おさ〔をさ〕【訳=語/通=事】
やく‐ご【訳語】
訳語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/30 06:00 UTC 版)
訳語には2つの意味があり、これを「おさ」と読む場合は古代日本における通訳のこと。これは通事とも表記された。 「ヲサ」という音はおそらく古代朝鮮語。これを「やくご」と読む場合は、翻訳された語という意味で、翻訳前の言葉に対する翻訳後の言葉のこと。現代では後者の意味で使うことが多いが、当項目では前者について解説する。
- ^ 宝亀年間の請学生であった伊与部家守は漢語(中国語)に堪能であったが、その学を受け継いだ息子の善道真貞は大学博士にまで昇ったものの、語学が全く駄目で四声も理解できなかったと酷評されている(『日本紀略』延暦19年10月庚辰条・『続日本後紀』承和12年2月丁酉条)。
- ^ ただし、唐に日本語の訳語がいた可能性もある。五代から北宋にかけての人物である陶穀が記した『清異録』によれば、唐の建中年間(日本の宝亀年間)の日本使(遣唐使)の1人であった真人興能(布施清直と推定されている)の書の見事さに訳者が彼の書を譲って貰った故事を載せている。前後のやりとりからこの訳者が唐側の訳語であった可能性が高い(榎本、2008年、P162)。
- 1 訳語とは
- 2 訳語の概要
訳語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 04:25 UTC 版)
日本語の「美学」は、中江兆民がフランスのウジェーヌ・ヴェロン(フランス語版)の著作(1878年)を訳して『維氏美学』(上 1883年11月、下 1884年3月)と邦題を付けたことによる。日本の高等教育機関における美学教育の嚆矢は東京美術学校および東京大学におけるフェノロサのヘーゲル美学を中心とした講義、森林太郎(森鷗外)による東京大学におけるE. V. ハルトマン美学ら当時の同時代ドイツ美学についての講演、およびラファエル・フォン・ケーベル(ケーベル先生の呼称で知られる)による東京大学での美学講義である。また京都においては京都工芸学校においてデザイン教育を中心とする西洋美学および美術史の教育がなされた。なお東京大学は独立の一講座として大塚保治を教授に任命、美学講座を開いた世界で最初(1899年)の大学である。
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