完了形
完了相
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 09:16 UTC 版)
「助動詞 have + 過去分詞形動詞」によって表される。助動詞 have を過去形 had にすることにより、完了相の時制を表現することが可能である。現在完了の例:She has gone to India.「彼女はインドへ行ってしまった。」 過去完了の例:He said that she had gone to India.「彼は、彼女がインドに行ってしまったのだと言った。」 過去完了を用いることにより、間接話法中において、時制の差異を表現することができる。これを「大過去」ともいう。 現在完了と過去時制との違いは、後者が過去における事実を叙述するに過ぎないのに対し、前者は過去の行為が現在に及ぼす影響を含んでいること。したがって現在完了は経験や継続を表すのに使われる。現在完了の例:She has gone to India.「彼女はインドへ行ってしまった。」そのまま戻っていない。 過去の例:She went to India.「彼女はインドに行った。」もう戻っているかもしれないし、戻っていないかもしれない。 現在完了の例:She has lived in India.「彼女はインドに住んだ経験がある」または「彼女はインドに住み続けている。」 過去の例:She lived in India.「彼女はインドに住んでいた。」現在どこに住んでいるかは叙述していない。 古くは自動詞の完了相は「助動詞be + 過去分詞形動詞」によって表されていた。現在でも少数の自動詞は慣用的にこの形をとる。「少数」とはいえ、慣用により頻出である。例 He is gone. 「彼は行ってしまった。」 例 The sun is set. 「日は沈んでしまった。」 例 I'm done with it. 「私はもう済みました。」
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