シマイサキとは? わかりやすく解説

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しま‐いさき【××伊佐木】

読み方:しまいさき

スズキ目シマイサキ科海水魚全長20センチ。体は長楕円形で吻(ふん)がとがる。体色灰青色で、体側黒色の太い線が4本、細い線が3本交互に走る。浮き袋発音する南日本分布食用うたうたい


シマイサキ

学名Rhyncopelates oxyrhynchus 英名:Fourstriped grunter
地方名シマイサギシマイオ 
脊椎動物門硬骨魚綱スズキ目シマイサキ科
色 形 長崎・日本・世界 住みか 3D

※出典:長崎県水産部ホームページ

特徴
内湾沿岸浅所河口汽水域に多い。体は細長く、頭は大きい。体は背側青灰色腹側銀白色体側には灰黒色の太い4条の縦線と細い3条縦線交互にある(幼魚は4条の縦線のみ)。産卵期は6〜8月沿岸内湾の波の静かなところで産卵する幼魚内湾にすみ河川にものぼるが、成長する外海に出る。餌は底生小動物小魚である。うきぶくろ使ってぐうぐう発音する

分布:中部日本以南沖縄付近にはいない)、台湾フィリピン 大きさ:25〜30cm
漁法:定置網投げ網 食べ方:煮付け塩焼き

縞伊佐幾

読み方:シマイサキ(shimaisaki)

シマイサキ科海水魚

学名 Terapon oxyrhynchus


縞伊佐木

読み方:シマイサキ(shimaisaki)

シマイサキ科海水魚

学名 Terapon oxyrhynchus


シマイサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 23:03 UTC 版)

シマイサキ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
亜綱 : 新鰭亜綱 Neopterygii
上目 : 棘鰭上目 Acanthopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : スズキ亜目 Percoidei
: シマイサキ科 Terapontidae
: シマイサキ属 Mesopristes
: シマイサキR.oxyrhynchus
学名
Rhynchopelates oxyrhynchus
Temminck & Schlegel, 1842
和名
シマイサキ(縞伊佐幾)
英名
Sharpbeak terapon

シマイサキ(縞伊佐幾、Rhynchopelates oxyrhynchus)は、河口から内湾に生息している魚。食用魚。西太平洋に広くで見られ、タイプ産地は日本である。

分布

日本国内では、屋久島以北本州以南。迷魚として久米島から記録されている。国外では、朝鮮半島東シナ海南シナ海台湾東南アジアの沿岸[1]

形態

全長は20-40cm。体はやや細長く側扁し、口は小さく[1]吻は劣る[2]。唇はやや厚い。2本の鋭い棘がある。尾鰭はわずかに湾入する。体色は稚魚では褐色で[1]、幼魚は黄色[2]。成長とともに青みを帯びた白色に変わる。数本の黒色縦帯が体側を直走し、和名のもとになっている。体側中央の黒色縦帯は、上唇から眼を通って尾鰭に達している。尾鰭にも放射状に広がる細い暗色の縞模様がある。斑紋の発現パターンは成長とともに変化する。胸鰭条数は13-14、側線鱗数は58-80、背鰭基底中央直下の横列鱗数は10-11[1]

生態

主に内湾や汽水域生息し、特に河口に広がるアマモ場では、夏になると、本種の幼魚がよく捕れる[2]。幼魚は河川の淡水域まで遡上する[1]。また、川底に沈むカキの殻やタイヤなどに隠れていることも多く、こうした障害物の近くに網を入れると捕れることが多い[2]。産卵期は5~8月で[1]、卵はオスによって守られる[3]を収縮させて「グウグウ」と発音する[1][2]。小型の甲殻類多毛類、小魚などを食べる動物食性[1]

利用

刺身や塩焼き、煮つけなどで賞味する[1]。国内では養殖も行われている[3]

別名

地方名はスミヤキ、カワススギ、スミナガシなど[2]

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i 細谷和海 『増補改訂 日本の淡水魚』 山と渓谷社 2019年 349頁
  2. ^ a b c d e f 松沢陽士 『ポケット図鑑日本の淡水魚258』 文一総合出版 2016年 215頁
  3. ^ a b https://fishbase.mnhn.fr/summary/Rhynchopelates-oxyrhynchus.html

シマイサキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:05 UTC 版)

浄ノ池特有魚類生息地」の記事における「シマイサキ」の解説

報告書での学名 Therapon oxyrhyuch 報告書での和名 しまいさぎ 方言名 横縞よこしまウィキメディア・コモンズには、シマイサキに関連するカテゴリあります。 シマイサキ (英: Rhyncopelates oxyrhynchus)はスズキ目スズキ亜目シマイサキ科シマイサキ属に属すであり、学名Rhyncopelates oxyrhynchus (Temminck and Schlegel, 1842)、標準和名はシマイサキ(縞鶏魚)である。コトヒキと同目同科のであり、沿岸から汽水域生息地とし、本州南岸部普遍的に見られる種であることもコトヒキと同様である。体の側面には4本の黒い太線その間には3条の黒い点線があり、これが方言名横縞由来である。体長、高さともコトヒキとほぼ同等であるが、当時伊東小学校にある記録では最大8寸5分(約25cm)のものがあり、青ばみたる色にして黒色の段々羅縞あり、と記されている。黒田調査した時点浄の池確認されたのはわずか2尾。しかも岩間隠れることが多く清澄の際に遊泳しているのを辛うじて確認している。 浄の池では異とされた上記5種以外に、少数ゴクラクハゼ少数マエビクルマエビ)、少数カニ一種(種不明)が生息し人為的に移入されたものとして大型緋鯉が3尾、同じく人為的に移入されボラがいた。このボラは数が非常に多く大小60尾が生息するのが確認された。

※この「シマイサキ」の解説は、「浄ノ池特有魚類生息地」の解説の一部です。
「シマイサキ」を含む「浄ノ池特有魚類生息地」の記事については、「浄ノ池特有魚類生息地」の概要を参照ください。

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