陸軍武官
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寺内正毅 1882年(明治15年)に駐仏公使館付武官としてフランスに留学する。後に元帥陸軍大将・内閣総理大臣。 神尾光臣 明治25年4月28日に清国公使館附。後に陸軍大将。 大迫尚道(陸士旧2期) 明治24年12月-明治26年7月の間、ドイツ公使館付(砲兵少佐)。後に陸軍大将。 柴五郎(陸士旧3期) 1900年(明治33年)に駐清公使館付武官(陸軍中佐)となる。義和団の乱時の北京駐在武官で公使館篭城戦を指導する。後に陸軍大将。 明石元二郎(陸士旧6期) 日露戦争直前の1902年(明治35年)にロシア公使館付武官となる。駐仏公使館付武官も経験する。後に陸軍大将。 宇都宮太郎(陸士旧7期) 明治34年1月-明治39年にイギリス大使館附武官(現地へ少佐で赴任し中佐を経て大佐まで昇任した)。後に陸軍大将。 山梨半造(陸士旧8期) 駐墺公使館付武官を経て駐独大使館付武官となる。後に陸軍大将。 久松定謨(陸士旧11期相当) 明治35年8月にフランス公使館附武官代理(大尉)、同年9月に同武官心得(大尉)、明治36年11月から明治39年まで駐在武官(少佐)。最終階級は陸軍中将。 伊地知幸介(陸士2期) 駐英公使館附。明治33年に参謀本部第一部長になる。最終階級は陸軍中将。 渡辺錠太郎(陸士8期) 1907年(明治40年)にドイツ駐在(陸軍大尉)。1909年(明治42年)に駐独大使館付武官補佐官(陸軍少佐)。1917年(大正6年)に駐蘭大使館付武官(陸軍大佐)となる。後に陸軍大将。 本庄繁(陸士9期) 大正14年5月支那在勤帝国公使館附陸軍武官(陸軍少将)。後に陸軍大将。 松井石根(陸士9期恩賜・陸大19期恩賜) 駐清公使館付武官となって以降、支那畑を歩む。後に陸軍大将。 香椎浩平(陸士12期・陸大21期) 1921年(大正10年)に駐独大使館付武官兼駐スウェーデン公使館付武官となる。後に陸軍中将。 杉山元(陸士12期) 1915年にインド駐在武官になる。後に元帥陸軍大将。 畑俊六(陸士12期・陸大22期) 駐独大使館付武官補佐官となる。後に元帥陸軍大将。 梅津美治郎(陸士15期首席・陸大23期首席) 1933年(昭和8年)11月1日に駐スイス公使館付武官となる。太平洋戦争の降伏文書調印式に、大本営全権として重光葵と共に出席。 磯谷廉介(陸士16期) 昭和10年に参謀本部第二部長から駐華大使館付武官(陸軍少将)になる。 板垣征四郎(陸士16期・陸大28期) 駐華武官補佐官。駐満大使館付武官兼関東軍参謀副長。後に陸軍大将。 岡村寧次(陸士16期) 昭和8年2月から満州帝国駐箚陸軍武官。後に陸軍大将。 小畑敏四郎(陸士16期) 駐ソ大使館付武官。後に陸軍中将。 藤田進(陸士16期) フランス・チリ駐在を経て、大正10年4月20日に駐チリ公使館附武官となる。大正11年12月28日帰国。後に陸軍中将。 永田鉄山(陸士16期首席・陸大23期恩賜) 1920年(大正9年)に駐スイス武官となる。 前田利為(陸士17期・陸大23期恩賜) 1927年(昭和2年)7月26日-1930年(昭和5年)8月1日に駐英大使館附武官となる。後に陸軍大将。 東條英機(陸士17期・陸大27期) 1919年(大正8年)8月に駐スイス武官となる。後に陸軍大将、内閣総理大臣。 大島浩(陸士18期恩賜・陸大27期) 駐墺・駐ハンガリー陸軍武官を経験する。駐独陸軍武官となっている間に、陸軍大佐から陸軍中将まで昇進する。後に駐独大使になる。 山下奉文(陸士18期・陸大28期恩賜) 駐スイス公使館付武官補佐官を経験する。1927年(昭和2年)に駐墺大使館兼駐ハンガリー公使館付武官(陸軍中佐)となる。後に陸軍大将。マニラ軍事裁判にて戦犯とされ刑死。 今村均(陸士19期) 1918年10月-駐在武官補としてイギリスに派遣(大尉)、1927年4月-駐在武官としてインドに派遣。後に陸軍大将。 熊谷敬一(陸士19期) 大正11年12月12日-大正13年10月14日駐米大使館付武官補佐官(陸軍歩兵大尉)。後に陸軍中将。 田中静壱(陸士19期) 駐米陸軍武官。後に陸軍大将。 石原莞爾(陸士21期・陸大30期恩賜) 1938年(昭和13年)に駐満大使館付陸軍武官となる。後に陸軍中将。 樋口季一郎(陸士21期・陸大30期) 駐ポーランド陸軍武官。この時代に欧州におけるユダヤ人の処遇を見聞したことが後に迫害されていたユダヤ人保護へとつながる。最終階級は陸軍中将。 鈴木貞一(陸士22期) 駐支那公使館付武官補佐官。後に陸軍中将、企画院総裁、貴族院議員。 橋本欣五郎(陸士23期) 駐トルコ公使館付武官となる。後に陸軍砲兵大佐で予備役編入。 河辺虎四郎(陸士24期・陸大33期恩賜) 1932年(昭和7年)に駐ソ大使館付武官となる。 櫛淵鍹一(陸士24期) 大正14年9月-イギリス駐在を命ぜられる(騎兵大尉)。昭和3年3月-12月にイギリス大使館附武官補佐官(騎兵少佐)。 酒井康(陸士24期) 昭和6年1月9日-駐伊大使館附陸軍武官。最終階級は陸軍中将。 井上靖(陸士26期) 昭和4年4月12日-同年12月中華民国在勤帝国大使館附武官補佐官。中国通で後に興亜院華北連絡部次長ともなる。最終階級は陸軍少将。 栗林忠道(陸士26期) 1927年(昭和2年)駐米大使館付武官補佐官(陸軍騎兵大尉)としてワシントンに駐在。1931年-8月カナダ公使館付武官(陸軍騎兵少佐)となる。後に硫黄島の戦いにて戦死。陸軍大将となる。 有末精三(陸士29期恩賜・陸大36期恩賜) 駐伊武官となる。最終階級は陸軍中将。 本間雅晴(陸士19期・陸大27期恩賜) 駐英武官となる。最終階級は陸軍中将。マニラ軍事裁判にて刑死。 今井武夫(陸士30期) 1935年(昭和10年)12月 中華民国在勤帝國大使館付武官補佐官(北平)。1944年(昭和19年)9月 中華民国在勤帝國大使館付武官(南京)。最終階級は陸軍少将。 小野寺信(陸士31期) 1940年(昭和15年)11月に駐スウェーデン公使館付武官となる。後に、ナチス・ドイツのヴァルター・シェレンベルク親衛隊少将とともにスウェーデン王室との間で和平工作を行うも、失敗に終わる。階級は陸軍少将。
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