くろ‐かみ【黒髪】
くろかみ【黒髪】
読み方:くろかみ
長唄・地歌の曲名。初世桜田治助作詞、初世杵屋佐吉(きねやさきち)(地歌としては湖出(こいで)市十郎)作曲。天明4年(1784)江戸中村座初演の歌舞伎狂言「大商蛭小島(おおあきないひるがこじま)」で、伊東祐親(いとうすけちか)の娘辰姫が恋しい頼朝を政子に譲ったあと、ひとり髪をすきながら嫉妬(しっと)に身を焦がす場面に用いられた。
近松秋江の小説。大正11年(1922)発表。遊女に金を貢ぎ続ける男の妄執を描く。同年発表の続編に「狂乱」「霜凍る宵」がある。
こく‐はつ【黒髪】
黒髪
黒髪
作者近松秋江
収載図書近松秋江全集 第1巻
出版社八木書店
刊行年月1992.4
収載図書近松秋江全集 第4巻
出版社八木書店
刊行年月1992.12
収載図書黒髪・別れたる妻に送る手紙
出版社講談社
刊行年月1997.6
シリーズ名講談社文芸文庫
黒髪―いろは姫剃髪
黒髪
作者鈴木三重吉
収載図書日本掌編小説秀作選 下 花・暦篇
出版社光文社
刊行年月1987.12
シリーズ名光文社文庫
収載図書千鳥 他四篇
出版社岩波書店
刊行年月1993.9
シリーズ名岩波文庫
収載図書脳を鍛える大人の名作読本 7 杜子春・旅情の海
出版社くもん出版
刊行年月2005.2
黒髪
作者泉鏡花
収載図書鏡花全集 巻17 小説
出版社岩波書店
刊行年月1988.1
収載図書新編 泉鏡花集 第10巻 東北
出版社岩波書店
刊行年月2004.4
黒髪
作者連城三紀彦
収載図書ミステリー傑作選 18 花には水、死者には愛
出版社講談社
刊行年月1988.4
シリーズ名講談社文庫
黒髪
黒髪
黒髪
黒髪
黒髪
黒髪
姓 | 読み方 |
---|---|
黒髪 | くろかみ |
黒髪
黒髪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 07:23 UTC 版)
「怪談 (1965年の映画)」の記事における「黒髪」の解説
昔の京都。貧しかった武士の男は、妻を捨てて遠い任地に向かい、良い家柄の娘と結婚する。しかし、その娘はわがままで冷酷な女だった。男はいつも前の妻のことを思い出し、自分の身勝手さを反省した。やがて任期を終えて京にもどった男は妻のいる家に向かうが、そこには機織をしている妻の姿があった。男はそれまでの自分を詫び、妻をいたわり、一夜を共にするが、夜が明け男が目を覚ますと、横に長い黒髪があった。それは妻の髑髏の頭から生えていた。
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