曹洞宗とは? わかりやすく解説

そうとう‐しゅう〔サウトウ‐〕【曹洞宗】

読み方:そうとうしゅう

禅宗一派鎌倉時代道元入宋して伝えた福井県永平寺神奈川県総持寺とを大本山とする。名は、中国大成した洞山良价弟子の曹山本寂によるといい、また禅宗六祖慧能(えのう)が説法した曹渓と洞山良价活躍した洞山によるともいう。


曹洞宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/22 13:59 UTC 版)

曹洞宗(そうとうしゅう)は、中国禅宗五家(曹洞、臨済潙仰雲門法眼)の1つで、中国禅宗の祖である達磨(5世紀後半 - 6世紀前半)から数えて6代目の南宗禅の祖・曹渓宝林寺の慧能(638年 - 713年)の弟子の1人である青原行思(? - 740年)から、石頭希遷(700年 - 790年、石頭宗)、薬山惟儼(745年 - 828年)、雲巌曇晟(782年 - 841年)と4代下った洞山良价(807年 - 869年)によって創宗された。




「曹洞宗」の続きの解説一覧

曹洞宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 22:44 UTC 版)

「禅」の記事における「曹洞宗」の解説

詳細は「中国における曹洞宗」を参照 晩唐洞山良价を祖とする。良价、曹山本寂の系統は、五代十国荊南南唐に宗勢を張ったが、全体的に余り宗勢は振るわなかった。本寂門下の曹山慧雲居道膺門下同安道丕、疎山匡仁門下護国守澄、青林師虔門下石門献蘊らの活躍見られる程度である。 北宋代になっても、余り宗勢は振るわなかったが、投子義青が出て中興果たした。その宗風は、芙蓉、丹子淳に継承された。道は、徽宗皇帝からの紫衣師号下賜拒絶して淄州山東省)に流罪となり、災い転じて福となり、それが華北に曹洞宗が拡大する契機となった南宋代には、子淳の下から宏智正覚真歇清了出て、「黙照禅」と呼ばれる宗風維持したが、その宗勢は、臨済宗には遠く及ばなかった。なお、清了門下天童如浄が、入宋した道元の師である。正覚門下からは、『六牛図』を著した自得慧暉が出た。慧暉の系統が、その後の曹洞宗を支えることとなった河北教勢張った鹿門自覚系統からは、金代になって万松行秀出現し大い教化振るうこととなる。行秀は、林泉従倫や雪庭福裕耶律楚材らの多く優れた門弟子育て章宗尊崇受けた。福裕は、元朝において、道教全真教道士志常と論争して勝利を収め嵩山少林寺住して教勢張った以後少林寺は、華北における曹洞宗の本拠となり、明の後半には、「曹洞正宗」を名乗ることとなった。 元の高峰原妙は、その特色を、「細密」という言葉表現している。

※この「曹洞宗」の解説は、「禅」の解説の一部です。
「曹洞宗」を含む「禅」の記事については、「禅」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「曹洞宗」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「曹洞宗」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「曹洞宗」の関連用語


2
曹洞 デジタル大辞泉
100% |||||


4
曹洞禅 デジタル大辞泉
100% |||||



7
92% |||||

8
92% |||||



曹洞宗のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



曹洞宗のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの曹洞宗 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの禅 (改訂履歴)、国師 (改訂履歴)、戒名 (改訂履歴)、大師 (僧) (改訂履歴)、鎌倉文化 (改訂履歴)、禅師 (改訂履歴)、白山信仰 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS