フィールドワーク
(現地調査 から転送)
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フィールドワーク(英: field work)は、ある調査対象について学術研究をする際に、そのテーマに即した場所(現地)を実際に訪れ、その対象を直接観察し、関係者には聞き取り調査やアンケート調査を行い、そして現地での史料・資料の採取を行うなど、学術的に客観的な成果を挙げるための調査技法である。地学や地理学では巡検ともいう。
- ^ a b c d e f g 前野浩太郎 (著) バッタを倒しにアフリカへ 光文社新書 2017年
- ^ Malonowski,B., Argonauts of the Western Pacific, London : Routledge and Kegan Paul, 1922.(寺田和夫ほか訳 「西太平洋の遠洋航海者」、泉靖一・増田義郎編訳 『マリノフスキー・レヴィ=ストロース』、中央公論社<世界の名著59>、1967年)。
- ^ 佐藤郁哉 『暴走族のエスノグラフィー』、新曜社、1984年。
- ^ Evans-Pritchard, The Nuer, Oxford : Clarendon Press, 1940.(向井元子訳 『ヌアー族』、岩波書店、1978年)
- ^ Raymond Firth, We, the Tikopia, London : George Allen and Unwin, 1936.
- ^ 九学会連合編 『漁民と対馬 - 共同研究』、関書院、1952年。
- ^ 中根、1987年、22頁以下。
- ^ 佐藤、1992年、123-128頁。
- ^ 佐藤、1992年、140-145頁。
- ^ その一例として、経済学者・中西徹によるフィリピンのスラム経済に関する研究(1991年)、を参照。
- 1 フィールドワークとは
- 2 フィールドワークの概要
- 3 概要
- 4 対象と方法
- 5 脚注
現地調査
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「マレーシア航空17便撃墜事件」の記事における「現地調査」の解説
墜落の数時間後、ウクライナ、ロシア、OSCEによる三者連絡グループ会談が招集された。航空機が墜落した地域を支配しているドネツク人民共和国 (DPR) に所属する反政府勢力の代表者とビデオ会議を開いた後、反政府勢力はウクライナ当局およびOSCE監視団と協力して「国家調査委員会」に「安全な往来と安全保証を提供する」と約束した。調査最初の 2日間、人民兵はOSCEおよびウクライナ緊急事態省(ウクライナ語版)の作業者が墜落現場で自由に作業するのを妨害していた。DPRの指導者アンドレイ・パーギン(ウクライナ語版)は、後になって「ウクライナ政府が停戦合意を締結すれば直ちに現場の国際的専門家の安全を保証する」と宣言した。 事故翌日の7月18日までに、フライトデータレコーダーとコックピットボイスレコーダーは分離主義者によって回収されており、3日後にドネツィクでマレーシア当局に引き渡された:44。ボイスレコーダーは破損していたが、データが改竄された証拠はなかった:45。 事故翌日に現場内外の調査を主導したウクライナの国家航空事故調査局は、アムステルダム発の飛行でオランダ人乗客数が多かったため、2014年8月までに調査をオランダ安全委員会 (DSB) に移譲した:14。 2014年7月22日、133人からなるマレーシアの公務員、捜索回収要員、法医学、技術、医療専門家のチームがウクライナに到着した。またオーストラリアは、以前MH370便墜落事故の捜索を監督したアンガス・ヒューストン率いる学識者45人を派遣したほか、合同調査団 (JIT) を支援する約200人の特殊部隊を動員した。イギリスは航空事故調査局 (AAIB) から調査官6人を派遣したほか、同国外務省が追加の領事館員をウクライナに派遣した。オランダ国防省の指揮下で、完全な国際チームが作業を墜落現場で開始するのに7月下旬までかかった。 2014年7月30日、親ロシア反政府勢力が墜落現場への経路を掘って重砲を動かした、とウクライナの代表者が語った。 2014年8月6日、専門家たちは(現地ドンバス地区の戦闘激化による)自分達の安全性懸念から墜落現場を離れた。9月中旬、彼らは現場への経路再確保を試みるも上手くいかなかった。10月13日、オランダとウクライナのチームが犠牲者の私物回収を再開した。11月中旬、墜落現場から残骸の一部を撤去する作業が行われた。MH17の残骸を引き揚げる以前の回収チーム作業は、地元の反政府勢力との同意が取れず満足にできないままだった。この回収作業には 1週間を要し、残骸はオランダに搬送されて捜査官がそこで航空機の一部を再建した。 2015年8月、墜落現場でブーク発射台の可能性がある部品がオランダ主導の合同調査団によって発見された。
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