移動履歴
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「JR東日本209系電車」の記事における「移動履歴」の解説
この番台区分は本系列の中では、貸出や転配が多い。 クハ209-501 - 512以下12編成120両は新製当初より長らく中央・総武緩行線で運用されてきたが、クハ209-513 - 517以下の5編成50両は、編成ごとで異なる時期にさまざまな貸出・転配がなされ、頻繁に帯色が変更されている。 この番台区分の車体帯色は、2010年(平成22年)12月時点で存在しないものを含めると、黄色(黄1号)・カナリアイエロー(黄5号)・スカイブルー・ワインレッド(赤14号)・「オレンジ+茶」の5種がある。 以下その詳細について述べる。 概要 ■中央・総武緩行線…「中央総武」と略記。色は黄1号とするが、例外的に黄5号の車両も存在した(詳細後述)。 ■京浜東北線・根岸線…「京浜東北」と略記。色は青24号。 ■京葉線…「京葉」と略記。色は赤14号。 ■■武蔵野線…「武蔵野」と略記。色はオレンジと茶色。 2018 - 現在 クハ209-501 - 505以下5編成 ■中央総武(黄1号)ラシ51 - 55編成→ミツ501 - 505編成 3500番台に改造 2018 - 現在 クハ209-506 - 509以下4編成 ■中央総武(黄1号)ラシ56 - 59編成→ミツ506 - 509編成 ■■武蔵野ケヨM81 - 84編成 2019 - 現在 クハ209-510 - 512以下3編成 ■中央総武(黄1号)ラシ60 - 62編成→ミツ510 - 512編成 ■■武蔵野ケヨM75 - 77編成 2008 - 2010 2010 - 現在 クハ209-513以下の編成 ■中央総武(黄1号)ラシ63編成→ミツ513編成 ■京浜東北ウラ82編成 ■京葉ケヨ31編成 ■■武蔵野ケヨM71編成 2008 - 2011 2011 - 現在 クハ209-514以下の編成 ■中央総武(黄1号)ラシ64編成→ミツ514編成 ■京浜東北ウラ83編成 ■京葉ケヨ32編成 ■■武蔵野ケヨM72編成 - 2005 2005 - 2006 2008 - 2010 2010 - 現在 クハ209-515以下の編成 ■中央総武(黄1号)ラシ65編成→ミツ515編成 ■京浜東北 ■中央総武(黄5号)ミツ515編成 ■京浜東北ウラ84編成 ■京葉ケヨ33編成 ■■武蔵野ケヨM73編成 -2000 2000 - 2009 2009 - 2017 2018 - 現在 クハ209-516以下の編成 ■中央総武(黄1号)ラシ66編成 ■京浜東北ウラ80編成 ■中央総武(黄5号)ミツ516編成 ■■武蔵野ケヨM74編成 -2000 2000 - 2008 2008 - 現在 クハ209-517以下の編成 ■中央総武(黄1号)ラシ67編成 ■京浜東北ウラ81編成 ■京葉ケヨ34編成 本番台は当初習志野電車区に集中投入され、中央・総武緩行線で営業運転に就いていた。ただし、2次車最終となる2編成(クハ209-516,517以下2編成、ラシ66,67編成 → ウラ80,81編成)は製造当初から京浜東北線・根岸線への転属を考慮しており、D-ATC装置の搭載準備工事や乗務員室に各種準備工事を施工していた 。 そして、これら2編成は2000年(平成12年)11月に京浜東北・根岸線用のD-ATC化改造に伴う予備車確保用として習志野電車区から浦和電車区に転出し、その代替として習志野電車区にE231系が投入された。転属の際にはD-ATC装置の搭載とラインカラー帯変更、ATS-P装置の撤去などが実施され、2001年(平成13年)1月5日から京浜東北線・根岸線での営業運転を開始している。その後、この2編成はD-ATC化完了後の2004年3月ダイヤ改正時の列車増発用として使用されることに変更された 。 2003年(平成15年)12月には習志野電車区の廃止に伴い、この時当区に所属していた千ラシ51 - 65編成(クハ209-501 - 515以下15編成)は三鷹電車区(現・三鷹車両センター)へ転属となり、ミツ501 - 515編成となった。 2003年(平成15年)5月からは浦和電車区の209系0番台に車体保全(走行距離240万km毎に実施する定期検査)が開始され、この検査は入場期間が長いことや入場が続き予備車の確保が難しいこともあることから、2005年(平成17年)10月から2006年(平成18年)3月にかけてミツ515編成を一時的に浦和区へ貸し出し、中央・総武緩行線と京浜東北線・根岸線との共通予備車として運用した。当編成は2006年(平成18年)3月に三鷹電車区へ返却されたが、その時の帯色は103系などと同じ■黄5号(他の500番台車両は■黄1号)であった。 さらに2006年(平成18年)10月から翌2007年(平成19年)3月にかけて、浦和電車区に所属していた209系試作車(209系900・910・920番台)置き換えのため、3編成(ミツ513 - 515編成→ウラ82 - 84編成 クハ209-513 - 515以下3編成)が同区に転出した。代替として三鷹車両センター(当時の三鷹電車区)にE231系3本が追加投入された。これはミツ515編成にとって二度目の浦和区への転配であった。 その後、2008年(平成20年)7月から12月にかけて、京浜東北線・根岸線へのE233系1000番台投入に伴い、ウラ81 - 84編成(クハ209-517,513 - 515以下4編成)は浦和電車区から京葉車両センターへ転出した。これらは京葉線用として2008年(平成20年)12月1日以降順次営業運転を開始し、同線の201系の非分割編成を置き換えた。 当初の計画では京浜東北線・根岸線用の本番台は全5編成が京葉線に転属することが決まっており、そのうち4編成は予定通り京葉線用に転属した 。しかし、山手線においてホームドアを導入することが決定しており、同線のE231系500番台の6扉車(サハE230形500番台)を廃車にするために新津車両製作所において代替用4扉付随車(サハE231形600番台・4600番台)の製造を開始した。その際、三鷹車両センター所属のE231系0番台1編成(B27編成)が東京総合車両センターに転属の上、この代替用4扉付随車の配給輸送用として使用されることになった。 このため、将来の京葉線列車増発用として転属を予定していたウラ80編成(クハ209-516以下1編成)は変更により、前述したE231系0番台B27編成が転出した分の補填用として2009年(平成21年)12月に三鷹車両センターに転属させた。 京葉車両センターに配置された京葉線用10両編成4本のうち3本は、同線へのE233系投入に伴い、順次、サハ2両を廃車して武蔵野線に転用され、2010年(平成22年)12月4日のダイヤ改正より武蔵野線での営業運転を開始した。余剰となったサハ6両(3編成分)は2010年(平成22年)9月から2011年(平成23年)1月にかけて順次廃車となった。 2017年11月から2019年6月にかけて、中央・総武緩行線へのE231系500番台転入に伴い、三鷹車両センターから転出した。 ミツ501編成:2017年11月に6両を廃車の上、2018年1月に3500番台4両編成へ改造し、川越車両センターに転属。 ミツ502編成:2017年11月に6両を廃車の上、2018年3月に3500番台4両編成へ改造し、川越車両センターに転属。 ミツ503編成:2018年3月に6両を廃車の上、2018年6月に3500番台4両編成へ改造し、川越車両センターに転属。 ミツ504編成:2018年4月に6両を廃車の上、2018年7月に3500番台4両編成へ改造し、川越車両センターに転属。 ミツ505編成:2018年6月に6両を廃車の上、2018年9月に3500番台4両編成へ改造し、川越車両センターに転属。 ミツ506編成:2018年4月に2両を廃車の上、2018年5月に京葉車両センターへ転属(M81編成)。 ミツ507編成:2018年6月に2両を廃車の上、2018年8月に京葉車両センターへ転属(M82編成)。 ミツ508編成:2018年10月に2両を廃車の上、2018年12月に京葉車両センターへ転属(M84編成)。 ミツ509編成:2018年8月に2両を廃車の上、2018年10月に京葉車両センターへ転属(M83編成)。 ミツ510編成:2019年2月に2両を廃車の上、2019年4月に京葉車両センターへ転属(M76編成)。 ミツ511編成:2019年4月に2両を廃車の上、2019年6月に京葉車両センターへ転属(M77編成)。 ミツ512編成:2018年12月に2両を廃車の上、2019年3月に京葉車両センターへ転属(M75編成)。 ミツ516編成:2018年2月に2両を廃車の上、2018年3月に京葉車両センターへ転属(M74編成)。
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