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通常国会は終わった。早めに秋の臨時国会を! |
第177回通常国会は、70日間延長されたうえ、本日閉会となった。
昨日、第95代の総理に指名された野田総理の組閣が9月2日(金)と言われており(一説によると9月5日)、組閣に伴う政務三役の選任、民主党役員人事等が固まる短い期間、国会は遅い夏休みに入るものと思われる。
とはいえ、「国難」と称される「3.11大地震と大津波」からの復興・再生、福島第一原発事故の一日も早い収束、急激な円高ドル安への対応、深刻なデフレからの脱却、目白押しの外交日程など、とても夏休みを取れる状況には無い。今年度第3次補正予算も臨時国会で早く仕上げないといけない。来年度予算編成作業も待ったなしだ。通常国会で成立を期す事ができなかった法案処理もある。
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野田佳彦新総理への注文 |
先程の衆参本会議で、民主党代表の野田佳彦氏が第95代総理大臣に指名された。
翻ってみるに、私が衆議院議員に初当選した2003年11月から7人目、1995年の参議院議員初当選から11人目の総理大臣誕生である。
今や、年中行事のように総理大臣指名が行われ、わずかに約1年位で総理が変わる。ヨーロッパの国々では、「日本では回転ドアのように総理が変わる」とも揶揄されているらしい。いかな、衆参ネジレ国会の状況にあるとはいえ、決して褒められたものじゃない。
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民主党新代表に野田氏、普天間の辺野古移設は「踏襲」から「継承」へ |
民主党の新代表選挙は、2回目の決戦投票で野田財務大臣が選出された。明日の衆参本会議で、第95代の総理大臣に指名される事が確実となった。朝のブログで、「沖縄から『ターガナティン ユヌムンヤサ』」(誰になっても同じ、との意味)、被災地から『誰でも同じ』」と書いた。
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沖縄から「ターガナティン ユヌムンヤサ」、被災地から「誰でも同じ」 -民主党代表選のゆくえ- |
先週末、ゲリラ豪雨と雷雨で羽田発那覇行きの飛行機に、滑走路上で約1時間30分も待機を余儀なくされ、這這の体で沖縄に到着できた。
先週末に地元でお会いした方々から、民主党代表選挙の予想を訊ねられたが、「ボクにも全くわかりません」としか答えられなかった。ただ、お会いした多くの方々から、沖縄の抱える課題との関係で、「ターガナティン ユヌムンヤサ」(誰になっても同じだ)との声は強く、それを聞いた私は「そうですね」と相槌を打つ以外になかった。沖縄は、民主党代表選挙に冷めている。冷ややかだ。
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沖縄からの菅内閣の評価と民主党代表選 |
8月26日 菅内閣が正式に民主党代表を辞任した。それを受けて本日(8月27日)次期代表選挙が告示され、29日代表選挙、30日菅内閣総辞職、衆参両院における首班指名の運びとなる。
菅内閣発足後の445日間を沖縄の立場で採点評価すると、正直「合格点」とはならない。
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「挙党一致」「党内融和」も多数派工作の方便 ―馬淵総理誕生に期待― |
民主党代表選挙は、正式に立候補を表明した者、正式表明はないが意欲を示した者のうち、確実な立候補者は告示を待たねば不明である。もしかしたら、現段階で浮上していない候補者が突如として現れるかも知れない。
マスコミが大々的に報ずる民主党代表選挙は、私などが知る由もない「舞台裏」での様々な虚虚実実の権力ゲームがあるに違いない。今日の朝刊各紙を読むと、「挙党一致」や「党内融和」という綺麗事が語られているが、実際には、代表選終了後の首班指名、組閣を睨んだ「人事」の暗闇、すなわち多数派工作の方便のような感じを受ける。
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虚虚実実の民主党代表選挙 |
昨日、前原誠司前外務大臣が正式に立候補表明をした事で、刻一刻と近付く民主党代表選挙がヒートアップしている。
昨日は、本会議を終え、第83回自治労定期大会に参加する為に長野へ行き、今日、午前中冒頭の委員長、来賓らの挨拶を聞いて戻ってきた。
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小物乱立から、本命登場で混戦か ―民主党代表選挙― |
小物とか、本命とか、私が言っているのではない。あくまでも、マスコミ報道に従ったまでだ。
政治の世界は「一寸先は闇」とよく言われるが、民主党代表選挙も、今日になって新聞各紙が前原誠司元代表が正式に今日中にも出馬表明へ、と報じており、これまでの構図と違う方向へ展開しそうな雲行きである。波乱含みの展開になりそうだ。
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「地域との共生」と「大地を揺るがす太鼓と歌三線」 |
8月20日、沖縄愛楽園の夏祭りに参加した。当初予定していた8月6日の日程が、台風の襲来でこの日に延期、開催されたものである。
今年の愛楽園夏まつりは、「地域との共生」をメインテーマに、多くの地域住民、ボランティア、入所者・退所者とその家族らが参加し、盛大であった。今年は、2001年5月のらい予防法違憲国家賠償請求訴訟(ハンセン病国賠訴訟)の熊本地裁判決から10年目の節目の年である。
当時、私は参議院議員であり、小泉総理や法務、厚生労働各大臣らに、熊本地裁判決を重く受け止めて、控訴を断念するよう、予算委員会で強く迫ったことを想い出す。
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豚を盗んで骨を施す-ケビン・メア前米国務省日本部長- |
この男は全く信用できない。恥知らずで図々しい男だ。常に自分を正当化し、他人を非難攻撃する。相変わらずウチナーンチュを馬鹿にし、差別意識を強く持っている。
その男の名は、前米国務省日本部長、元在沖米総領事のケビン・メアである。
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やはり間違っている野田財務大臣の「戦争犯罪人」認識 |
一昨日のブログに、「野田財務大臣は歴史捏造の『A級戦犯だ』!」と書いた。
野田財務大臣の「A級戦犯と呼ばれた人たちは、戦争犯罪人ではない」との記者会見発言を、報道だけはなく、正確に知るために、昨日、早速、衆議院のホームページから、野田氏が提出した質問主意書と政府答弁書を検索し、読んでみた。
野田氏は、平成17年10月17日、「『戦犯』に対する認識と内閣総理大臣の靖国神社参拝に関する質問主意書」を提出し、同年10月25日、政府答弁書が出ている。
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民主党の嘘に、自民党よもっと怒れ ―子ども手当「存続」ビラ― |
お盆休みも明け、今日の朝一便で上京した。
羽田空港から議員会館に直行すると、党国対事務局から、民主党が発行した政策シリーズ「『子ども手当』存続します。」のビラが机上に置かれていた。このビラの内容、製作の真意を巡って、自民党が怒りを表明し、盆明けの国会運営も波静かではなくなった。さざ波が立ってきた。
報道では知っていたが、現物を読んで、正直、民主党のビラ発行の真意を計りかねた。
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野田財務大臣は歴史捏造の「A級戦犯」だ! |
これまで野田財務大臣の素顔(歴史認識や思想傾向など)をほとんど知らなかった。知ろうとも思わなかった。政治家として魅力も感じなかった。(大変に失礼!)
ところが、8月15日の66年目の終戦記念日に「A級戦犯と呼ばれた人たちは戦争犯罪人ではない」との自らが2005年に提出した質問主意書の考え方に「基本的に変わりない」と記者会見で語った、とのニュース報道に接し、強い違和感と怒りを覚えた。
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大連立に異議あり! |
昨日のブログで「大連立は正しい選択か?」と書いた。菅総理の辞任とそれに伴う民主党代表選挙が間近に迫り、立候補予定者が揃いつつある現在、大連立への合唱が高まりつつある。
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大連立は正しい選択か-民主党代表選の争点- |
月末にも実施予定の民主党代表選挙に、立候補の名乗りを挙げた者、立候補に意欲を示した者、周囲から立候補を勧められている者の発言が騒がしくなってきた。
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沖国大への米軍ヘリ墜落から7年の夏-欠陥飛行場と欠陥機- |
2004年8月13日、普天間基地所属の米軍ヘリが沖縄国際大学に墜落・炎上した事故から7年目の夏が巡って来た。あれから7年、沖縄県民が強く普天間飛行場の即時閉鎖、返還、「国外、県外」への移設を求めているにも関わらず、「世界一危険」な普天間飛行場は居座り続けている。
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「トモダチ作戦」で米軍が残した放射性廃棄物 |
原発が一基も稼動していない沖縄にも、福島第一原発事故による放射能汚染の危険は、じわりじわり広がっている。
先にこのブログで、セシウム汚染の腐葉土が沖縄のホームセンター等でも大量に販売され、一騒動になっていると書いた。セシウムに汚染された腐葉土と知らずに購入し、すでに畑作や園芸用に使用された後の除染作業が大変だ。
そのような折、8月11日の地元二紙は、米軍普天間飛行場で、米軍の「トモダチ作戦」による福島第一原発事故後の支援活動で出た放射能廃棄物が保管されている、と報じている。
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菅総理の「観念」と次期代表選 |
衆議院は、本日(8月11日)本会議が開かれ、公債特例法案が、民主、自民、公明の賛成多数で成立する見込みである。私は、ブログに一貫して書いてきたように反対する。社民党は、党議拘束なしの自由投票だ。衆参10人の少数政党で意見が分かれたのは残念だ。
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野田消費増税候補の出馬表明 ―おもしろくなった民主党代表選― |
8月9日付朝刊各紙は、野田佳彦財務大臣が、菅総理の後任を決める次期民主党代表選挙に出馬表明をした、との記事が掲載されている。
野田財務大臣は、消費増税の必要性をしきりに強く主張しているので、「財務省の組織内候補」とも揶揄され、皮肉られており、次期民主党代表選挙は、消費増税や復興増税が争点の一つになるものと思われる。
民主党内にも「反増税派」は多くおり、社会保障と税の一体改革のあり方を含め、「増税」「反増税」の立場で堂々と国民に分かりやすい論戦を展開して欲しいものだ。
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政府は在沖米軍基地の枯れ葉剤使用調査をアメリカに求めよ |
8月6日付の沖縄タイムスに、米軍が在沖基地で使用した枯れ葉剤に関し、知念清張記者の署名記事が掲載されている。
記事によると、1960年代から70年代の米軍普天間飛行場やホワイトビーチ、キャンプ・キンザーなど、県内の9米軍施設で、ベトナム戦争で使用された猛毒の枯れ葉剤を使用・貯蔵していた可能性が、関係者の証言から高い事が判明したという。
在沖米軍基地に駐留した退役軍人十数人から、英国系ジャーナリストのジョン・ミッチェル氏が証言を得たようだ。在沖米軍基地がベトナム戦争の出撃・前進基地、補給基地の役割を果たしていた事は公知の事実であり、当時在沖米軍基地で枯れ葉剤が使用・貯蔵されていたとの証言に接しても特段の驚きはない。
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核と人類は共存できない-核廃絶と脱原発へ- |
「核と人類は共存できない」、これは被爆者で反核哲学者の故森洸市朗氏の言葉である。私は、真理だと信ずる。同時に、そのためにも人類は核廃絶を目指さねばいけないと思う。
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経産大臣は「海江田万里」か「海江田便利」か |
非常に強い台風9号が、沖縄本島に接近しており、今朝のテレビの天気情報で、私の住むうるま市で最大風速49.6メートルを記録した、と報じていた。沖縄の台風被害が心配だ。
今日は、予定されていた衆議院本会議も中止となり、午後から地元に戻ろうと思っていたが、羽田・那覇間の飛行機も全便欠航となり、明日も飛ぶかどうか全くの未定だ。どうやら今週末は、東京滞在になりそうだ。
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見通せぬ延長国会終盤と一筋の光 |
延長国会の日程も残り1ヶ月を切った。その間に、事実上の“お盆休会”もある。ここ数日間、公債特例法案成立への前提となる、民主・自民・公明3党の子ども手当見直し協議が注目されているが、昨日の3党幹事長・政調会長会談でも合意には至らなかったようだ。今日もまた続行されるとマスコミは報じている。
自民党の石破政調会長は「子ども手当がまとまっても、(公債特例法案成立の)必要条件であって十分条件ではない」と語っているので、公債特例法案の成立までには、なお道は険しい。 私や社民党は、公債特例法案に反対する理由を明確に主張してきた。その反対理由、すなわち賛成するに障害となる理由は、未だ民主党によって取り除かれていないので、私の態度に変わりはない。党三役もそうだと信じたい。
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民主党岡田幹事長の脅し ―特例公債法案と政党交付金支給差し止め― |
延長国会の会期も残り1ヶ月を切った。政局の動向など、野党の少数政党に身を置く立場で確実に見通せるものではない。かかる永田町の「8月の憂い」の中で、昨日、気になる民主党・岡田幹事長の記者会見発言をテレビニュースで知った。 岡田幹事長は、焦点になっている赤字国債発行のための特例公債法案について、「今国会中に成立しなかった場合の予算執行抑制策として、各政党への政党交付金の支給差し止めを考えている」旨、語っている。現段階で、特例公債法案の成立に反対している野党を牽制する脅しのテクニックだろう。
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古川康佐賀県知事も原子力マフィアの一味か? |
8月1日付、沖縄タイムス1面トップ記事の見出しは、「脱原発 世界へ訴え 福島で初の原水禁大会」である。同じく、琉球新報の1面トップ記事の見出しは「電力労組、民主に1億円超」となっている。
琉球新報(恐らく通信社からの配信)の記事は、「会社側は自民党に、労組側は民主党に資金を集中させて労使一体で政界に影響力を強め、原発を推進した構図が浮き彫りになった。」と解説する。原発に群がった政治家たちの実態も、どんどんマスコミで暴かれつつある。もちろん、「脱原発」の私や社民党には、1円たりとも廻ってこない。当然といえば当然だ。
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