コーングリッツとは? わかりやすく解説

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コーン‐グリッツ【corn grits】

読み方:こーんぐりっつ

トウモロコシひき割りしたものコーンミールよりも粒が粗いものをいう


コーングリッツ(こーんぐりっつ)

トウモロコシデンプン主体とするぶぶんを一定の粒度そろえたもの。トウモロコシ選別水洗後、破砕胚芽表皮除去して残った胚乳部を挽き割り、精粒する。本格焼酎原料としてのコーン・グリッツは、粒度がよくそろっていることが望まれるデンプン価が高いので麹原料あるいは掛原料として用いられる。その製品クセ少なく香味ともに淡白淡麗であり、そのまま商品化してもよいし、ブンレド用にも最適である。

コ-ングリッツ

トウモロコシの全胚乳部を粗砕きし、分級したもので4~6メッシュ程度のもの。そのまま煮沸して食卓供する事もある。  

コーングリッツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 15:05 UTC 版)

コーングリッツ (: corn grits) は、トウモロコシを挽いて作られた穀粒である。

グリッツに添えられたベーコン、スクランブルエッグ、トースト

概要

コーングリッツは精選した黄色または白色トウモロコシの胚芽を除去した後、挽砕と篩別によって粗脂肪含有率2%以下および粒度3.5メッシュから80メッシュに相当する製品[1]

コーンミール(corn meal)は精選した黄色または白色トウモロコシをそのまま挽砕篩別した製品[1]

協会基準とは別に、コーングリッツより細かく、コーンフラワーより粗いコーングリッツの総称を、コーンミールと呼ぶことがあり、一般的に日本でのコーンミールはこのことを指す。

原料

コーングリッツの原料となるものは、食用として一般に広く認知されているスイートコーン(甘味種)や ポップコーン(爆裂種)などは用いず、デントコーン(馬歯種)やフリントコーン(硬粒種)といった品種が使われる。

日本において、原料のトウモロコシは、ほぼ全量がアメリカ合衆国ブラジルなど海外からの輸入である。

製造方法

トウモロコシを工業的に処理する方法は、ウェットミリング(加湿製粉)とドライミリング(乾燥製粉)と呼ばれる粉砕方法の違いによって2つに大別される。

コーングリッツの製造方法はドライミリングで製粉され、文字どおり乾式製粉である。最終的には角質胚乳部からなるコーングリッツと、粉質胚乳部からなるコーンフラワー、ホミニーフィードやコーンジャームなどの副産物ができる。原料のトウモロコシのほとんど全てが何らかの製品となり、廃棄は非常に少ない。

用途

コーングリッツの用途は様々であるが、主要なものとしては次のようになる。

シリアル用

コーンフレーク等の朝食用シリアルとして用いられる。

食品用

トウモロコシ系のスナックフーズに使用される[2]

原料コーングリッツに調味料を加えて、押出成形(エクストルーダー)にてアルファ化処理する際に成形する。

アメリカ合衆国では一般的であるコーンブレッドイングリッシュ・マフィンにも使用されている。

かつては信州味噌にも使用されていた。

醸造用

ビール焼酎等の醸造用として使用される。

トウモロコシの醸造としてバーボン・ウイスキーがあるが、トウモロコシの丸粒を使用して醸造される。

メーカー

日本では4社により製造されている。

脚注

  1. ^ a b 2015年1月14日改定 コーンドライミリングの製品基準 一般社団法人日本コーングリッツ協会
  2. ^ 菊池一徳著「トウモロコシの生産と利用」光琳、1987年、P212、ISBN 4-7712-8705-8

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