2009-12-09(Wed)
君に届け #10 協力
爽子に急接近のくるみちゃん。
執拗に繰り返される友達アピールの目的は?
Aパートは所構わず友達アピールに励むくるみちゃんの図から。サッカーの練習中も、作戦会議中も、そしてちづがサッカーのコツを熱く語っている最中も隙さえあらば「さわこちゃん!」と笑顔で手を振ってアピールしまくりのくるみちゃん。腰を折られてご立腹のちづ、どうやらちづはくるみちゃんが苦手な様子ですね。その理由は後ほど。
爽子が落とした消しゴムを風早くんが拾おうとして手が触れてドキリ。ほとんどテンプレのような描写ですが、互いに意識し始めた男女の心地よい緊張感、目が合っただけでドキドキしてしまう時に手が触れようものなら…ピュアピュアきゅんきゅんな初々しさは見ていてニマニマしつつも、男ばかりの高校生活を思い出すとココロのどこかが痛くなるなあ。まあ女子がいたとしても状況は変わらんとは思いますが。
風早くんとは緊張して上手く話せなくなってしまった、というお悩みは後半への布石。そんな所へ現れたくるみちゃんは風早くんとも自然に話し、教室に爽子の姿を見つけると例によって友達アピール。すると風早くんが突然振り返り、まるで風早くんに手を振っているような形になった爽子の反応がいい味でした。こういうのびっくりするよねえ(笑
男子相手でも自然に話せるくるみちゃんに憧れ、自分がもしそうなったら…と想像しての風早くんとの会話シーンは何故か外人風。フランクに話す爽子に違和感ありすぎてわらうー。それほどまで爽子にとっては異世界の話なのでしょう。
爽子からの相談を受ける、という形でいよいよ作戦を開始したくるみちゃん。遠回しな表現で爽子を風早くんから遠ざけようと画策しますが…言葉を額面どおりに受け止め、親切心からのアドバイスと信じ込んでいる爽子にはまったく効果なし。そんな爽子に対しくるみちゃんは以前から度々見せた黒い表情をチラ付かせ、少しずつ本性を現し始めました。風早くんとの関係を「普通」と言われてキレかかるくるみちゃんのカットはモノクロで絶句の心境を表現、普通って言うなあ! 男女関係にピュアホワイトな爽子には狡猾な駆け引きなど意味は無いのです。
さんざん牽制をしたというのに「前向きになれた」とお礼を言われ、さらに「がんばったらくるみちゃんみたくなれるかな?」と前向きすぎる言葉を告げられ…作戦がまったく効果なしどころか塩を送ることになってしまったくるみちゃんはゴゴゴゴゴ! いやだから黒く描きすぎですってば(笑
ちづによる中学時代の話。昔っから姐御肌のちづは頼られると断れない。しかし次から次へと風早くんとの橋渡しを頼まれるとさすがのちづも面倒になり…くるみちゃんはそれを利用して「みんなの風早くん」作戦を実行したようです。これは事実上の不戦協定であり、もちろん自分も付き合えないけれど「風早くんが誰かのものになるよりはマシ」という歪んだ独占欲からの作戦ですが、これを「自分が悪者にならず」に実行してしまう策士っぷり。その話を聞いた矢野ちんが全てを理解してしまうのはさすが百人斬りの経験豊富さを誇るだけのことはあります(違
サッカーの練習中に飲み物を買いに来た風早くんとバッタリ。爽子はここでも緊張に襲われて上手く会話ができません。しかしそれは風早くんも同様で…口下手な爽子はともかく、誰にでもフランクな風早くんが照れながら言葉に詰まる様子はそれ自体が異常事態・特別な感情であることに爽子は気付くべき。無理か(笑
緊張感の漂う中でキックオフ時空に包まれた二人に割って入ったくるみちゃん。風早くんはそんな彼女を「くるみざわ」と呼び…ここでようやく「くるみ」という呼び名が名字であることが明かされました。これはEDのキャストクレジットで既にネタバレしていたためイマサラ感ありありでしたが、一般人視聴者はEDテロップなどろくに見ないと思われるためそれなりに効果的なオチだったかも。風早くんがくるみちゃんを「名前」で呼んでいなかったことに安堵する爽子、ああもうかわいいなあああ。
くるみちゃんのフルネームを知った爽子はツーショットの帰り道にて勇気一発、ドキドキしつつ彼女を「名前」で呼ぶことにチャレンジします。しかしこれまたゴゴゴゴゴ!と擬音が付きそうな予想外の反応に慌てる爽子、この辺からもくるみちゃんがいかに外面・自分のイメージを気にする子かわかろうというもの。
さて長々とした前振りにていよいよ今回のサブタイトルである「協力」についての話へ。くるみちゃんは誰かが好き、その協力を爽子に頼むというくだりです。友達に頼られることなど初体験の爽子は不安ながらも話を聞き…しかし相手が風早くんと告げられると動揺を隠せません。遠回しな牽制が効かないと察したくるみちゃんは直球で抑えに来たのですね。恋と友情の板挟みとは恋愛モノの定番ですが、そのどちらも経験不足な上にくるみちゃんの「作戦」に踊らされる形となった爽子の試練、はてさてどうなりますやら。
くるみちゃんのEDテロップを見てもネタバレを自重しない姿勢が窺える本作ですが、まさかこれほど酷いネタバレを晒してくるとは予想もしませんでした。現在別マ連載中のネタを遠慮なく話す無神経さ、これがどれほど視聴者の意気を削ぐかわからないのでしょうか。繊細な少女まんがを作っている現場の人間が誰よりも無神経だったというオチ。
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執拗に繰り返される友達アピールの目的は?
Aパートは所構わず友達アピールに励むくるみちゃんの図から。サッカーの練習中も、作戦会議中も、そしてちづがサッカーのコツを熱く語っている最中も隙さえあらば「さわこちゃん!」と笑顔で手を振ってアピールしまくりのくるみちゃん。腰を折られてご立腹のちづ、どうやらちづはくるみちゃんが苦手な様子ですね。その理由は後ほど。
爽子が落とした消しゴムを風早くんが拾おうとして手が触れてドキリ。ほとんどテンプレのような描写ですが、互いに意識し始めた男女の心地よい緊張感、目が合っただけでドキドキしてしまう時に手が触れようものなら…ピュアピュアきゅんきゅんな初々しさは見ていてニマニマしつつも、男ばかりの高校生活を思い出すとココロのどこかが痛くなるなあ。まあ女子がいたとしても状況は変わらんとは思いますが。
風早くんとは緊張して上手く話せなくなってしまった、というお悩みは後半への布石。そんな所へ現れたくるみちゃんは風早くんとも自然に話し、教室に爽子の姿を見つけると例によって友達アピール。すると風早くんが突然振り返り、まるで風早くんに手を振っているような形になった爽子の反応がいい味でした。こういうのびっくりするよねえ(笑
男子相手でも自然に話せるくるみちゃんに憧れ、自分がもしそうなったら…と想像しての風早くんとの会話シーンは何故か外人風。フランクに話す爽子に違和感ありすぎてわらうー。それほどまで爽子にとっては異世界の話なのでしょう。
爽子からの相談を受ける、という形でいよいよ作戦を開始したくるみちゃん。遠回しな表現で爽子を風早くんから遠ざけようと画策しますが…言葉を額面どおりに受け止め、親切心からのアドバイスと信じ込んでいる爽子にはまったく効果なし。そんな爽子に対しくるみちゃんは以前から度々見せた黒い表情をチラ付かせ、少しずつ本性を現し始めました。風早くんとの関係を「普通」と言われてキレかかるくるみちゃんのカットはモノクロで絶句の心境を表現、普通って言うなあ! 男女関係にピュアホワイトな爽子には狡猾な駆け引きなど意味は無いのです。
さんざん牽制をしたというのに「前向きになれた」とお礼を言われ、さらに「がんばったらくるみちゃんみたくなれるかな?」と前向きすぎる言葉を告げられ…作戦がまったく効果なしどころか塩を送ることになってしまったくるみちゃんはゴゴゴゴゴ! いやだから黒く描きすぎですってば(笑
ちづによる中学時代の話。昔っから姐御肌のちづは頼られると断れない。しかし次から次へと風早くんとの橋渡しを頼まれるとさすがのちづも面倒になり…くるみちゃんはそれを利用して「みんなの風早くん」作戦を実行したようです。これは事実上の不戦協定であり、もちろん自分も付き合えないけれど「風早くんが誰かのものになるよりはマシ」という歪んだ独占欲からの作戦ですが、これを「自分が悪者にならず」に実行してしまう策士っぷり。その話を聞いた矢野ちんが全てを理解してしまうのはさすが百人斬りの経験豊富さを誇るだけのことはあります(違
サッカーの練習中に飲み物を買いに来た風早くんとバッタリ。爽子はここでも緊張に襲われて上手く会話ができません。しかしそれは風早くんも同様で…口下手な爽子はともかく、誰にでもフランクな風早くんが照れながら言葉に詰まる様子はそれ自体が異常事態・特別な感情であることに爽子は気付くべき。無理か(笑
緊張感の漂う中でキックオフ時空に包まれた二人に割って入ったくるみちゃん。風早くんはそんな彼女を「くるみざわ」と呼び…ここでようやく「くるみ」という呼び名が名字であることが明かされました。これはEDのキャストクレジットで既にネタバレしていたためイマサラ感ありありでしたが、一般人視聴者はEDテロップなどろくに見ないと思われるためそれなりに効果的なオチだったかも。風早くんがくるみちゃんを「名前」で呼んでいなかったことに安堵する爽子、ああもうかわいいなあああ。
くるみちゃんのフルネームを知った爽子はツーショットの帰り道にて勇気一発、ドキドキしつつ彼女を「名前」で呼ぶことにチャレンジします。しかしこれまたゴゴゴゴゴ!と擬音が付きそうな予想外の反応に慌てる爽子、この辺からもくるみちゃんがいかに外面・自分のイメージを気にする子かわかろうというもの。
さて長々とした前振りにていよいよ今回のサブタイトルである「協力」についての話へ。くるみちゃんは誰かが好き、その協力を爽子に頼むというくだりです。友達に頼られることなど初体験の爽子は不安ながらも話を聞き…しかし相手が風早くんと告げられると動揺を隠せません。遠回しな牽制が効かないと察したくるみちゃんは直球で抑えに来たのですね。恋と友情の板挟みとは恋愛モノの定番ですが、そのどちらも経験不足な上にくるみちゃんの「作戦」に踊らされる形となった爽子の試練、はてさてどうなりますやら。
くるみちゃんのEDテロップを見てもネタバレを自重しない姿勢が窺える本作ですが、まさかこれほど酷いネタバレを晒してくるとは予想もしませんでした。現在別マ連載中のネタを遠慮なく話す無神経さ、これがどれほど視聴者の意気を削ぐかわからないのでしょうか。繊細な少女まんがを作っている現場の人間が誰よりも無神経だったというオチ。
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