強磁性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:42 UTC 版)
強磁性 (きょうじせい、英: ferromagnetism) とは、隣り合うスピンが同一の方向を向いて整列し、全体として大きな磁気モーメントを持つ物質の磁性を指す。そのため、物質は外部磁場が無くても自発磁化を持つことが出来る。室温で強磁性を示す単体の物質は少なく、鉄、コバルト、ニッケル、ガドリニウム(18℃以下)である。また、ミネソタ大学で正方晶のルテニウムが常温で強磁性を示すことを実験的に確認している(ルテニウムは通常は六方最密充填構造を取る)。
- 1 強磁性とは
- 2 強磁性の概要
強磁性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 15:36 UTC 版)
詳細は「強磁性」を参照 強磁性体も常磁性体と同様に対でない電子を持つ。したがって、磁場に置かれたときにそれらの磁気モーメントが一定方向にそろう性質を持つが、同時にエネルギー状態を低く保とうとしてそれぞれの磁気モーメントが互いに揃おうとする傾向がある。そのため、磁場を除いても物質内の電子が同じ向きを維持し続け、永久磁石となり得る。 強磁性物質にはそれぞれキュリー温度またはキュリー点と呼ばれる温度があり、それより高温の状態では強磁性を失う。これは、高温によって原子や分子が乱雑に運動するため、強磁性を発揮するために必要な向きの一致が保てなくなるためである。 磁石などにも使われる強磁性物質としては、ニッケル、鉄、コバルト、ガドリニウム、およびそれらの合金がある。
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強磁性
出典:『Wiktionary』 (2021/06/20 04:49 UTC 版)
名詞
発音(?)
- きょ↗ーじせー
関連語
翻訳
- イタリア語: ferromagnetismo (it) 男性
- 英語: ferromagnetism (en)
- オランダ語: ferromagnetisme (nl)
- カタルーニャ語: ferromagnetisme (ca)
- スウェーデン語: ferromagnetism (sv) 通性
- スペイン語: ferromagnetismo (es)
- チェコ語: feromagnetismus (cs) 男性
- 中国語: 鐵磁性 (cmn), 铁磁性 (cmn) (tiěcíxìng)
- 朝鮮語: 강자성 (ko)
- ドイツ語: Ferromagnetismus (de) 男性
- バスク語: ferromagnetismo (eu)
- ハンガリー語: ferromágnesesség (hu)
- フィンランド語: ferromagnetismi (fi)
- フランス語: ferromagnétisme (fr) 男性
- ヘブライ語: פרומגנטיות (he)
- ポーランド語: ferromagnetyzm (pl) 男性
- ポルトガル語: ferromagnetismo (pt)
- ロシア語: ферромагнетизм (ru) 男性
「強磁性」の例文・使い方・用例・文例
- 反強磁性に関して
- 強磁性に関するもの、あるいはを示すさま
- 強磁性物質が強磁性を失い、常磁性体になる温度
- 磁気モーメントのスピンが配列され、反強磁性によって不完全な相殺が発生するフェライトの現象
- 硬質で強磁性の銀白色の2価または3価の金属元素
- 希土酸化物グループの延性銀白色の延性強磁性の三価染色体の金属元素
- 強磁性体を利用して外部磁場を遮蔽すること
- 磁界中の強磁性体における,磁気飽和という状態
- 強磁性体を磁化するときに磁場の作用によって起こる変形
- 強磁性体でかつ半導体的性質を示す化合物
- 強磁性を有する物質
- 強磁性という,物質の磁気的性質
- キュリー点という,強磁性体がその磁性を失うか,常磁性体になる温度
- 磁区という,強磁性体を多くの小磁極に分けて考えたときの一領域
強磁性と同じ種類の言葉
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