しま‐いさき【×縞×伊佐木】
シマイサキ
|
縞伊佐幾
縞伊佐木
シマイサキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/25 23:03 UTC 版)
シマイサキ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Rhynchopelates oxyrhynchus Temminck & Schlegel, 1842 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
シマイサキ(縞伊佐幾) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Sharpbeak terapon |
シマイサキ(縞伊佐幾、Rhynchopelates oxyrhynchus)は、河口から内湾に生息している魚。食用魚。西太平洋に広くで見られ、タイプ産地は日本である。
分布
日本国内では、屋久島以北本州以南。迷魚として久米島から記録されている。国外では、朝鮮半島、東シナ海、南シナ海、台湾、東南アジアの沿岸[1]。
形態
全長は20-40cm。体はやや細長く側扁し、口は小さく[1]吻は劣る[2]。唇はやや厚い。2本の鋭い棘がある。尾鰭はわずかに湾入する。体色は稚魚では褐色で[1]、幼魚は黄色[2]。成長とともに青みを帯びた白色に変わる。数本の黒色縦帯が体側を直走し、和名のもとになっている。体側中央の黒色縦帯は、上唇から眼を通って尾鰭に達している。尾鰭にも放射状に広がる細い暗色の縞模様がある。斑紋の発現パターンは成長とともに変化する。胸鰭条数は13-14、側線鱗数は58-80、背鰭棘基底中央直下の横列鱗数は10-11[1]。
生態
主に内湾や汽水域生息し、特に河口に広がるアマモ場では、夏になると、本種の幼魚がよく捕れる[2]。幼魚は河川の淡水域まで遡上する[1]。また、川底に沈むカキの殻やタイヤなどに隠れていることも多く、こうした障害物の近くに網を入れると捕れることが多い[2]。産卵期は5~8月で[1]、卵はオスによって守られる[3]。鰾を収縮させて「グウグウ」と発音する[1][2]。小型の甲殻類、多毛類、小魚などを食べる動物食性[1]。
利用
刺身や塩焼き、煮つけなどで賞味する[1]。国内では養殖も行われている[3]。
別名
地方名はスミヤキ、カワススギ、スミナガシなど[2]。
脚注
シマイサキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:05 UTC 版)
「浄ノ池特有魚類生息地」の記事における「シマイサキ」の解説
報告書での学名 Therapon oxyrhyuch 報告書での和名 しまいさぎ 方言名 横縞 (よこしま) ウィキメディア・コモンズには、シマイサキに関連するカテゴリがあります。 シマイサキ (英: Rhyncopelates oxyrhynchus)はスズキ目スズキ亜目シマイサキ科シマイサキ属に属する魚であり、学名Rhyncopelates oxyrhynchus (Temminck and Schlegel, 1842)、標準和名はシマイサキ(縞鶏魚)である。コトヒキと同目同科の魚であり、沿岸から汽水域を生息地とし、本州南岸部で普遍的に見られる種であることもコトヒキと同様である。体の側面には4本の黒い太線、その間には3条の黒い点線があり、これが方言名の横縞の由来である。体長、高さともコトヒキとほぼ同等であるが、当時の伊東小学校にある記録では最大8寸5分(約25cm)のものがあり、青ばみたる色にして黒色の段々羅縞あり、と記されている。黒田の調査した時点で浄の池で確認されたのはわずか2尾。しかも岩間に隠れることが多く、水が清澄の際に遊泳しているのを辛うじて確認している。 浄の池では異魚とされた上記5種以外に、少数のゴクラクハゼ、少数のマエビ(クルマエビ)、少数のカニの一種(種不明)が生息し、人為的に移入されたものとして大型の緋鯉が3尾、同じく人為的に移入されたボラがいた。このボラは数が非常に多く、大小約60尾が生息するのが確認された。
※この「シマイサキ」の解説は、「浄ノ池特有魚類生息地」の解説の一部です。
「シマイサキ」を含む「浄ノ池特有魚類生息地」の記事については、「浄ノ池特有魚類生息地」の概要を参照ください。
「シマイサキ」の例文・使い方・用例・文例
- シマイサキという魚
固有名詞の分類
- シマイサキのページへのリンク