ぜん‐しゅう【禅宗】
禅宗
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禅宗(ぜんしゅう, Zen Buddhism)は、中国において発達した、禅那(ぜんな)に至る真の教えを説くとする大乗仏教の一宗派。南インド出身で中国に渡った達磨僧(ボーディダルマ)を祖とし、坐禅(座禅)を基本的な修行形態とする。ただし、坐禅そのものは古くから仏教の基本的実践の重要な徳目であり、坐禅を中心に行う仏教集団が「禅宗」と呼称され始めたのは、中国の唐代末期からである。こうして宗派として確立されると、その起源を求める声が高まり、遡って初祖とされたのが達磨である。それ故、歴史上の達磨による、直接的な著作は存在が認められていない。伝承上の達磨のもたらしたとする禅は、部派仏教における禅とは異なり、了義[注釈 1]大乗の禅である。
- 1 禅宗とは
- 2 禅宗の概要
禅宗
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 16:00 UTC 版)
詳細は「禅宗」を参照 禅(日本ではゼン、中国ではChanという)は道教に深く影響を受けた大乗仏教の一形態であり 、意識、瞑想、および直接体験を強調する。禅宗は、言語と教義的主張の限界、すなわち文献解釈学に関する決定的視点を与える。座位での瞑想である坐禅は中心的慣習である。禅宗は直接的意思疎通を理由に教典研究を非難し、師弟関係を重視する。理想的指導者は説話の中で名士となっている。教えの系統は、正統教義のテストとの比較よりも重要であると考えられている[訳語疑問点]。公案と呼ばれる対話と説話は禅宗独特の特徴である。公案はしばしば、逆説的で無意味に思われるが、それらは、弟子の視点や意識を変化させるための伝達手段として展開される
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「禅宗」の例文・使い方・用例・文例
- 禅宗
- 禅宗坊主は精進料理で達者だ
- あれは代表的禅宗坊主だ
- 禅宗坊主は精進料理を食って健康でいる
- 禅宗の教義の信奉者
- 禅宗や浄土宗で,一寺をもたず師僧のもとで学問修業している僧
- 禅宗において,大衆に食事を大声で知らせる役
- 禅宗でにおいて,大衆に食事を大声で知らせる役の僧
- 禅宗の修行の際に導師が発する掛け声
- 鎌倉時代に禅宗とともに宋から伝来した仏寺の建築様式
- 禅宗において,監寺という役職
- 禅宗において,監寺という役職にある人
- 禅宗において,仏祖の教えを言語によらず心から心へ伝えること
- 禅宗において,身に備わる仏としての本性を見きわめること
- 自己の本性を見極めて悟りを得るという禅宗の教義
- 外記という,禅宗の僧職
- 禅宗の最高の寺格をもつ五つの寺
- 中国で,禅宗の五つの流派
- 禅宗で,他寺を隠退して本寺に住んでいる長老
- 禅宗で,住職以外の長老の僧侶
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