菩薩とは? わかりやすく解説

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ぼ‐さつ【××薩】

読み方:ぼさつ

《(梵)bodhisattvaの音写菩提薩埵(ぼだいさった)」の略。悟り求める人の意》仏語

仏の位の次にあり、悟り求め衆生を救うために多く修行重ねる者。文殊(もんじゅ)・観音弥勒(みろく)・勢至(せいし)・普賢(ふげん)など。元来釈迦前生時代の称で、大乗仏教がおこると、将来仏になる者の意で用いられるようになった

昔、朝廷から高徳の僧に賜った称号。「行基(ぎょうき)—」

本地垂迹(ほんじすいじゃく)説により、日本の神につけた尊号。「八幡大—」


菩薩

読み方:ボサツ(bosatsu)

仏陀となるため修業するもの


菩薩

作者佐藤洋二郎

収載図書河口
出版社小学館
刊行年月1999.4
シリーズ名小学館文庫


菩薩

作者宇江佐真理

収載図書深川にゃんにゃん横丁
出版社新潮社
刊行年月2008.9


菩薩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/09 06:26 UTC 版)

菩薩(ぼさつ)とは、ボーディ・サットヴァ: बोधिसत्त्व, bodhisattva, : bodhisatta)の音写である菩提薩埵(ぼだいさった)の略であり[1][注釈 1]仏教において一般的には菩提(bodhi, 悟り)を求める衆生(薩埵, sattva)を意味する[1]。仏教では、声聞縁覚とともに声聞と縁覚に続く修行段階を指し示す名辞として用いられた[2][3]




「菩薩」の続きの解説一覧

菩薩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 03:47 UTC 版)

「仏像」記事における「菩薩」の解説

菩薩(ぼさつ)とは、成仏求め如来になろうとして修行を積む人の意味である。 一般的な姿は上半身に条帛(じょうはく)を纏って、下半身に裳を着け天衣(てんね)を両肩から垂れ下げている。髻を結い上げ宝冠頂き、また瓔珞ようらく)、耳璫(じとう)、腕釧(わんせん)、臂釧(ひせん)、足釧(そくせん)などの装飾品をしている。地蔵菩薩だけは頭を丸めて宝冠もつけず、僧の姿で表される如来のような印は結ばずそれぞれ持物(じもつ・じぶつ)を持っている弥勒菩薩除き多く立像として表される観音菩薩 観音菩薩は、宝冠化仏(けぶつ)を付けているのが特徴である。手に水瓶すいびょう)又は蓮華持っていることが多い。 そのうち通常の一面二臂(「臂」(ひ)は手の意)の観音像聖観音という。 これに対し密教影響の下に作られたのが、多面多臂の(顔や手の数が多い変化観音である。十一面観音は、頭上東西南北向いた10の面を有し、本面と合わせて11面となる。全ての方角見てあらゆる人を救済してくれることを意味する千手観音は、千本の手有しそれぞれの手に1眼があり、千の手と千の眼で人々救済してくれることを意味する。像としては、四十二手千手を表すことが多くそれぞれの手に持物有する十一面を有することが多い。馬頭観音は、忿怒表情をし、頭頂に馬の頭を有する不空羂索観音は、手に羂索けんじゃく、人の悩みとらえて救済するための縄)を持ち、三眼である(額に、縦に第3の目を持つ)。如意輪観音は、「如意宝珠」と「法輪」を持つ。左脚を折り曲げ右脚片膝にして両足裏を付けた輪王座という独特の座り方をしており、右肘をついて頬に手を当てている。六臂のものが多い。准胝観音は、インド仏母とされていたもの密教と共に日本来て観音となったものであり、三目十八臂のものが多い。 聖観音と以上の6体の変化観音併せて七観音という。 地蔵菩薩 地蔵菩薩は、釈迦如来入滅した後の六道世界において、弥勒菩薩如来となって現れるまでの間、全ての世界現れ人々を救う菩薩である。 普賢菩薩 普賢菩薩は、文殊菩薩とともに釈迦如来脇侍となるが、独尊でも信仰される。仏の行を象徴する菩薩である。法華経信じる者のところに6つの牙を持つ白象乗った普賢菩薩現れる信じられており、法華経女性往生できることを明言していることから、平安時代貴族女性の間で信仰集めた独尊場合は、白象の上乗っていることが多い。 文殊菩薩 文殊菩薩は、釈迦賢弟であり、実在人物であるとされる普賢菩薩とともに釈迦如来脇侍となるが、独尊でも信仰される。仏の智恵象徴し学業祈願信仰受けた。 青い獅子の上乗っていることが多く右手経巻きょうかん)、左手に剣を持っていることが多い。 弥勒菩薩 弥勒菩薩は、既に修行終えたものの、現在は兜率天とどまっており、釈迦の入滅から56億7千万年後の未来如来弥勒如来となって現れ全ての人々救済するとされている。 広隆寺弥勒菩薩のような弥勒菩薩半跏思惟像は、飛鳥時代・奈良時代多く作られた(広隆寺の像は渡来仏説日本国内製作説がある)。ただし半跏思惟像弥勒菩薩とは限らない平安時代になると、塔が弥勒菩薩象徴とされるようになり、結跏趺坐し、定印を結ぶ手に小塔を置くなどの像が作られた。

※この「菩薩」の解説は、「仏像」の解説の一部です。
「菩薩」を含む「仏像」の記事については、「仏像」の概要を参照ください。

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菩薩

出典:『Wiktionary』 (2021/06/29 10:18 UTC 版)

この単語漢字

人名
さつ
人名
慣用音 漢音

語源

サンスクリットボーディーサットヴァ(बोधिसत्त्व, bodhisattva;bodhi覚り悟り」+sattva「生者」)を音写したしたもの新訳経典では菩提薩埵用いられている。

発音

名詞

菩薩 (ぼさつ)

  1. 仏教において、如来仏陀)に次ぐ存在
    1. 成仏求め修行する存在弥勒菩薩等。
    2. 仏陀補助し衆生救い利益与え存在観世音菩薩観音)、文殊菩薩地蔵菩薩
    3. 初期大乗仏教における、特にインド学僧尊称龍樹菩薩世親菩薩等。
  2. 日本において、朝廷高僧与えた
  3. 日本における神の尊号八幡大菩薩

翻訳

成語


「菩薩」の例文・使い方・用例・文例

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