けんり‐もんだい【権利問題】
権利問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/04 14:38 UTC 版)
「Flash Back-B'z Early Special Titles-」の記事における「権利問題」の解説
B'zメンバー並びに所属事務所へ承諾を得ずにリリースしており(→原盤権を参照のこと)、そのためB'zの公式HPのディスコグラフィーにも記載されていない。収録された楽曲の原盤権はビーイングとソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のアリオラジャパンがそれぞれ保有しているが、代表原盤権はアリオラジャパンにあるため、販売自体は問題がない(音楽出版権はビーイングが保有)。そのため、メンバーは発売後のインタビューやラジオなどで「知らない間に出てた」とコメントしている。メンバーは「最低限の仁義」として、購入を控えるよう呼びかけることはしなかった。 なおB'z同様、当時BMGに所属していた栗林誠一郎・近藤房之助・坪倉唯子・B.B.クィーンズ等のBeingアーティストの80年代から90年代初期に発売された作品に関しても、Rooms RECORDS(現:VERMILLION RECORDS)設立に伴い発売元が移行されずに再発売されていない作品が多いが、これに関してもアリオラジャパンが代表原盤権を保有している関係で、現在でもコンピレーションアルバムやベストアルバムへの収録及び音楽配信が難しい。『BAD COMMUNICATION』がベスト盤『B'z The Best "Pleasure"』や『B'z The Best "ULTRA Pleasure"』に原曲で収録されていないのは、そのような事情も含まれている。 結果的に売れたことに対してはメンバーは必ずしも否定的ではなかったが、B'zが所属するビーイングでは本作に対する抗議として、ZARDのアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』の発売日を急遽変更する処置がとられた。結果、初動売り上げで20万枚の差をつけて『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』がオリコン初登場1位を獲得し、本作は2位となった。そして翌年、本作に対する対策として「初のオフィシャルベスト」と強調して『B'z The Best "Pleasure"』を発売することとなった(しかし、このベスト盤についてもメンバーはあまり乗り気ではなかった)。 本作によって一時期B'z、およびBeingとBMGの関係が悪化することとなるが、2000年にリリースされた裏ベスト盤『B'z The "Mixture"』で表面上の和解はしている。 2017年現在においても、本作は公式サイトのディスコグラフィーには掲載されていない。また、BMG時代の音源はiTunes Storeでは単独販売されておらず、これらをiTunes Storeで入手する場合は約2万円のBOXセットを購入する他なかったが、それも配信停止となってしまった為、iTunesで入手できる「LADY-GO-ROUND」以前の音源は、ベストアルバム『B'z The Best XXV 1988-1998』に収録の初期シングル3曲のみとなってしまった。アートワークに至ってはダウンロードすらできない。
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「権利問題」の例文・使い方・用例・文例
- 哲学における権利問題
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