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My Guitar Gently Weeps (13) Gibson Les Paul Standerd 2005


Gibson Les Paul Standerd 2005 (1) 2013.6

いろいろなギターの中でもレスポールが一番好きなのは何度か書きました。
やはり自分のスタンダードとして、納得のレスポールを一本買いたい。洒落る訳ではありませんが、それならスタンダードしかないということで、昔からずいぶんいろいろな機種を弾いてきました。

実は1990年代半ばに、当時のスタンダードを入手したもののネックと音がどうもしっくり来ない。ギブソンのレスポールスタンダードも年代によって、結構異なるのは、ギブソン好きならご存知でしょう。新品で探そうとしたのがかえって仇になったような。
結局、しばらくして処分し、それ以降、時々楽器店に行っては試奏することが続きました。


Gibson Les Paul Standerd 2005 (2) 2013.6

いいギターを探すのに、新品にこだわるのは意味が無いと知ったのもそのころでした。
しかし運が悪いことに、1990年代辺りからギブソンレスポールのオールド(1960-70年代のもの)はぐんぐん値段が上がってきました。1980年代初頭の頃は、新品の方が人気が高くて、その辺りの中古ものはむしろ新品より安かったのに(30万円以下)。
もっともその頃は、そんな高価なものを買える訳もなかったので、当時を振り返っても別に後悔をするようなことはないのですが。(今でも簡単には買えないし!)

そして2005年にやっと見つけたのが、このスタンダード。
写真でわかるように、チェリーサンバースト虎目入りという、よくある色なのですが、最後のポリウレタン仕上げを省略しているため、表面がつや消しになっています。これがいたく気に入ってしまい一目ぼれでした。なんでも Fadedというものらしく、2000年代半ばあたりに作られたシリーズだとか。


Gibson Les Paul Standerd 2005 (3) 2013.6

Manufactured in: Nashville, TN
Body Top: Carved AA maple
Body Back : Mahogany
Neck: Mahogany, Figured trapezoid Inlays
Fingerboard: Rosewood
Peghead Pitch: 17°
Nut Width: 11.0625"
Plating : Nickel
PU: BurstBucker Pros
Color: Heritage Cherry Sunburst
Weight:4.3Kg


Gibson Les Paul Standerd 2005 (4) 2013.6

仕上げが一工程省略されているので、若干定価が安いらしいです。もっとも日本に入ってくるときは、若干の定価の差よりも、為替レートの変動の方がはるかに影響が大きいので、結局、他のレスポールとそれほど変わらなくなってしまうのですが。

工程が省略されている分、音が今一だということもなく、ポリウレタンでコーティングしていないので、かえって鳴りがよくて音にいいという説もありました。が、いろいろ弾いた自分としては、そんな説よりも、年代によるボディやネック、PUの差の方がはるかに大きいというのが結論です。結局、いつごろのスタンダードの音が標準なのか、自分でもよくわかりません。それぞれの時期の音ということかな。
本機の音は、まさにスタンダード。昔のカスタムに比べると、中域が気持ち張っている感じで、自分にとっての原点のような音。ネックもしっかりとしてやや太めだし、木の質も生音もいい感じです。

このギターは、自分の原器としてかなり大切に扱っていて、実はあまり外に連れて行ってあげていない。へそを曲げられると困るので、家の中では時々一緒に遊んでいるのですが。
還暦になったら一緒に外に連れて行こうかな。ただ、よく使っているスタジオオイルフィニッシュは 3.8Kgで、それより0.5Kg重い。

そのころには重さが肩にきて、ライブで弾くのが辛くなっているかも‥‥


Gibson Les Paul Standerd 2005 (5) 2013.6
Comments
 虎目がきれいです
自分は、ジェフ・ベック、和田アキラの影響で、黒のレスポールなので、
ブログ仲間の方達が、記事で紹介されている、サンバーストを見ると、
すごく高級感があって、美術品のような色合いが、うらやましいです。

昔は、ブラウンサンバースト(タバコサンバースト)が、格好良く思えたし、
チェリーサンバーストにしても、虎目のものは、ほとんど見かけなくて、
オールドに限られていたのに、今では、普通の木目がないくらいですね。

レスポールは重いから、たまに弾こうとすると、ケースを持ち上げるだけで、
腰がやられそうで、まさに重い腰を上げないと、取り出す気になれません。
 ギターマジシャン様、いらっしゃいませ
レスポールやストラト、テレキャス等、いろいろな色があって、
皆さん、それぞれに好みが違っているのは面白いですね。
まるで、女性の好みが人それぞれのように(笑)

私は、チェリーサンバーストとレモンドロップが一番好きです。

実は、この2005年のレスポール Faded 、この色とレモンドロップの2色の
ラインナップで、購入する時に、こちらにするかレモンドロップにするか、
散々悩んだのを思い出しました。
 
ずっとコメントしようと思いつつ、コメントできないでいました。
それほどレスポールの話題は重い(笑)。

AKIさんのものは以前楽器屋さんでよくみかけたので、よく覚
えています。確かにラッカーやポリウレタンが吹いていないので、
独特の風合いでした。

私も塗装に関してはあまり重視していません。ただ、経年変化を
楽しむためにはラッカーにこだわってはいます。重さはぜんぜん
こだわってはおらず、ただ異様に重い機種だけは勘弁して欲しい
とは考えています。

肝心なのは自分が満足して弾けてるかどうかで、私も所有する2
台のレスポールはどちらも満足して弾いています。きっと多くの
人は自分のレスポールこそが最高、と思っていることでしょう。


安心してまかせられる1台があるのは幸せなことですね。
 keizさん、こんばんわ!
ええ、レスポールは4Kg超と重いですよね、って違うか(笑)

うちの嫁さんにしてみると、Eギターは皆同じに見えるらしく、
かろうじてレスポとストラト、セミアコの3種類が認知できているようです。

自分も含めて、ギター、他の人が気がつかないようなところに
差と満足感を感じているというのは、面白いですよね。
そんなこだわりの男が、私は好きですが。

keizさんも見かけた、私のスタンダード機。つい最近手を入れたので、
今度はそれを書いてみようかなと、今、写真を整理してます。

請う、ご期待!

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