せん‐か〔‐クワ〕【戦禍】
読み方:せんか
戦争による被害。「—を被る」
戦禍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/24 02:39 UTC 版)
「神戸市交通局700形電車」の記事における「戦禍」の解説
日中戦争のさなか、1938年7月5日に発生した阪神大水害によって神戸市電は手ひどい打撃を受けてしまう。その惨禍から復興する間もなく、太平洋戦争に突入して戦時輸送に追われることとなった。大量輸送第一の戦時下では詰め込みに不向きなクロスシートは撤去され、ロングシートに改造された。さらに、太平洋戦争末期の神戸大空襲、中でも1945年6月5日の空襲で須磨・布引・春日野の市電全車庫が被災したほか、昼間空襲のため市内で被災した車両が続出、700形は半数近い18両が戦災によって失われた。中でも、最終改造の736 - 740のグループは、737 以外の4両を喪失するという、きわめて凄惨な被災ぶりであった。また、残った700形もガラス不足のために大きな窓ガラスが破損してもベニヤ板やブリキ、あるいはジュラルミンでふさぐしか手段がなく、哀れな姿で押し寄せる乗客を詰め込んでいた。その後、1950年には戦災車の欠番を整理する形で改番を実施された。
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