ヨーテボリ【Göteborg】
読み方:よーてぼり
ヨーテボリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/14 16:32 UTC 版)
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ヨーテボリ Göteborg | |||
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位置 | |||
座標 : 北緯57度42分 東経11度58分 / 北緯57.700度 東経11.967度 | |||
歴史 | |||
建設 | 1621年 | ||
創設者 | グスタフ2世アドルフ | ||
行政 | |||
国 | スウェーデン | ||
地方 | ヴェステルイェートランド地方 ブーヒュースレーン地方 | ||
県 | ヴェストラ・イェータランド県 | ||
基礎自治体 | Gothenburg Municipality Härryda Municipality Partille Municipality Mölndal Municipality | ||
市 | ヨーテボリ | ||
市長 | ヨナス・アテニウス (SAP) | ||
地理 | |||
面積 | |||
市域 | 448 km2 | ||
水面 | 14.5 km2 | ||
水面面積比率 | 3.2% | ||
市街地 | 203.67 km2 | ||
都市圏 | 3,695 km2 | ||
人口 | |||
人口 | (2019年 (都市圏人口は2021年)現在) | ||
市域 | 587,549人 | ||
市街地 | 600,473人 | ||
都市圏 | 1,058,278人 | ||
その他 | |||
等時帯 | 中央ヨーロッパ時間 (UTC+1) | ||
夏時間 | 中央ヨーロッパ夏時間 (UTC+2) | ||
公式ウェブサイト : https://goteborg.se/ |
ヨーテボリ(スウェーデン語: Göteborg [jœtɛˈbɔrj] ( 音声ファイル), 英語: Gothenburg)は、ヴェストラ・イェータランド県に属するスウェーデンの港湾都市で、県庁所在地である。人口は約59万人。スウェーデンで人口第2の都市で、工業の中心。町の名前は「ゴートの都市」を意味する。日本語ではイェーテボリ、エーテボリなどとも表記される。
歴史
グスタフ2世アドルフによって建設されたという伝説がある、比較的新しい都市である。デンマーク=ノルウェーとの度重なる戦争の結果、ようやく北海への出口を手に入れたスウェーデン人は、この地に拠点を建設することを決定した。それがヨーテボリである。建設当時、町のすぐ北にはノルウェー人が迫っており、すぐ南にはデンマーク人の領地があった。北欧神話によりこの地はヨート人の領地としての呼び名が伝わっており、ヨート人=ゴート人の伝承により「ゴート人の町」、つまりヨーテボリが誕生した。スウェーデンなどでは、日本語でいうゴート人とヨート人を区別せず、同一視している。
大航海時代においては貿易の拠点として栄え、特にスウェーデン東インド会社が有名である。19世紀に北欧全体にナショナリズム(汎スカンディナヴィア主義)が昂揚するとヨーテボリは、北欧諸国の国家連合「スカンディナヴィア連合王国」の首都と目された。
交通
ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港はヨーテボリの20km東に位置し、中央駅に隣接するバスターミナル(ニルス・エーリックソンス・テルミナーレン)からは空港バスが出ており、20分から30分で結ぶ。
中央駅からはスウェーデン鉄道 (SJ) でスウェーデン各地に行くことができる。ストックホルムまでは3時間弱。駅前のバス停からは地元企業ボルボ社製の全長24m、165人乗りのバスが出ており、スウェーデン最長のバスである。
また、市内ではトラム、バスなどが運行されている。
- ヨーテボリ・ランドヴェッテル空港
- トラム
地勢
カテガット海峡の西岸、イェータ川とイェータ運河の河口に位置する。
気候
西海岸に面しているため海洋性気候であり、夏場でも天候の変動が激しく、にわか雨などが多い。そのため、地元では「小さなロンドン」(Lilla London)などと呼ばれることがある。
ヨーテボリの気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 2 (36) | 3 (38) | 6 (43) | 12 (53) | 16 (60) | 19 (66) | 22 (71) | 22 (72) | 18 (64) | 12 (53) | 7 (44) | 3 (37) | 11.7 (53.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −1 (30) | −1 (31) | −1 (31) | 3 (38) | 8 (46) | 12 (53) | 14 (57) | 14 (58) | 10 (50) | 6 (43) | 3 (38) | −1 (31) | 5.7 (42.2) |
降水量 mm (inch) | 61 (2.4) | 40 (1.57) | 49 (1.93) | 41 (1.61) | 49 (1.93) | 59 (2.32) | 68 (2.68) | 75 (2.95) | 80 (3.15) | 83 (3.27) | 82 (3.23) | 72 (2.83) | 759 (29.88) |
平均降水日数 | 17 | 13 | 14 | 12 | 12 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 16 | 171 |
出典:World Weather Information Service[1] 2008-01-06 |
経済
自然の地の利を活かし、ヨーテボリはスカンジナビアで最大の港湾施設を有している。貿易と海運は主要なビジネスであり、17世紀、スウェーデンが北米に植民地を構えた時の拠点であり、18世紀にはスウェーデン東インド会社の本拠地でもあった。東インド会社の本社は現在市立博物館になっており、当時の様子や貿易品などが展示されている。工業も主要な産業になっており、SKF、ボルボ、ハッセルブラッド、ESAB(溶接機械の世界大手)などが本社を置き、エリクソンなどの会社が拠点を構えている。
教育
ヨーテボリにはヨーテボリ大学とチャルマース工科大学という2つの大学がある。2校とも19世紀に設立された教育機関を母体とする歴史のある大学であり、ヨーテボリには6万人以上の学生がいる。
文化
スウェーデンを代表するオーケストラのヨーテボリ交響楽団が拠点としている。また、メロディックデスメタルの聖地としても知られており、出身バンドが多くデビューしている。市内のヨーテボリ美術館は、カール・ラーションの絵画をはじめ19世紀の北欧美術作品を数多く所蔵している。
スポーツ
ヨーテボリは年間を通して様々なスポーツが盛んである。中でもサッカーはトップリーグに所属するクラブが、IFKヨーテボリ、GAIS、BKヘッケンと3つあり、2部リーグにもエルグリーテISなど100年以上の伝統を持ったクラブチームがある。また、11歳から19歳までのユース世代では最大の国際大会である、ゴシアカップ(Gothia Cup)も開催される。
また、屋内競技場、スカンジナヴィアムにはアイスホッケーのトップリーグに所属するクラブチーム、フレールンダ・インディアンス(Frölunda Indians)が本拠地を置いている。
その他のスポーツでは、国際馬術大会、ヨーテボリ・ホース・ショウ(Göteborg Horse Show)がスカンディナヴィウムで毎年開催される。また毎年5月にはイェーテボシュヴァルヴェット(Göteborgsvarvet)ハーフマラソン大会が開催され、2009年は5万3千人が参加した。さらに、ヨーテボリ・バスケットボール・フェスティバルやノードスタッズヴェンゲン(Nordstadssvängen, 社交ダンス大会)、パッティレ・カップ(Partille Cup, ハンドボールユース全国大会)などが開催されている。
各スポーツの世界大会が開催されることも多い。
- 1976年・2008年 世界フィギュアスケート選手権
- 1981年・2002年 アイスホッケー世界選手権
- 1985年・1993年 世界卓球選手権大会
- 1997年 世界短水路選手権
- 1995年 世界陸上選手権
- 1997年 デビスカップ決勝(スウェーデンが優勝)
- 2004年 UEFAカップ決勝
- 2005-06年・14-15年 ボルボ・オーシャンレース(ヨットの国際大会)
ヨーテボリ出身の著名人・関係者
- クリスチャン・オルソン - 三段跳の選手。2004年アテネオリンピック金メダル
- エマ・グリアン - 走高跳の選手。
- ステラン・スカルスガルド - 映画俳優
- アリシア・ヴィキャンデル - 映画俳優
- ビョルン・ウルヴァース - ミュージシャン(元ABBA)
- オットー・ペテルソン - 海洋学者、化学者
- エイス・オブ・ベイス - ポップグループ
- イン・フレイムス - メロディックデスメタルバンド
- ハンマーフォール - パワー・メタル/ヘヴィメタルバンド
- ザ・ホーンテッド - メロディックデスメタルバンド
- アット・ザ・ゲイツ - メロディックデスメタルバンド
- ヤニ・ステファノヴィック - ヘヴィメタル・ミュージシャン
- クリストファー・ベルントソン - フィギュアスケート選手
- ピューディパイ - YouTuber
姉妹都市
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脚注
- ^ “Weather Information for Gothenburg”. World Weather Information Service. August 6 2008閲覧。
外部リンク
- 公式
- 観光
- ヨーテボリのご紹介 - スウェーデン観光文化センター
- ヨーテボリ市観光局
- スウェーデン政府観光局 - ヨーテボリ
ヨーテボリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/11 08:03 UTC 版)
FCフローニンゲンに移籍したマルクス・ベリの後釜として、2007年8月下旬に移籍金非公開・2011年までの契約でアルスヴェンスカンのIFKヨーテボリへ加入。これで同クラブでプレーする5人目のヒーセン家となった。同年は途中加入のこともあり僅か6試合出場だったものの、自身2度目となるアルスヴェンスカン優勝を経験。しかし、カップ戦は決勝戦でカルマルFFに0-3で破れ2冠とはいかなかった。翌2008年は全30試合に出場とレギュラーの地位を確立。リーグ戦は3位に終わったが、昨季と同じカルマルFFとのカップ戦決勝ではPK戦の末5-4で勝利し昨季の借りを返すことに成功した。2009年は18得点でライバルクラブであるGAISのブラジル人ワンデルソンと共に得点王となり、好調なシーズンを送ったものの、クラブはリーグ, カップ共にAIKソルナに次ぐ2位に終わり、惜2連覇とはならなかった。2010年はシーズンを通して数度の軽傷に見舞われるも、10得点を挙げ2桁にのせることに成功。2011年には元同僚マティアス・ラネーギーの21得点に次ぐ29試合16得点で得点ランク2位となり、この数シーズン活躍したことからリーグ最高の選手の1人として考えられるようになった。その結果、同年7月にベルギー1部のクラブ・ブルッヘからオファーが届くもそれを拒否し、クラブと契約を4年延長した。
※この「ヨーテボリ」の解説は、「トビアス・ヒーセン」の解説の一部です。
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