女房
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 02:08 UTC 版)
女房(にょうぼう)とは、平安時代から江戸時代頃までの貴族社会において、朝廷や貴顕の人々に仕えた奥向きの女官もしくは女性使用人。女房の名称は、仕える宮廷や貴族の邸宅で彼女らにあてがわれた専用の部屋に由来する。
- ^ 加納重文「紫式部と清少納言の官職と文学」(日向一雄編『王朝文学と官職・位階』(竹林舎、2008年))
- ^ 吉川真司「平安時代における女房の存在形態」(脇田晴子他編『ジェンダーの日本史』下巻(東京大学出版会、1995年) / 吉川真司『律令官僚制の研究』(塙書房、1998年))
- ^ 野田有紀子「平安貴族社会における女性の階層意識」古瀬奈津子 編『古代日本の政治と制度-律令制・史料・儀式-』同成社、2021年 ISBN 978-4-88621-862-9 P469-479.
- ^ 松薗斉『中世禁裏女房の研究』(思文閣出版、2018年) P11 - 16.
- ^ 脇田晴子「家女房」『日本歴史大事典 1』(小学館、2000年) ISBN 978-4-095-23001-6 P134.
「女房」の例文・使い方・用例・文例
- 彼は私の女房になれなれしくしすぎる
- 女房に相談しなくてはならない。
- 私は女房の尻に敷かれている。
- 彼は懲役十年で、女房には三年の刑が下った。
- 彼は女房の尻に敷かれている。
- 亭主が女房の尻にしかれるのも当然だ。
- 酔っ払っておそく家に帰ったかどで、怒った女房は亭主に食ってかかり、箒で亭主をひっぱたいた。
- 女房は店員さんより一回り小さい手だ。
- 女房の尻にしかれている亭主は、幸せな独り者に話してはじめて、自分の問題を認識することがたびたびだ。
- 女房の悪さは六十年の不作。
- 女房にどなってたのはおまえさんか。
- 女房が突然泣き出した。
- 女房が映画に行きたがっていることがよくわかったので、いじわるな亭主は一計を案じ、くるあてもない来客を家で待つことにした。
- 呼吸をする以外、なにをするにも、事前に妻の許可を必要とする人は女房の尻にしかれている夫だ。
- 言い換えれば、彼女は良き女房になった。
- 去年女房に死なれた。
- 我が家では女房が財布の紐を握っている。
- あの夫婦は共かせぎしている。だが亭主の給料のほうが女房の給料よりも低い。亭主が女房の尻にしかれるのも当然だ。
- あの家は女房が亭主をしりに敷いている。
- 彼は完全に女房の尻に敷かれている.
女房と同じ種類の言葉
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