少年ジャンプZIP/RARの違法性から考察…週刊マンガ雑誌の電子書籍化の可能性。
はじめに。
ジャンプNEXT!は既に電子書籍化されてますが、その流れで週刊少年ジャンプも電子書籍化されるのじゃないか?と考えてました。それとは別にアクセス解析を見ていると、検索ワードから推測するだに、作品単位じゃなくてジャンプ一冊がまるまるZIPやらRARでアップロードされているのを知り(ダウンロードしたわけじゃないです)驚愕してました。
そこから考えたことを記事にしてみます。
少年ジャンプZIPの違法性。
…と書くまでもなくガッチガチに違法です。アップするほうも読むほうも著作権侵害の犯罪に関わってますね。現在は親告罪なので「バレなければ大丈夫」状態ですが、もしもTPPに加入して非親告罪化したら状況が変わってくる『かも』しれません。
集英社が公式に行えることは検索結果からの削除をGoogle等々に申請することだと思いますが、編集部の中の人や法務部の人は対策されているのでしょうか?案外、メールとか送ってみたら何か動いたりして…。
ただ事実として…。
ZIP/RARを読んでいる人がいる実情。
はあると思います。何らかの原因でアップロードが遅れたのか、例えば『ジャンプ ZIP 24 ない』というような悲痛な検索されワードがアクセス解析に出てきたりします。ジャンプ読者人口にすれば微々たる数なのでしょうが、習慣的に週刊的にZIPを読んでいる人がいるのだな…と想像できます。
そこから…。
週刊マンガ雑誌の電子書籍化の可能性。
を考えました。ZIPで読んでいる層の内容を細かく想像してみました。実際、良くも悪くも、マンガ雑誌の普及的には文化的に豊かな部分だと思いますが、そもそもインターネットでダウンロードしなくても、ジャンプは買わなくても読める機会は多いです。喫茶店とか、散髪屋さんとか。
それでもダウンロードしている理由などを考えてみると…。
立ち読み派。
の人は先ずいるだろうな…と。実際、ダウンロードできなくなったら、コンビニに行けば良い訳です。ただ、ネットは繋がっても本屋・コンビニまでは遠い…という人は結構あるかも(私はコンビニは歩いて行けますが、本屋までは自転車で30分かかります)。
読みたいけど雑誌は買わない人。
普通の立ち読み派。さらに売り場に行くのが面倒…となるとダウンロードしちゃうかも…?
買いたいけど雑誌は買わない人。
おそらくこれは極小数だと思うのですが、立ち読みとダウンロードの違いは、データとして残る部分です。そのあたりがタチが悪いとも言えますが、所有欲の有無が大きいと思います。
私はジャンプは残しておく派なのですが、普通考えるとマンガ雑誌はかさばるので定期的に廃品回収とかに出すでしょう。
この読みたい、所有欲はあるけど、雑誌は邪魔…というサイレントマジョリティー(かもしれない)部分に週刊少年雑誌の電子書籍化の糸口があるように思えました。
読めない読切がある。
電子書籍化した場合のメリットなど。
基本的にコミックス未収録の読切は雑誌の発売が終わったら読める機会が極端に減ります。最近だと以下の読切が話題になっています。
・
ゆるキャラ伝説くまもんじゃないヤツ物語(うすた京介)ネタバレ注意!面白い…尾田先生に100ページ(笑)バリィさんェ…ジャンプ感想22・23号2014年11aそして、少し前を振り返ると以下の名作はまだコミックス化しておりません。
・
競技ダンス部へようこそ(横田卓馬)の緩やかなドラマ性がとても良いッ!~ジャンプ感想2011年46号①私はジャンプで残してますが、電子書籍化したら「これぞ!」という作品は残しておたら良いでしょうし、販売ライブラリーが整えば昔ジャンプが公式に売れるかもしれない…。
あと、カラーページ等々がカラーでコミックスになるのも稀なので、電子書籍になっていたら、カラーのまま読めるのも良いですね。
ただ、電子書籍化で懸念されるのは…。
販売の問題。
かな?と。既にジャンプは生産、流通、販売まで多くの人が関わっているので、電子書籍になるから、紙の雑誌の印刷数は減らすよ~♪というわけにはいかないですし、また、ジャンプの中の広告的にも発行部数が下がるのはNGに思えます。
解決策?
そこで、一つの解決策として発売日をずらすのはどうかな?と。例えば、電子版は一週遅れで出るとか…。そうすると読み逃した人は買って読めますし、お気に入りの読切やカラーがある人は、雑誌とは別に買うかも…?
実際には難しいかもしれないけど…。
まぁ、読者の選択肢と可能性的には電子書籍化はアリなんじゃないかな?と。極端に発行部数が減らなくて、紙の雑誌は買わないけど所有したいというニーズや、過去の名作読切などのニーズなど、細かなニーズに答えられて、十分な収益になるのであれば、現実になるのじゃないかな…と。既にNEXT!やジャンプLIVEの先行事例があるので、いずれ…。
と、そんなことを考えておりました。ちょっと頑張って書いた内容なので、ツイッターやはてなブックマークとうとうで拡散して貰えれば幸いです。
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簡単にあらましを紹介すると、海外掲示板とか、国内の掲示板で、発売前のジャンプの内容がリークしていることは多々あったのですが、ネタバレという形でマンガの全文書き起こしが行われていたのですが、それに対して業界大手の某社から警告がきた…
ジャンプ漫画全文ネタバレ掲載(ナルトなど)は著作権侵害なのか?翻案権の侵害じゃないか?と考えた。
おわりに。
この記事を書く前に肩慣らし的に書いてみました。
・
くまもんじゃないヤツ物語ZIPはない!ジャンプ読切電子書籍配信の新たな可能性。 - 団劇スデメキルヤ伝外超まぁ、マンガの違法ZIPアップロードは私は否定的な立場ですが、それすらない読切を読みたい場合に国会図書館などに出かけないといけないことを考えると…読める方法は公式に整備したほうが良いと思えますね。
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