず、海天丸の500円ランチセットを食べるから。」
高速道路に乗った瞬間に、伴侶に宣言をする。
着いた日、最初にランチセットを勧められたのに、無視して失敗したのを知られているので、
「はいはい。お店に入ったら慌てないで、座ったら深呼吸をして、お店の人の話をよく聞いてね。」
いつも座った瞬間にオーダーボタンを押して、お店の人が歩いて来るまでにオーダーを決めるので、よく失敗するのは自分でも分かっている。なにをそんなに慌てているの?と聞かれるが、自分でも分からないのだから、他人が分かる訳ないでしょう。
今度こそ間違いなくランチセットを食べられたことは、写真が証明しています。
2021.8 これが500円!? 毎日来たいよ
帰りのフェリーも無事出航。
船の向きを考えれば分かりますが、行きは左舷、帰りは右舷に乗ると本州を見ながら航海出来て楽しいと書いてあったので、そうしてみました。朝起きると、そろそろ岩手県を過ぎるなとか、あれって福島の原発じゃない?とか、確かに眺めているだけで飽きません。
行きは少々ダウンしかけた伴侶も、帰りは何事もないようで、外のバルコニーに座ってスマホと陸地を交互に眺めている。お昼を食べていると、大洗港が見えてきた。
船から降りるとやけに暑い。そういえば、今、真夏だったっけ‥‥‥
2021.8 北海道が遠ざかっていく
[エピローグ]
総走行距離は1,851km。この距離がどの程度のものなのかピントこない。調べたら、青森から東京、大阪、北九州を経由し、鹿児島まで行って約1,600km。折り返して熊本まで行けました。
10日間、よく走ったな。
海外旅を好きなのは、生まれて初めてみる場所の感激と、もう二度とここに来ることは無いなという刹那感の、2つの気持ちが何物にも代えられないと思うから。
国内旅ではなかなかここまでの気持ちにならないのですが、2021北海道の旅ではそれを感じました。
北海道の東半分を回ったから、次は西半分かな‥‥‥
(最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。)
9,10日目 (累積 1,851km)
札幌や釧路、小樽といった都市で入ったお店も、かなり安かった記憶で、東京の物価が高すぎるのかもしれないですね。