ヒートシンク (放熱器)
放熱器
おもに冷却系のラジエーターのことを指すが、オイルクーラーもこれに含まれる。シリンダー内で燃料が燃焼したときの熱エネルギーの20~30%は、冷却水やエンジンオイルに放熱され、昇温した冷媒やオイルを放熱器に導き、ここで放熱して温度を下げ、エンジンに循環される。オイルクーラーを使用するエンジンシステムでは、ラジエーターの5分の1程度の熱をオイルクーラーで放熱する。また、空冷エンジンの場合は、シリンダーまわりやシリンダーヘッドに設けた冷却フィンが放熱器となる。
ぼうねつき 放熱器 radiator
放熱器
ヒートシンク
放熱器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 01:42 UTC 版)
金属のような高い熱伝導率を有する物質は、たいてい電気伝導性を持つ。純粋な合成ダイヤモンドも熱伝導率が大きいが、電気はわずかしか通さない。このダイヤモンドの性質は電子産業にとって非常に貴重で、高出力のレーザーダイオードやトランジスタ用のヒートシンクに利用されている。効率的な熱の拡散は素子の寿命を伸ばすので、多少高価ではあるが効率的なダイヤモンド放熱器を使用することは、寿命が尽きた素子の入れ換えに要する高価なコストに見合う。半導体技術にも、合成ダイヤモンド製の放熱板が利用され、オーバーヒートによるシリコンと半導体物質に受ける損傷を防いでいる。ナノダイヤモンドを使用した熱伝導グリスも商品化されている。
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