ペプチド【peptide】
ペプチド
ペプチド
ペプチド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 16:29 UTC 版)
ミクロシスチン 単細胞性Microcystis aeruginosa(アオコとして知られる)が生産。7個のアミノ酸が結合した環状ペプチドで、リボソームではなく、複合酵素系で合成される。そのため、合成系の遺伝子オペロンは50kbを超える。タンパク質ホスファターゼ PP1およびPP2Aを強く阻害する。強い肝臓毒性がある。 ノジュラリン 糸状性シアノバクテリアのNodulariaが生産する。5個のアミノ酸が結合した環状のペプチドで、強い肝臓毒活性がある。タンパク質ホスファターゼ阻害剤。 ミクロビリジン (microviridin) プロテアーゼ阻害活性あり。単細胞性シアノバクテリアMicrocystis aeruginosaが生産する。ペプチド性毒としては珍しく通常の遺伝子 (mdnA) から発現した前駆体タンパク質から切り出され、さらに分子内エステル結合を生じて環化されて、合成される。ミジンコの脱皮を阻害する。
※この「ペプチド」の解説は、「シアノトキシン」の解説の一部です。
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「ペプチド」の例文・使い方・用例・文例
- ニューロペプチドの分子機構
- ポリペプチドの相同物
- いくつかのタイプのグラム陽性菌に対して有効な化学構造で知られるポリペプチド抗生物質
- 消化性潰瘍と胃炎、食道逆流を治療するために用いるヒスタミン遮断薬(商標名ペプチド)
- 土壌細菌から得られる(バシトラシンに似た)ポリペプチド抗生物質
- 土壌バクテリアから抽出される基本的なポリペプチド抗生物質
- 結核の治療で(他の薬と並行して)筋肉中に投与される基本的なポリペプチド抗生物質(商標名Viocin)
- 胃の粘膜壁によって分泌されるポリペプチド・ホルモン
- ポリペプチド鎖を作り出すのに関係するDNA断片
- 特異タンパクかペプチドの生成を制御する遺伝子
- ペプチド結合したアミノ酸の鎖を含む大きな分子
- 蛋白質をそのペプチド結合の分裂によってペプチドとアミノ酸に加水分解すること
- 血液を凝固させる間、線維素を形成するために線維素原のアミノ末端からトロンビンの作用により放出されたペプチド
- 10から100以上のアミノ酸を含むペプチド
- タンパク質分解として知られる作用によりタンパク質がより小さいペプチドとアミノ酸に分解するのを触媒する酵素
- IGFという,人間の血清中より抽出されたポリペプチド
- EGFという上皮細胞の増殖を促進するポリペプチド
- 人間の血清中より分離,精製されたポリペプチドで,インスリン様作用をもつもの
- 脳下垂体や視床下部から分泌される神経伝達などを行うポリペプチド
- 上皮組織に作用し,上皮細胞の増殖を特異的に促進するポリペプチド
ペプチドと同じ種類の言葉
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