ライト‐きゅう〔‐キフ〕【ライト級】
ライト級
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/05 17:58 UTC 版)
ライト級(ライトきゅう、英: lightweight)は、ボクシングなどの格闘技で用いられる階級の1つ。
ボクシング
プロボクシングでの契約ウェートは、130 - 135ポンド (58.967 - 61.235kg) 。スーパーフェザー級とスーパーライト級の間の階級で、全17階級中、ちょうど真ん中。
アマチュアボクシングでは、男子が56 - 60kg(2010年春にフェザー級廃止以前は57-60)、女子が57 - 60kg。
1886年創設。ヘビー級に次いで2番目に古い階級で、初代世界王者はジャック・マカリーフェ(アイルランド)。
1906年のネバダ州ゴールドフィールドはボクシングブームを迎えていた。若く大胆なギャンブラーのテックス・リカードが率いる地元の市民団体は、ゴールドフィールドを地域外にアピールするためにボクシング興行を主催した。そして1906年から1908年にかけて、リカードはジョー・ガンスとバトリング・ネルソンの3度にわたる世界ライト級タイトルマッチをプロモート。その初戦がゴールドフィールドのカジノで開催されると、ボクシングブームは頂点に達し、ゴールドフィールドは世界的に注目されるようになった。1905年のメインストリートはほとんど何もなく閑散としていたが、翌年には音楽ホールや店舗が建ち並んで人通りが増え、急激に活気づいた。リカードはそれまでのライト級の試合では最高額となる34,000ドルのファイトマネーを支払い、トッププロモーターとなる。69,715ドルのゲート収入も当時としては驚嘆に値する額だった[1]。
日本人として初めて同級世界王座を獲得したのはWBCのガッツ石松(ヨネクラ、1974年4月11日 - 1976年5月8日、5度防衛)。女子ではJBC公認前に風神ライカ(当時のリングネームはライカ)がWIBA王座を獲得しており、公認後もOPBF東洋太平洋王座を獲得し、日本人女子がタイトルを獲得した最も重い階級となっている。日本王座ではリック吉村がこの階級で全階級を通じて最多となる22度の防衛に成功した。
この階級の世界王座最多防衛記録はアルツール・グレゴリアン(ウズベキスタン / WBO)の17度。日本の選手の最多防衛記録は、オルズベック・ナザロフ(協栄 / WBA)の6度。
総合格闘技
総合格闘技での契約ウェートは、145 - 155ポンド (65.7709 - 70.3068kg) 。フェザー級とスーパーライト級の間の階級であり、全14階級中5番目に軽い階級。ネバダ州アスレチック・コミッションおよびボクシング・コミッション協会により規定されている階級である。
- RIZINでは、「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」が、71.0kg契約で行われた。
- PRIDEでは、73.0kg契約と規定していた。
- DREAMでは、70.0kg契約と規定していた。
キックボクシング
- GLORYでの契約ウェートは70.0kgに規定されている。
- ISKAでは、61kg (134lbs)契約に規定されている。
- シュートボクシングでは、62.5kg契約に規定されている。
- KNOCK OUTでは、61.5kg契約に規定されている。
- ONE Championshipでは、77.1kg契約に規定されている。なお、同団体では総合格闘技とムエタイも共通の体重契約で規定される。
K-1
M-1スポーツメディア体制のK-1(K-1 WORLD GP)での契約ウェートは、62.5kgに規定されている。かつてのFEG体制の旧K-1では、63kgに規定されていた。
ムエタイ
ムエタイでの契約ウェートは、130 - 135ポンド (58.967 - 61.235kg) 。スーパーフェザー級とスーパーライト級の間の階級であり、全19階級中9番目に軽い階級。世界ムエタイ評議会により規定されている[2]。
プロレス
メキシコ等、階級制を用いている国ではライト級が設けられている。
レスリング
レスリングでかつてライト級と呼ばれたものは、現在の66kg級に当たる。女子では55kg級をライト級と呼ぶ事も。
脚注
- ^ Andre, Sam; Fleischer, Nat; Rafael, Don (2001-12). “The lightweights”. An Illustrated History of Boxing (2001: 6th ed.). 米国・ニューヨーク市: Citadel Press. p. 292. ISBN 978-0-8065-2201-2
- ^ 6. Age, Weight Divisions and Weigh-inWorld Muaythai Council 2020年4月3日
外部リンク
- “ボクシング基礎知識 - 階級”. 日本ボクシングコミッション. 2010年3月30日閲覧。
- “コミッションルール - 第2部 試合 - 第12章 クラスとウェイト”. 西日本ボクシング協会. 2010年3月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年3月30日閲覧。
ライト級
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「はじめの一歩の登場人物」の記事における「ライト級」の解説
パパイヤ・ダチウ 声 - 布施川一寛 ライト級インドネシア国内王者。ブロッコリーに似た独特の髪形をしている。青木に匹敵する様々な裏技を用い、また殴った相手を空中で一回転させるほどの強打を誇る一方、持久力が全くない。 鷹村・イーグル戦の前座で青木と対戦し、得意のココナッツ・パンチでKO寸前まで追い詰めるも、スタミナ切れを起こして泥仕合に持ち込まれ、判定引き分けとなった。その後、鷹村・フォックス戦の前座で青木と再戦、スタミナの不足を放置してまでココナッツ・パンチの破壊力を増強させ、ダウンを奪うなど追い詰めたが、ディフェンス面にてココナッツ・パンチ対策をしていた事に加えて足を使って逃げ回る青木にスタミナを奪われて最終ラウンドに一方的に攻め立てられ、最終的には再び判定引き分けとなった。得意技 ココナッツ・パンチ(相手が空中で一回転するほどの破壊力がある(アニメではさらに着地した摩擦熱でリングが焦げた)。対戦者は「ヤシの実で殴られたようだ」とコメントしているという) 付け黒子(顎につけて、パンチを当てるための目印と見せかけていた) よそ見 死んだふり アルマン・ガルシア 青木と10回戦で戦いラッキーパンチを浴びて逆転KO負け。 ボーイ・アラーデ フィリピンライト級8位。鷹村の日本ミドル級防衛戦の前座で青木と対戦、カエルパンチを浴び3Rタオル投入でTKO敗けを喫した。 スネーク・トーマス 胸にヘビの入れ墨を入れている。一歩の再起戦の前座で青木と対戦、トミ子と付き合い始めてテンションの上がった青木に、別人のように華麗なテクニックでKOされる。 バディ・マグラモ 一歩対ハンマー・ナオ戦のセミファイナルで青木と10回戦で対戦、楽勝ムードの青木から激しいダウンを奪うも、隙を突かれてカエルパンチを浴びてしまい、泥仕合に持ち込まれ判定で敗れた。 パダワン・ヨーダ 鷹村対リッキー・マウス戦の前座で青木と対戦。優位に試合を進めたが、9Rに青木のカエルパンチを喰らい逆転KO負けを喫した。 ポンサ・クレック 鷹村・ダック戦の前座で青木と対戦、打ち合いを恐れて逃げ回る青木に対して判定で勝利した。 アーロン・ドミンゴ 元OPBFライト級チャンピオン。国籍はタイ。スタイルはインファイター。間柴の復帰戦となったタイトル防衛戦では中盤まで間柴のリーチに圧倒されるも、1階級上の耐久力と反則技交じりの接近戦で形勢を逆転し、KO寸前に追い込む。しかし10R、至近距離での強烈な右アッパーを受け一撃でKOされた。間柴戦後までの戦績は25戦21勝19KO3敗1分。
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