逆輸入
日本メーカーの海外工場で生産されたクルマを輸入することを逆輸入という。1988年に、本田がアメリカ工場製のアコードクーぺを為替レートの円高ドル安を背景に輸入したのが最初。日本では手に入らないモデルであり、左ハンドルという付加価値もあって、予想以上の好評だった。その後、日本向けは右ハンドルにという行政指導があったが、一時期は輸入車の年間ベストセラーになったこともある。日本メーカーの海外生産が増加してからは、現地生産車を最初から日本向けに逆輸入することもある。
逆輸入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/06 20:24 UTC 版)
「逆輸入」はこの項目へ転送されています。椎名林檎のアルバムについては「逆輸入 〜港湾局〜」をご覧ください。 主に(1)の生産国から一度他国に輸出された製品が再び生産国に輸入されるケースをいうが、(2)の自国発祥の商品が外国から入ってくる場合や、(3)の自国ブランドの海外生産品について使用されている場合もある。 ある国の製品が、他国に輸出された直後に元の製造国へ輸入されること。自主規制回避など、国内未発売商品を求めて。あるいは特定の商品が本国で品薄になり、逆輸入される場合も。特に日本のポップスは、台湾や中国などで日本の市場よりも安く売られている音楽CDなどを逆輸入することにより、日本市場の半額程度で購入出来た。しかし2005年に文化庁が逆輸入CDの還流防止措置を取り、日本で発売されてから4年経過しないと逆輸入CDが販売出来ないようになった。 ある国原産の商品が他国のブランドで生産され、それが輸入されること(例:ドイツ原産のラガービールだがアメリカの企業が現地ブランドで生産、それがドイツに輸入された)。 企業が子会社などの現地法人を他の国に設立するか現地企業に生産を委託(OEM)し、そこで生産した商品を輸入すること(例:日本の電機メーカーが東南アジア等の新興国に子会社を作り現地工場で日本の電機メーカーブランドのテレビ受像機を生産し、生産したテレビ受像機を日本に輸入して販売する)。一般的には単に海外生産と呼ばれる。1990年代以降の家庭用電気機械器具の多くはこの形態が取られている。自動車(四輪車・二輪車)にもこのような車種がある。 二国間における市場間の差異が原因となる例も少なくない。
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