- Date: Mon 21 07 2014
- Category: Guitar
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My Guitar Gently Weeps (13) Gibson Les Paul Standerd 2005

Gibson Les Paul Standerd 2005 (1) 2013.6
いろいろなギターの中でもレスポールが一番好きなのは何度か書きました。
やはり自分のスタンダードとして、納得のレスポールを一本買いたい。洒落る訳ではありませんが、それならスタンダードしかないということで、昔からずいぶんいろいろな機種を弾いてきました。
実は1990年代半ばに、当時のスタンダードを入手したもののネックと音がどうもしっくり来ない。ギブソンのレスポールスタンダードも年代によって、結構異なるのは、ギブソン好きならご存知でしょう。新品で探そうとしたのがかえって仇になったような。
結局、しばらくして処分し、それ以降、時々楽器店に行っては試奏することが続きました。

Gibson Les Paul Standerd 2005 (2) 2013.6
いいギターを探すのに、新品にこだわるのは意味が無いと知ったのもそのころでした。
しかし運が悪いことに、1990年代辺りからギブソンレスポールのオールド(1960-70年代のもの)はぐんぐん値段が上がってきました。1980年代初頭の頃は、新品の方が人気が高くて、その辺りの中古ものはむしろ新品より安かったのに(30万円以下)。
もっともその頃は、そんな高価なものを買える訳もなかったので、当時を振り返っても別に後悔をするようなことはないのですが。(今でも簡単には買えないし!)
そして2005年にやっと見つけたのが、このスタンダード。
写真でわかるように、チェリーサンバースト虎目入りという、よくある色なのですが、最後のポリウレタン仕上げを省略しているため、表面がつや消しになっています。これがいたく気に入ってしまい一目ぼれでした。なんでも Fadedというものらしく、2000年代半ばあたりに作られたシリーズだとか。

Gibson Les Paul Standerd 2005 (3) 2013.6
Manufactured in: Nashville, TN
Body Top: Carved AA maple
Body Back : Mahogany
Neck: Mahogany, Figured trapezoid Inlays
Fingerboard: Rosewood
Peghead Pitch: 17°
Nut Width: 11.0625"
Plating : Nickel
PU: BurstBucker Pros
Color: Heritage Cherry Sunburst
Weight:4.3Kg

Gibson Les Paul Standerd 2005 (4) 2013.6
仕上げが一工程省略されているので、若干定価が安いらしいです。もっとも日本に入ってくるときは、若干の定価の差よりも、為替レートの変動の方がはるかに影響が大きいので、結局、他のレスポールとそれほど変わらなくなってしまうのですが。
工程が省略されている分、音が今一だということもなく、ポリウレタンでコーティングしていないので、かえって鳴りがよくて音にいいという説もありました。が、いろいろ弾いた自分としては、そんな説よりも、年代によるボディやネック、PUの差の方がはるかに大きいというのが結論です。結局、いつごろのスタンダードの音が標準なのか、自分でもよくわかりません。それぞれの時期の音ということかな。
本機の音は、まさにスタンダード。昔のカスタムに比べると、中域が気持ち張っている感じで、自分にとっての原点のような音。ネックもしっかりとしてやや太めだし、木の質も生音もいい感じです。
このギターは、自分の原器としてかなり大切に扱っていて、実はあまり外に連れて行ってあげていない。へそを曲げられると困るので、家の中では時々一緒に遊んでいるのですが。
還暦になったら一緒に外に連れて行こうかな。ただ、よく使っているスタジオオイルフィニッシュは 3.8Kgで、それより0.5Kg重い。
そのころには重さが肩にきて、ライブで弾くのが辛くなっているかも‥‥

Gibson Les Paul Standerd 2005 (5) 2013.6
ブログ仲間の方達が、記事で紹介されている、サンバーストを見ると、
すごく高級感があって、美術品のような色合いが、うらやましいです。
昔は、ブラウンサンバースト(タバコサンバースト)が、格好良く思えたし、
チェリーサンバーストにしても、虎目のものは、ほとんど見かけなくて、
オールドに限られていたのに、今では、普通の木目がないくらいですね。
レスポールは重いから、たまに弾こうとすると、ケースを持ち上げるだけで、
腰がやられそうで、まさに重い腰を上げないと、取り出す気になれません。