紫陽花の吐息
梅雨は春に芽吹いた植物たちが互いに美化粧し豪華な衣装を着飾り自画自賛しあう重要な思春期なんだろう。
互いに嫉妬しあいながら、「奇麗でしょ。見てよ私を」そんな声が聞こえるほど、かくも耳に甘くやさしき言葉で囁く「おとぎ話」の世界。
紫陽花は、青や赤や、紫、その放射グラデーションが彩りを添えて見えるが、今まではほかの花のように最初は単純に賞賛できない気がしていた。
その色の変化がはっきりしないぼんやりとした色合いを感じてしまい、何かもう一つ色彩が信用ならない、インパクトに欠けた妖しげな印象を与えるからである。
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PS・・今日は尼崎市議会選挙がありその帰り道、公園に咲く紫陽花たちに見とれて時間を忘れた。
心が穏やかで幸せがじんわりと溢れてくるような時空に青春と恋心の気持ちが湧き出てきそうな不思議な感覚を鑑みてしまった。・・・・あの頃に戻りたいのです。