さら【皿/▽盤】
読み方:さら
[名]
1 食物を盛る、浅くて平たい容器。陶製・ガラス製・金属製などがある。
3 1に似た形のもの。「ひざの—」「はかりの—」「灰—」
4 漢字の脚(あし)の一。「盆」「益」「盛」「監」などの「皿」の部分の称。
[接尾]助数詞。皿に盛った食物や料理などの数を数えるのに用いる。「カレーライス二—」「炒(いた)め物三—」
[下接語] 頭の皿・膝(ひざ)の皿(ざら)油皿・石皿・受け皿・絵皿・大皿・角(かく)皿・菊皿・木皿・口取り皿・小皿・蒸発皿・中(ちゅう)皿・壺(つぼ)皿・手塩皿・時計皿・取り皿・灰皿・秤(はかり)皿・膝(ひざ)皿・火皿・平(ひら)皿・銘銘皿・薬味皿
べい【▽皿】
皿
皿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 01:39 UTC 版)
皿(さら)とは、浅く平たい形状の容器。一般的には上面が広く開いている食器のうち浅く平たい形状のものを指す[1]。深い形状のものは鉢[1]、中間的な形状のものは皿鉢[1]という。
形としては円形のものが多いが、四角や細長いものなどがあり、いずれも周辺が多少とも上に上がっていて、食品を納めるのに都合よくなっている。
食器
概要
皿は料理を乗せるものとしてもっとも基本的なものと考えられる。形は様々で、汁気の少ないもののためには浅いものを、汁気の多いもののためには中央のくぼみが比較的深いものを使う。スープのためのスープ皿もある。お椀もいわば特殊な皿である。食器洗いのことを往々にして皿洗いという。
料理を盛り付ける為の比較的大きな「盛り皿」と、自分用にわけて取るための「取り皿」(小皿)とがある。さらに、醤油や薬味などを入れて用いるためのもっと小さい皿(醤油皿や薬味皿など)もある。
また、西洋料理のテーブルセッティングでは客人のテーブルに座るべき位置を示す「位置皿」が置かれる。なお、絵が描かれた皿を「絵皿」ということがある。高級なものは観賞用である。
底は一般的に糸尻と呼ばれるが、高台と呼ぶのが正式である。
材質
材質には、通常陶器、磁器、木、ガラス、プラスチック、金属などが使われるが、使い捨てのものでは、発泡スチロール(ポリスチレンペーパーによるもの)や紙製のもの(いわゆる紙皿)もみられ、一般に利用されている。
単位としての「皿」
皿に盛って出す料理を「皿」と呼ぶ場合もある。料理の品数の単位として皿を使う場合もある。
その他の「皿」
また、食器の皿に似た形状のものも「皿」と呼ばれる。例えばはかりの皿、膝の皿など。
- レコード盤や、コンパクトディスク(CD)・DVD・Blu-ray Disc等の円盤状の記録媒体を皿と呼ぶことがある。記録する事を「皿に入れる」「皿を焼く」、再生する事を「皿を回す」等と表現する。
- 中世ヨーロッパでは、固くなったパンを皿状に削った「トレンチャー」が一部で使われていた。これが後に木や金属の皿へ発展していった。
- 砂金の採取などに用いられる側面に一定間隔でくぼみの入った皿を「パンニング皿」という。
- 実験器具として時計皿や蒸発皿がある。また、微生物を培養する際、寒天培地を入れる容器として、ペトリ皿がある。
- 排水孔をもつ植木鉢の受け皿を「鉢受皿」という。
- 塗料に用いる「塗料皿」
- 喫煙に用いる「灰皿」
- 地名にも「皿」が存在する。詳細は「皿 (津山市)」を参照
- 膝蓋骨の俗称。「膝の皿」。
「皿」と文化
- 河童の頭には皿があり、皿が乾くと死ぬと言われている。
- 皿を棒の先で回す芸があり、皿回しという。
- フリスビーという、皿を水平に回転させながら投げる遊びが知られている。また日本でもかわらけ投げという同様な遊びが、厄落としとして古くから行われている。
脚注
関連項目
皿
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 04:59 UTC 版)
二次元バーコードが貼り付けられた皿 皿の投入口 低価格店を中心に作業効率の向上策として、通常のコンベア以外にも様々な独自設備が盛んに導入されている。使用済みの皿を効率的に回収できるように、カウンター内部に皿回収溝が流れている店もあり、客席ごとに皿の投入口が設置され、皿を投入すると数が自動計算され価格が表示されるようになっている。客に皿を進んで投入させるために、投入した皿の数で自動的に福引をする機能がついている場合もある。 更に、皿の裏に二次元バーコードやICタグを付けることにより、鮮度管理(コンベア上を一定時間以上流れたままになっている寿司を回収する)、売れ筋分析(どのネタがよく売れているか分析し、欠品や廃棄を少なくする)、会計処理効率化(ICタグリーダーで皿を読み取れば、瞬時に正確に料金が計算できる)を行うなど、IT化も進んでいる。 ネタ切れのないように店舗画像の抜き打ちチェックをしているところもある。作りたてを選べるようにコンベア上にはネタの写真が回っているだけの店や、液晶パネルに魚が海底で泳ぐ映像が流れ、目当ての魚に触れて選択することで注文ができるという店など、様々なものがある。
※この「皿」の解説は、「回転寿司」の解説の一部です。
「皿」を含む「回転寿司」の記事については、「回転寿司」の概要を参照ください。
皿
皿
「皿」の例文・使い方・用例・文例
- そして彼は皿の横にスプーンとフォークを置いた
- お皿が粉々に割れた
- 空になったお皿を台所に戻した
- 彼は皿のものをすっかり平らげてしまった
- この皿洗い機はとても便利です
- 皿が床に落ちてガチャンと音を立てて割れた
- 皿が床に落ちて大きな音を立てて砕けた
- 灰皿は使用済みのマッチと吸殻でいっぱいだった
- 彼女は吸い殻の火が灰皿の中で消えていくのをじっと見つめた
- 私がよごれた皿を洗うから流し台まで運んでください
- 肉を載せる皿
- 私が皿を洗った
- ハム1皿
- 木の葉がお皿の代わりになった
- 微熱があったので皿洗いは免除された
- 私が皿を割ったときの彼女の顔ったらなかったよ
- これらの銀の皿はつや消し仕上げをしてある
- ご飯を盛るには底の浅いお皿よりもどんぶりの方がいい
- 彼は空き缶を灰皿代わりに使った
- このガラスの皿はとてももろそうだ
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