御座漁港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/25 01:14 UTC 版)
御座漁港(ござぎょこう)は三重県志摩市志摩町志摩町御座にある、第2種漁港。志摩市が管理し、1953年(昭和28年)3月5日に漁港指定を受けた。かつてはかつお釣餌料供給基地として知られ、遠洋漁船が多く来航していた。2009年(平成21年)の統計では属地陸揚げ量は122.8t、属地陸揚げ金額は113百万円であった。漁獲高は20世紀に比べ減少しており、旧御座漁業協同組合は漁港整備改良事業の地元負担分の支払いにも苦労していた。漁協の前身である漁業組合は1903年(明治36年)6月に結成された。 1956年(昭和31年)の紀行文によると、港には船の到着を待つ子どもたちであふれ、2台の観光バスが客を待っていたという。2012年現在は三重交通による路線バス「60・62系統 御座線」の終点となっている。 御座沖の海水の最低水温は1970年代から1980年代にかけて14℃と安定し、同時期に急速に水温が上昇した尾鷲沖に比べ、藻場の衰退はないと森鐘一らの研究グループは述べている。
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