タバコを吸わない人には全く関係のない話題(しかも長文!)で恐縮ですが、
今年に入ってから、通常のタバコを止めて、
フィリップ・モリスが昨年の秋に発売を始めたヒートスティック型タバコ「IQOS」を吸うようになりました。
これは、いわゆるこれまでのリキッド形式の電子タバコとは全く違って、マルボロの本物のタバコなんです。
仕組みを非常におおざっぱに言うと、
これまでの紙巻タバコが、火をつけてタバコの葉と紙を燃やして、その煙を吸う形式だとすると、
このIQOSは、電熱で、特殊な処理をしたタバコの葉を加熱して、ニコチン成分だけを吸うという形式になります。
その結果、何がこれまでのタバコと違うかというと、
先ず、タールが無い。臭いが殆どしない。灰が出ない…わけです。
吸った後のフィルターを見ても、全然茶色になりません。
つまり肺の中が黒く汚れないわけです。(もちろん歯の裏側もヤニで黒く汚れることもありません)
また、副流煙も出ないため、喫茶店などでタバコを吸わない人と一緒にいても、その人が被る被害も激減します。
それに火を使わないので、誤ってタバコを落としたり、人に付けてしまっても火傷の心配が皆無というのも利点です。
クルマに乗っている時に吸うには特にバツグンです。
臭いが殆ど無い上、灰が出ないので、車内が汚れません。うっかり車内に落としても安全ですし、同乗者への迷惑度も当然激減です。
吸い始めた最初は「不味い」と感じましたが、10本も吸っていると完全に慣れました。
結局、体が欲しているのはヤニやタールや煙ではなく、ニコチンなんですね。
言わば、吸うニコレットみたいなものです。
ただ難点としては、セット一式を買う初期費用がちょっと高いのと、
今のところ、4種類のマルボロの専用タバコしかないのと、
1本吸い終わったら、次の1本を吸うまで充電で5分弱かかる…というところです。
とは言え、現在、丸一か月、このIQOSだけを吸っていますが、これまでのタバコには戻れなくなりました。
煙と、服や頭にしみつく臭いと、ヤニの汚れがつくことが、もうまったくダメです。
ま、これまでのことを考えると、ホント、人間って自分勝手なものだなぁと、改めて痛感してますが(笑)
