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年度末の国会攻防 ―不要不急予算を震災復興財源へ― |
弥生(やよい)3月も今日で終わる。今日は、「年度末」であり、明日からはいよいよ新年度が始まる。
今日の午前9時から与野党国対委員長会談が開かれた。会談には、枝野官房長官が出席し、昨日の閣議で、衆議院で審議中の2011年度子ども手当法案の取り下げを決定した、との報告がなされた。
政府案の2011年度子ども手当法案では、3歳未満に限り、現行1万3千円に7千円上積みする内容になっていた。衆議院では、すでに現行案のまま6カ月間延長するいわゆる「つなぎ法案」が可決・成立しており、内容の異なる政府案(閣法)と「つなぎ法案」が併存する形になっていた。社民党からも、そのような立法のあり方に強い疑問と批判を訴えていたが、政府案の取り下げで一件落着し、「つなぎ法案」は年度末の参議院でも可決・成立する見込みである。
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福島第一原発は速やかに廃炉にせよ |
福島第一原発は本当に大丈夫か- 3月11日の東北関東大震災と大津波による被災、それに起因する原発事故の発生いらい、報道されるニュースに目を凝らし、関連記事や資料を読み漁るなど原発と原子力に関するにわか勉強を始めた。
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政府の不作為を撃つ 2万2千人余の原告 |
今日(3月28日)で米軍嘉手納基地を離発着する米軍機の深夜・早朝飛行を制限するため、日米両政府が1996年に「騒音防止協定」を凍結してから満15年を迎えた。
結論を先に言うと、「騒音防止協定」は、米軍の運用上の優先の名の下に、何ら実効性がなく、全く守られていない。「騒音防止協定」締結後、むしろ、夜間・早朝の軍用機の離発着は増加し、爆音は激化している。「殺人的爆音」と称される爆音被害は、嘉手納基地周辺住民らの日常生活を破壊し、健康被害をも現出し、もはや受忍限度をはるかに超えている。
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「戦災」と「震災」そして「ヒバク」と「被爆」 |
先日、「3・11東北大震災と大津波」で被災した国会議員にお見舞いを申し上げたら、「被災地の惨状は戦争で戦災にあったようなものです」とおっしゃっていた。人間がしかける戦争による「戦災」も困るが。自然の猛威による「震災」もあってはならない。死者・行方不明者は2万人を超えた。「戦災孤児」が発生したように「震災孤児」も予想される。「震災孤児」の皆さんには社会全体で温かい手を差しのべてゆかねばならない。
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2009年衆院選は「違憲状態」 |
最高裁大法廷判決が国会に突きつけたのは、「投票価値の平等である」。3月23日、最高裁大法廷は、2009年衆議院選小選挙区の「1票の格差」(本件では、2.30倍)が問われた選挙無効訴訟の判決で、「法の下の平等」に反し「違憲状態」だった、との判決を言い渡した。
15人の最高裁大法廷裁判官のうち、12人が多数意見の「違憲状態」、2人が「違憲」、1人が「合憲」との判断だ。最高裁大法廷判決が「投票価値の平等」を重視し、「違憲状態」との判決を下した事は重大である。
最高裁は、これまで1票の格差との関連で「2.47倍」まで合憲としてきたが、今回それより低い2.30倍の格差を「違憲状態」とした。更に、大法廷判決は、衆院選挙区画定審議会で、小選挙区300をまず47都道府県に1ずつ配分した上で、残りの253を都道府県別人口に応じて比例配分する「1人別枠方式」について、「制度としての使命を終えた」として、廃止し、国会の立法措置を講じるべきと踏み込んだ。
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原発の新増設はただちに止めよ |
福島第一原発の事故に関連し、朝日新聞3月18日付朝刊の「天声人語」に次のような記述がある。「・・・科学の創りだしたものが、生みの親の制御を超えて、のたうち、暴れる。人類の『滅び』の可能性を秘める核の、深刻きわまる暴走である。」
福島第一原発事故は、発生いらい今日までの段階で、連日、使用済み核燃料プールへの放水、原子炉への海水注入、格納容器減圧のための水蒸気の放出が続いている。一方で、大津波で破損した外部電源の接続作業も進行し、3号機で中央制御室に通電し、照明が点灯した、とも報じられている。だが、未だに「核の暴走」を制止しえていない。
今日も緊急院内集会で後藤政志氏(元原子炉格納容器設計者、工学博士)の講演を聞いた。講演を聞いて考えるのは、わが国は、地震列島である事は明白で、しかも多くの原発が海辺に設置されているにも関わらず、マグニチュード9の大地震や最高で5.5メートルの津波しか想定していない設計の甘さである。そのような想定の上に、設計に当たろうとする設計士の提言は「砂漠の中で米粒に当たるようなものだ」と一笑に付され、採用されなかったようだ(3月23日付東京新聞)。
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一刻も早く遺族の元へ ―旧日本兵の5柱の遺骨― |
つい先ほど、厚生労働省大臣官房審議官森岡雅人氏に会い、沖縄の遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表から託された旧日本兵5柱のDNA鑑定資料を届けてきた。
2009年9月に、西原町幸地の森にある旧日本軍の陣地壕跡から旧日本兵と思われる5柱の遺骨が「ガマフヤー」の皆さんによって見つかったことについては、1月8日付のブログに「遅きに失する遺骨収集」と題して書いた。
ほぼ完全な形で見つかった5柱の遺骨は、多くの戦史資料に照らし、旧日本兵である事は間違いない。見つかった事が地元紙や週刊誌等で報道され、名乗り出た遺族とおぼしき方々も多数である。
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ウチナーンチュのチムグクルからの支援を |
「3・11大地震と大津波」による被災者支援がウチナー中で取り組まれている。県や市町村、企業、団体、個人のあらゆる各層から「ウチナーンチュのチムググル(胆心)で被災者を支援しよう」と様々な動きが出ている。
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菅総理の震災を利用した政権延命策 |
菅総理が自民党の谷垣総裁に対し、「副総理兼震災復興担当大臣」として入閣を要請し、拒否された事が判明した。昨日は、ニュースで知った支持者からの伝聞や各紙の電子ニュースの限りでブログにおいて批判したが、昨夜のNHKニュース、今朝の朝刊紙で自ら直接に事実を確認した。どうやら昨日の電子ニュースは本当だったようだ。
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谷垣自民党総裁への入閣要請に驚き |
現段階ではテレビやラジオのニュースに接した複数の人からの伝聞と中央紙の電子ニュースからの情報の限りである。従って、その限りの情報でブログを書いている。
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東北大震災と大津波から1週間 |
「3.11東北大震災と大津波」から今日(3月18日)で、1週間が経過した。被害の実態は、今なお不明であり、明らかになりつつある被害実態と被災者の実態には、言葉を失うばかりである。 菅総理は、昨日(3月17日)になって、「被災者生活支援特別支援本部」を設置すると発表した。私は、対応が余りにも遅い、と思う。菅総理の「決断」の不手際にも批判が挙がっている。だが、今は批判や責め合いはよそう。そんな時ではない。一刻も早く、被災者の生活再建に国を挙げて努力を尽くそう。
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避難所の住民死亡-想像を絶する生活- |
刻々と伝わる福島第一原発の異常事態には、驚き、不安を抱くばかりだ。今はただ、関係者の必死の努力による原発の「制御」を見守り、祈るしかない。
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被災地・避難所の住民らを救おう |
「3.11大地震と大津波」による被害は深刻に拡大している。福島第一原発も依然として極めて深刻な事態だ。社民党は、今日も「東日本大震災対策本部」を開催し、政府に対する政策提言をまとめた。とにかく、今は人命救助を最優先しなければいけない。昨日は、4日ぶりに救助された人のニュースも伝わってきた。「3.11大地震と大津波」は、想像を絶するもので、一瞬にして「日常生活」が消え、被災地一面が瓦礫に化したのである。
ライフラインの復旧、そしてせっかく難を逃れた被災者が被災地や避難所で、命の危機に直面している事も現実である。被災地・避難所に水、食料、燃料(ガソリン、灯油)、医薬品、毛布、乳児のミルク、生活用品が圧倒的に不足している。輸送システムがしっかり確保できていないので、それらの物品が届かない。私も地元秘書に対し、すぐに手配して現地対策本部宛に食料品等の支援物資を送る手配をせよ、と指示した。
避難した人々は、実に45万人を超えたと言われる。福島第一原発の屋内退避も半径30キロに拡大され、3号機から火煙が上がり、5、6号機の使用済み核燃料貯蔵プールの水温も上昇していると報じられている。「原子の火」は消えようが、一人として国民の「いのちの火」を消してはいけない。
被災地・避難所に食料品等の支援物資・支援金をすぐに送ろう。
2011年3月16日 16時15分
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この男“危険”につき、近寄るな、近付かせるな -石原知事とケビン・メア氏- |
この場合、“危険”な男とは、石原慎太郎東京都知事と米国務省の前日本部長のケビン・メア氏である。“危険”の判断は、あくまでも私の個人的評価基準に従ったものである。
先ず、石原知事だが、去る3月14日の記者会見で、「日本人のアイデンティティは我欲。この津波をうまく利用して我欲を1回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う。」と発言している。
「3.11大地震と大津波」の被災で途方にくれ、命を失い、傷付いた地方と人々に「天罰」発言は余りにもひどい。首都東京の知事として、単なる失言、放言では済まされない、むしろその資質が問われなければならない。
発言に対する抗議の声が上がってからも、発言撤回を否定したが、今になって発言を撤回し、陳謝すると言う。恐らく知事選挙を意識して、慌てて撤回し、事なきを得ようとする算段だろう。本当に許せない。石原知事は、これまでも障がい者、女性、在日外国人を差別、侮辱、蔑視する“危険”な男である。
現時点でのもう一人の“危険”な男は、ケビン・メア氏である。メア氏のウチナーンチュを侮辱し、差別する発言については、沖縄中で怒りが沸騰し、沖縄県知事、県議会、各市町村議会から抗議決議が相次いでいた。県内の各政党、労働組合、平和運動団体、市民団体も抗議行動に決起した。メア氏への怒りで「ジャスミン革命」ならぬ「ゴーヤー革命」(あるマスコミ人が命名)が沖縄で起りつつあった。
「3.11大地震と大津波」に対する関心と支援活動で、沖縄でのメア発言に対する抗議は、一時“政治休戦”状態である。ところが、今朝知った共同通信ニュースでびっくり仰天した。なんとメア氏が国務省内に設置された東日本大震災対策本部の調整担当者に加わっている、と報じられている。「調整担当者」の詳細な任務、役割などは承知していないが、日本文化を否定し、日本人を差別する発言を平気でやる者が、果たしてその任に相応しいのか、疑問だ。
東日本大地震と大津波の被災者救援に諸外国から駆け付けてくれている事には感謝する(3月13日現在、11カ国の緊急救助隊が到着。91カ国・地域、9国際機関が支援申し出。)。だが、“危険”な男が近付いてくるのは、正直、「ありがた迷惑」だ。
2011年3月16日 10時07分
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極めて深刻な事態 -福島第一原発の状況- |
昨日に続いて、本日も党の「東日本大震災対策本部」「原子力発電所等事故対策本部」「政策審議会全体会議」を開催した。
「原子力発電所等事故対策本部」では、経産省原子力安全・保安院から福島第一原発の状況についての報告を受け、質疑応答をやった。その間も刻々と事態は深刻の度を極め、2号機での爆発、4号機での火災発生(後に消火)と爆発(水素爆発か?)の報道が伝わってきた。
特に、2号機は、圧力抑制室が損壊し、放射能が大量に飛散する恐れを生じている。4号機でも原子炉建屋が火災により損壊し、核燃料漏出の危機が生じている。
枝野官房長官は、午前11時からの記者会見で「放射線を測定する『モニタリングポスト』の値が、3号機付近で400ミリシーベルトを記録した」と発表している。400ミリシーベルトは、40万マイクロシーベルトにあたり、人が浴びる放射線で、健康への影響がほとんどないとされている100ミリシーベルト=10万マイクロシーベルトの4倍に相当する。400ミリシーベルトは、血液の中の白血球が減るなど、体への影響が出るレベルとされている(NHKニュース)。枝野官房長官も「身体に影響を及ぼす可能性のある数値」だと認めている。
現に、福島第一原発事故で飛散した放射性物質が東京、神奈川、茨城県などで異常値で観測されている。被曝国日本の多くの国民が、未曾有の大震災と大津波に因る福島第一原発事故とはいえ、再び被曝の犠牲者を出しては絶対にならない。
政府と東京電力は、全力を挙げて万全の対策を講じてもらいたい。外国からも福島第一原発についての論評が寄せられている。フランス原子力安全機関(ASN)のラコスト総裁は、3月14日、福島第一原発事故について「米国のスリーマイル島の事故(1979年)より深刻だ」との見方を示したようだ(毎日新聞)。
イチデージナトーン(一大事だ)。
2011年3月15日 17時15分
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茫然自失の地震被災者 ―一人でも多くの命を救え― |
3月11日に発生した東日本大地震と大津波による被害状況が明らかになるにつれ、事態の深刻さに息を飲み、言葉を失うばかりだ。想像を絶する被災地の光景がテレビニュースで流れる度に、被災者の救命と支援に何かやってあげねば、と苛立ち、焦る。
今日(3月14日)、13時から与野党幹事長・国対委員長会談が開かれ、与党から「東北関東大震災を受けた国会対応について」と題し、統一地方選の日程を延期するための特例法案の制定など7項目が提起された。明日も引き続き与野党幹事長・国対委員長会談を開き、協議のうえ、結論を得る事になった。
今朝の朝一便で那覇空港を発って羽田に到着し、すぐに議員会館に入った。事務所に入って直ぐに秘書から「福島第一原発3号機の水素爆発」を知らされた。午前11時頃の事故発生だ。
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巨大地震・大津波の脅威-政府は緊急援助と支援を- |
3月11日午後2時46分頃、三陸沖を震源とするマグニチュード8.8の巨大地震が発生した。マグニチュード8.8は、国内観測史上最大のものだ、と気象庁が発表した。
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菅内閣の「自壊」が進む |
3月11日付の朝日新聞朝刊の一面トップの見出しは、「首相に違法献金の疑い」「104万円在日韓国人から」と仰々しく活字が躍っている。
一面トップ記事を読んで、一瞬、菅総理の「政治とカネ」にからむスキャンダルに発展し、いよいよ菅内閣の「自壊」が早まるのではないか、と思った。記事によると、菅総理の政治資金管理団体である「草志会」が在日韓国人の「会社役員」から合計104万円の献金を受けていたという。
いうまでもなく、政治資金規正法は、外国人からの献金を禁止している。立法目的は、「日本の政治や選挙への外国の関与や影響を未然に防ぐため」である。私は、在日外国人にも参政権を付与すべきと考える者だが、参政権を付与する立法には後ろ向きで、献金だけはちゃっかりいただいていたというのでは承知できない。
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メア氏の更迭で幕引きにするな |
ケビン・メア国務省日本部長の侮辱、差別発言に対する沖縄県民の怒りは、広がり、深まっている。沖縄県議会の抗議決議に続いて、各市町村議会でも抗議決議がなされ、メア氏の解任や罷免、謝罪要求の声が高まっている。
来日中のキャンベル米国務次官補は、松本剛明外務大臣と会談し、「米政府を代表して深謝」した。同時に、メア氏の更迭が決まり、人事が即時に発効したことを表明した。
今日、午後1時30分から、県選出・出身国会議員全員で、在日米国大使館に行き、ズムワルト首席公使にメア発言に対する抗議を強く申し入れた。県選出国会議員が、超党派の全員で行動するのは初めてである。この事をもっても、メア発言がいかに沖縄県民を侮辱し、日本の文化を否定し、外交の重要な任にある者の許し難い発言かが分かろう。
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ケビン・メア発言にウチナーンチュの怒り沸騰-なぜ怒らぬヤマトンチュ- |
3月7日付の私のブログで、米国務省日本部長で前在沖米総領事ケビン・メア氏の米大学生14人を相手にした講演における発言を痛烈に批判した。メア発言が報道されて以降、ウチナー中で怒りの声が高まっている。沖縄県議会も昨日(3月8日)の本会議において全会一致で抗議決議を採択し、明日にも関係要路に抗議決議を携えて上京直訴するようだ。 (末尾に県議会抗議決議を掲載する)
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外務大臣に佐藤優氏を推す |
「次期総理ナンバー1候補」の「重要閣僚」であった前原外務大臣が政治資金規正法違反の献金受領で引責辞任し、菅内閣が窮地に追い込まれている事は、マスコミが連日報道している通りである。私も、前原外務大臣の引責辞任は、当然だと思慮する。マスコミ報道や識者の評論には、「前原大臣も菅政権に見切りをつけて、早々に沈みゆく泥舟から脱出したのではないか」と見たてる人もいる。当人の決断、心中は、私は知らない。誰も正確には推察できまい。
ところで、菅総理は、前原大臣の後任を一両日中に決めたいと言っている。その間、応急的に枝野官房長官が兼務している。私は、真剣に、大真面目で、後任の外務大臣に作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏を推薦したい。民間起用だ。
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ケビン・メア氏の発言に怒り心頭 |
ケビン・メア氏は、米国務省の現職日本部長である。彼は、2006年から2009年までの間、在沖米総領事の任にあった。総領事の頃、幾度となく顔を合わせ、語り合うチャンスがあったが、とにかく傲慢でウチナーンチュを蔑視、差別主義者の権力的な男だった。
そのメア氏が米大学生を相手に講演した内容が、3月7日付の地元二紙の朝刊で報ぜられている。講演要旨を一読して胸くそ悪くなり、怒り心頭だ。目の前に居れば、ぶん殴ってやりたい、くらいの気持ちになった。
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前原大臣の辞任で菅内閣「崩壊」か |
「重要閣僚」「看板閣僚」で「ポスト菅」「次期総裁」との呼び声が高い前原外務大臣が外国人からの違法献金問題で引責辞任した。
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前原大臣よ「お前もか!」 |
3月4日の参議院予算委員会で前原誠司外務大臣の違法献金受領問題が自民党から追及された。実は、今週発売の週刊誌が前原大臣や複数の現職大臣の献金問題を報道しており、気になっていた。
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米軍ヘリパッド工事現場から |
今朝5時30分に起床し、東村高江の米軍ヘリパッド工事現場に駆け付けた。今朝早くに出かけたのには理由がある。午前10時から基地内に持ち込んだ工事用重機を搬出し、いったん工事を中断して引き揚げるというので、住民運動の皆さんと一緒に監視するのが目的であった。
重機は、工事元請け会社の作業員、沖縄防衛局員らによって、10時から12時の間に運び出された。重機のほかに、現場事務所(移動式仮設)、簡易トイレ、散水車、土嚢等が運び出されるのを現認した。
防衛局が工事を中断したのは、3月から6月までは、天然記念物であるノグチゲラの営巣期となり、騒音を発する重機等の工事を中断したもので、ヘリパッド工事を断念したものではない。
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参議院予算審議「ずれ込み、荒れ模様、攻防激化」 |
3月3日、「ひな祭り」である。参議院における予算審議入りが予定されていたが、どうやら断念され、4日以降にずれ込んだようだ。早くも予算審議は荒れ模様、攻防激化の予兆を示している。
3月1日の午前3時38分に衆議院で可決成立した来年度予算案だが、民主党が予算関連法案を分離して送付した事に、参議院野党が反発し、スムーズな審議入りができない。その上、参議院が予算案を受理した日を3月2日と一方的に宣言した西岡議長の発言を巡って、憲法第60条の一方的な解釈変更だ、として民主党内や学者からも強い異論が提起されている。事は、3月1日でも3月2日でもいいじゃないか、というレベルの論議ではない。憲法第60条の予算自然成立(衆議院の優越)や参議院側が恣意的に受理日を決めていいのか、という2院制のあり方とも関連する重要問題だ。
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菅政権は、辺野古移設を断念せよ ―カーティス教授論文との関連で― |
「世界一危険」な米軍普天間飛行場の辺野古への移設問題については、再三再四、ブログに書いてきた。私が辺野古移設に反対する理由や沖縄の民意・アメリカ国内における財政赤字を理由とする海外米軍基地の削減・撤廃論などにも言及し、辺野古移設はもはや不可能になった、とも論じた。
2月22日から23日まで、東京で開催された「新・下田会議:激動する国際社会と日米戦略的パートナーシップの再構築」に「日米関係の将来」と題する基調論文を寄せたコロンビア大学のジェラルド・カーティス教授(政治学)は、同論文の中で、次のように述べている。
カーティス教授は、前記論文で「普天間の難題と日米安全保障関係の将来」について言及する中で、
「この問題が長引けば長引くほど、日米の信頼関係は崩れ、他の重要課題、そして安全保障同盟をどのように進化させるかといった関心がそらされてしまう。」と記している。
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菅総理、笑っている場合ですか。 |
本会議場の時計で確認すると、午前3時38分であった。この瞬間、平成23年度予算が衆議院を通過した。
昨日の夕刻から開かれた衆議院本会議は、延会手続きを挟んで今朝未明まで続き、宿舎に戻って寝床に入ったのは、午前4時半頃になっていた。
昨日の衆議院本会議では、中井洽予算委員長の解任決議が上程され、社民党も賛成したが、結果は否決された。私も、何度か予算委員会で中井委員長に接したが、私のこれまでの経験の中でも、ここまで品性を欠き、中立性を無視し、公平性をも欠き、傲慢な発言を繰り返す予算委員長は初めてである。当然、解任に値した。
平成23年度予算案に対し、私も、社民党としても、反対した。予算は、憲法の規定により、衆議院で可決し、参議院へ送付をすれば、30日後に自然成立する(参議院で否決しても、衆議院の優越で成立する。)。
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