そんげんし 【尊厳死】
尊厳死 【そんげんし】
尊厳死
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尊厳死(そんげんし、英語: death with dignity)とは、人間が人間としての尊厳 (dignity) を保って死に臨むことであり、インフォームド・コンセントのひとつとされる[1]。安楽死や蘇生措置拒否 (DNR) と関連が深い。
- ^ a b c d e f 樋口 範雄「終末期医療と法」『医療と社会』第25巻第1号、2015年、21-34頁、doi:10.4091/iken.25.21、NAID 130005069613。
- ^ a b c “尊厳死という概念について”. 日本臨床倫理学会 (2014年11月19日). 2022年12月29日閲覧。
- ^ a b “「尊厳死」議論の手前で問われるべきこと”. SYNODOS (2015年6月30日). 2022年12月29日閲覧。
- ^ “【第一回】尊厳死と安楽死 長尾和宏”. 公益財団法人 日本尊厳死協会 (2014年12月26日). 2022年9月17日閲覧。
- ^ https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171114-00000041-sasahi-life
- ^ 佐藤愛子『九十歳。何がめでたい』p23(小学館)。
- ^ 安楽死で死なせて下さいp16.橋田壽賀子2017年8月
- ^ あるDJの安楽死きっかけ…「尊厳死法」を施行『読売新聞』朝刊2018年2月2日(国際面)
- ^ “延命治療中断を患者が選択、尊厳死法案が成立”. 朝鮮日報. (2016年1月9日) 2016年1月9日閲覧。
- ^ https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/446d6f3852a85cfe57a8f50d8f1887b08eb5fa38
- ^ “延命措置の「中止」でも医師免責”. m3.com. (2012年6月7日)
- ^ “自分の意志で死なせてほしい”という思い 橋田壽賀子さん「医者が罪問われない法制度を」
- ^ 『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』岩波書店、2019年7月5日。
尊厳死
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「エドワード・ダウンズ」の記事における「尊厳死」の解説
致命的な病気というわけではないものの、長年ダウンズは段々と難聴になり、視力もほぼ失っていた。人工股関節の施術の後で健康が衰えると、夫人に頼りっぱなしも同然であった。そこへもってダウンズ卿夫人が末期の膵臓癌に侵されていて、病魔が肝臓にも転移しており、余命は数週間であることが明らかになった。 ダウンズ夫人は、身内に宛てた手紙の中で、治療に対する自分の決意を次のように打ち明けている。 しなければならなかった計画は、すべて実行してきました。いま私は、言っておかねばなりません。たとえもし、あとほんの少ししかこの世にいられないとしても、死ぬことは全然怖くないのだと。自分は無宗教だし、自分に関する限り宗教は興味ありません。だからそのことをちょっと考えた人は、もう心配しないでね。愉快で面白い人生でしたから、何の後悔もありません。あとどれだけ生きられるか分からないけど、あなたたちと、ご家族みんなに愛を送ります。生ある限り人生を楽しんで下さいね。 愛情をこめて ジョーン 2009年7月10日にダウンズ夫妻は、チューリヒの安楽死団体「ディグニタス」の幇助によって、ともに自ら命を絶った。2人の自殺はイギリスのマスメディアによって重大事として報道された。 ジョーン夫人は我が子が立ち会うことを望んではいなかったが、ディグニタスはそれを奨励しており、「テッドとジョウニー」が時期が来たことを喜んでいたと報告した。子供たちは、両親が「深刻な健康の問題」に苦しんでいたことを認める声明を発表した。発表された声明文によると、ダウンズは、たとえ聴覚を失い、失明しても、生き続けることができた筈だが、末期ガンに苦しむ妻に先立たれることを本人は望んでいなかったのだという。
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