粗糖(そとう)
精製糖の原料に供される原料糖のことです。我が国での精製糖の原料に供される粗糖はすべて甘しゃ糖で主として、台湾、キューバ、オーストラリア、タイ、カタール、ブラジル及びフィリピンから輸入されるもの及び沖縄、鹿児島県産の物である甘しゃ糖を原料とする粗糖は、さとうきびの茎中に含まれている汁液を精糖液とした後、多重効用缶を用いて濃縮し、真空結晶缶で結晶させ、糖みつを分離して製造します。粗糖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 04:34 UTC 版)
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粗糖(そとう、英: Raw sugar)とは、砂糖(含蜜糖)の一種で精製糖の原料。サトウキビを原料とする場合に析出され、別名原料糖とも呼ばれる。
概要
製法は途中まで黒砂糖と同じであるが、サトウキビの絞り汁を下処理した後に結晶させ、遠心分離機を用いて糖蜜(=モラセス)をある程度分離し、残った結晶が粗糖となる。[1][2]
粗糖は一般的な砂糖を作る時の原料として用いられており、後に精製を受けて様々な種類の砂糖となる。この事から粗糖は世界的に流通されており、商品先物取引の対象にもなっている。
粗糖の結晶は用途により様々な大きさをしているが、主に運搬用として作られる結晶の大きなものは、そのまま赤ザラメとしても流通している。なお結晶の細かいものは赤砂糖やブラウンシュガーという名称で、中双糖や三温糖に似た調味料として販売されているが、粗糖の中には分離しきっていない糖蜜が残っているため、独特の風味やコクが強めなことから、黒砂糖に似たものとして料理に用いたほうが良い。
なおテンサイについては糖分を高度に精製する必要があることから、普通は粗糖を経ないで直接精製されるが、中にはあえてビートシロップから粗糖を作り自然食品として販売している企業もある。
日本国内の粗糖に類似する一般流通商品名
関連項目
脚注
- ^ “第1回 特集「砂糖の原点 原料糖(粗糖)について」”. 山口製糖株式会社. 2022年6月8日閲覧。
- ^ “白い砂糖の真実、そして三温糖との関係|農畜産業振興機構”. 農畜産業振興機構. 2022年6月8日閲覧。
「粗糖」の例文・使い方・用例・文例
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