バンタム級とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > バンタム級の意味・解説 

バンタム‐きゅう〔‐キフ〕【バンタム級】

読み方:ばんたむきゅう

bantamweight バンタムチャボの意》ボクシングなどの体重別階級の一。アマチュアボクシングの男子ではライト級よりも軽くフライ級よりも重い階級で、52キロ超え56キロまで。女子フェザー級フライ級の間で51キロ超え54キロまで、ジュニアではフェザー級ライトバンタム級の間で52キロ超え54キロまで。プロボクシングではスーパーバンタム級スーパーフライ級の間で115ポンド超え118ポンドまで。

[補説] ムエタイでは、アマチュア51キロ超え54キロまで、プロ115ポンド超え118ポンドまで。


バンタム級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/05 07:50 UTC 版)

バンタム級(バンタムきゅう、: bantamweight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。「バンタム」とは、小型種のニワトリチャボなど)の呼称に由来する。

ボクシング

プロボクシングでの契約ウェートは、115~118ポンド (52.163~53.524kg) 。スーパーフライ級スーパーバンタム級の間の階級であり、全17階級中5番目に軽い階級。

アマチュアボクシングでは、男子52~56kg、女子51~54kg。

初代世界王者はカナダジョージ・ディクソン

日本人として初めて同級世界王座を獲得したのはファイティング原田笹崎)で、フライ級に続き2階級を制覇した。アマチュアでは1964年の東京オリンピック桜井孝雄金メダルを獲得した階級であり、プロでもデビューから全勝でWBA世界王座に挑戦し(引分で獲得ならず)、OBF東洋王座を獲得。1994年12月には正規王者薬師寺保栄松田)と暫定王者辰吉丈一郎大阪帝拳)による史上初の日本人世界王者同士のWBC王座統一戦が行われた。2022年12月には、井上尚弥がアジア人並びに同階級では初となる主要四団体統一王者となった。女子では天海ツナミ山木)がJBC女子解禁後にJBC非公認のIFBA王座を獲得している。JBC公認としてはミニフライ級(当時)・スーパーフライ級の2階級制覇者だった藤岡奈穂子竹原&畑山)がこの階級でJBC公認初の女子世界王座3階級制覇を達成した。

この階級の世界王座最多防衛記録はオルランド・カニザレスアメリカ合衆国 / IBF)の16度、女子はマリアナ・フアレスメキシコ / WBC)の7度。日本の選手の最多防衛記録は、山中慎介(帝拳 / WBC)の12度、女子は藤岡奈穂子(竹原&畑山 / WBO)の1度。

総合格闘技

総合格闘技での契約ウェートは、125 - 135ポンド (56.699 - 61.235キログラム) 。フライ級フェザー級の間の階級であり、全14階級中3番目に軽い階級。ネバダ州アスレチック・コミッションおよびボクシング・コミッション協会により規定されている階級である。

  • RIZINでは、61.0kg契約と規定している。
  • DREAMでは、61.0kg契約と規定していた。

ムエタイ

ムエタイでの契約ウェートは、115 - 118ポンド (52.163 - 53.524キログラム) 。スーパーフライ級スーパーバンタム級の間の階級であり、全19階級中5番目に軽い階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[1]

レスリング

レスリングでかつてバンタム級と呼ばれたものは、現在の55kg級に当たる。女子では51kg級をバンタム級と呼ぶ場合もある。

脚注

  1. ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日

外部リンク


バンタム級

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/11 16:38 UTC 版)

ビック・ダルチニアン」の記事における「バンタム級」の解説

2010年5月20日、オーストラリアニューサウスウェールズ州パラマタのリーグクラブにてエリック・バルセロナ(フィリピン)と空位IBO世界バンタム級王座決定戦行い3-0判定勝ちで王座獲得。IBO3階級制覇に成功した。ただし、WBAWBCIBFWBOの主要4大団体世界戴冠果たしての3階級制覇程の偉業ではない。 2010年8月WBCから名誉王座認定受けた2010年9月WBA世界スーパーフライ級スーパー王座返上した2010年12月11日アブネル・マレスジョゼフ・アグベコヨニー・ペレスと共に出場したSuper Six World Boxing Classicのバンタム級版としてShowtime主催するトーナメントであるバンタム級スーパー4の準決勝WBC世界バンタム級シルバー王座決定戦とダルチニアンの持つタイトル賭けてマレス対戦し121-2(115-111、112-113、111-115)の判定負けIBO王座初防衛失敗し王座から陥落WBCシルバー王座獲得失敗し準決勝敗退した2011年4月23日、バンタム級スーパー4の3位決定戦兼ねたIBO世界バンタム級王座決定戦で元IBF世界バンタム級王者ヨニー・ペレスコロンビア)と行い、5回1分7秒、3-0(3者とも50-44)の負傷判定勝ちでIBO王座返り咲き成功し、ダルチニアンがバンタム級スーパー4の3位となった2011年9月3日母国アルメニア初めての試合エレバンでエバンス・ムバンバ(南アフリカ)と対戦し3-0判定勝ちで王座防衛成功し故郷凱旋試合白星飾った2011年12月3日カリフォルニア州アナハイムホンダセンターWBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノパナマ)と対戦し120-3(111-116、110-117、107-120)と最大13点差がついた判定負けという完敗喫しWBAスーパー王座獲得での3階級制覇失敗IBO王座から陥落したこの後2012年1月からは、約2年ぶりに復帰したオーストラリア人トレーナー、ジョニー・ルイス(これまでジェフ・フェネックコンスタンチン・チュー世界王座導いた)の指導を受け、パワー頼みKO意識した戦い方我慢し、本来のジャブ中心にコンビネーション組み立て基本的なボクシングスタイルへ戻すトレーニング専念した2012年4月6日東京国際フォーラムWBC世界バンタム級王者山中慎介日本/帝拳)に挑戦したが、序盤こそ互角攻防繰り広げたものの中盤以降王者アウトボクシング翻弄された末に、0-3判定負けでまたも3階級制覇失敗した試合アウトボクシングをした王者対し不満を漏らした

※この「バンタム級」の解説は、「ビック・ダルチニアン」の解説の一部です。
「バンタム級」を含む「ビック・ダルチニアン」の記事については、「ビック・ダルチニアン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「バンタム級」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「バンタム級」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

','','','','','','','','','','','','','','','','','',''];function getDictCodeItems(a){return dictCodeList[a]};

すべての辞書の索引

「バンタム級」の関連用語







7
94% |||||

8
ジュニアフェザー級 デジタル大辞泉
92% |||||

9
ライトフェザー級 デジタル大辞泉
92% |||||


バンタム級のお隣キーワード
検索ランキング
';function getSideRankTable(){return sideRankTable};

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



バンタム級のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのバンタム級 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのビック・ダルチニアン (改訂履歴)、世界ボクシング評議会ムエタイ世界王者一覧 (改訂履歴)、世界ボクシング評議会ムエタイ欧州王者一覧 (改訂履歴)、プロ修斗選手一覧 (改訂履歴)、世界ボクシング評議会ムエタイ女子世界王者一覧 (改訂履歴)、世界ボクシング評議会ムエタイ・インターナショナル王者一覧 (改訂履歴)、国際競技空手協会男子世界王者一覧 (改訂履歴)、DEEP JEWELS王者一覧 (改訂履歴)、ONE Championship王者一覧 (改訂履歴)、World Boxing Super Series (改訂履歴)、ノニト・ドネア (改訂履歴)、修斗世界王者一覧 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS