2009-09-21(Mon)
フレッシュプリキュア! #33 美希とせつなのこわいもの!
噛み合わない会話、気まずい空気。
タコが怖いミキに対し、せつなが恐れるものとは?
姿見の前で「アタシ完璧!」とポーズを決めるミキ。何やらみなさん揃ってお買い物、ミキのオーディション用の服を買いに行くとか…なのにブッキーは忙しくて欠席、ラブやんは風邪ひいて欠席と、思いがけずせつなとツーショットのお買い物ツアーとなりました。ラブやんはお母さんに言われないとうがいをしない子なので天罰が下ったか(笑
ともかく初めての二人きり。いつも4人で戦っているとはいえプライベートで二人きりになるのは初めて、そういえばここまでミキ&せつなの交流はほとんど描かれていませんね。というかミキの出番そのものが(略。交流描写が無い=浅い仲と単純には言えませんがカメラ外での交流もあまり無いようで…この状況に少々戸惑い気味のミキの気持ちはよくわかるなあ。
「せつなは普段どんな店に行くの?」
「ラブが行くお店よ」
「行ってみたいお店とかある?」
「別に無いわ」
このやり取りだけで既にKO寸前の私。ラブやんにべったりなのはいいけれど…ミキとしては苦笑うしかありません。
微妙にぎくしゃくしながら二人でストリートを歩いていると魚屋の水槽に「タコ」を発見。するといきなり全開の大崩し、ここからミキの顔芸百面相がスタートしました。上手く会話が続けられない焦り・もどかしさを記号として表現する顔芸、どうにか会話を盛り上げようと試行錯誤しては果てる様子がおもしろ切ない。
ミキからの振りをことごとく一刀両断のせつなの愚直さ、一言返すだけで会話が止まってしまうリアクションの薄さはせつなを扱い慣れていないミキ的にかなり苦しい状況です。しかしこれはまだまだ苦難の序章でしか無かった(笑
ブティックにてミキのファッションショーが開幕。気に入った水色ワンピを自信まんまんでせつなに見せると…直球でダメ出しです。確かにイメチェンを狙っての服選びで水色ワンピは無しだなあ(笑。せつなのあまりに無遠慮な物言いにミキは少々憮然、この辺の「ズレ」は見ていてヒヤヒヤものでした。
次から次へと服を替えてもせつなはことごとく却下、選ぶ服がどんどんヤケクソ風になっているのが笑えます。黄色に黒ドクロの丁シャツでオーディションは無いだろう(笑
重なるダメ出しに疲れたミキはせつなを置いて一人店を出てしまう。ドアガラスの向こうに一人残されるせつながじつに寂しげ、さらに店を出たミキ&せつなが並んで歩くカットの二人の距離が二人の心の距離を表しているようで何と切ない演出か。
どうにも微妙な空気で歩く二人はタコ焼き屋に遭遇し…タコ焼き屋自慢の大ダコを目にすると血相を変えて逃げ出すミキ。冒頭の魚屋水槽で見せたリアクションどおりミキはタコが苦手なのでありました。あまりの恐怖に全身を震わせて座り込んでしまうミキは「弱い所を見られたくない」「完璧な自分しか見せたくない」と完璧主義者のテンプレを呟きつつATフィールド全開。とはいえそういう面を見せられてこそ友達なんだよねえ。「全てオープンにすべし」とは思わないけれども、弱い面を補完し合って互いに成長していけるのは心を許した友達同士であればこそ。
落ち込むミキの背中に合わせるように座るせつな。背中越しにせつなの優しさを感じ取ったミキは頑なに閉ざした「自分の弱点」を語り始めます。
回想のちっちゃいミキがかわいいけれども「タコを苦手になった理由」がよくわからないのは私だけ? 突然巻き付かれたことで拒否反応が発動したのかな? まさか北斎漫画の危機を感じた? それにしてはプリキュアモードでの触手耐性あるよねえ(笑
「あたしが一番怖いのは…あなたたちがいなくなること」
誰にでも怖いものはあると諭すせつなの「怖いもの」は仲間を失うことでした。ラビリンスでの無味乾燥な日常、絶対服従を疑わず悪行に走った日々、しかし今は違う。道具のように捨てられたラビリンスでの最期から巡り会った大切な仲間たち、それを失うことは何よりも怖いことでしょう。しかしこのセリフはさりげなく今後の伏線のような気がします。気にしすぎ?
てなところへ空腹MAXの西さん登場。タコ焼きを気に入った西さんは屋台の大ダコに対しナケワメーケを発動です。タコを見ただけで絶叫のミキがスダール(違)相手に戦えるはずもなく…怯えるミキを置いてパッション一人で出撃。もちろんパッション一人ではどうしようもなく、しかしラブやんもブッキーも呼べない。今パッションを助けられるのは自分だけとわかっていてもタコが怖くて立ち上がることすらままならない。このミキの葛藤はありがちな展開だけどなかなか見せ場でした。絶好調の青山原画もいい味出しすぎてます。
タコの恐怖を振り切ったミキがパッションの元へ。ここで見せたベリーは最近の影の薄さを補って余りある熱き存在感を見せてくれました。西さんがパッションのことを相変わらず「イース」と呼んでいるのは…やはり戻ってきてほしいんだろうなあ。
「そいつは裏切り者だ、また裏切るかもしれないぞ?」
西さんの厳しいセリフに言葉を返せず俯いてしまうパッション。しかしベリーは自信に満ちた表情でそのセリフを完全否定、さらに
「あなたはひとりぼっちじゃない。ひとりぼっちには『ならない』」
この力強い言葉には見ているこっちもせつなと同じ表情ですよ。「しない」でも「させない」でも無く「ならない」と言い切る絶対の自信、ベリーの強い意志が窺える名セリフです。いまいち波長が合わなかったミキ&せつなでしたがもう大丈夫でしょう。ベタながら熱い展開でした。普段はブッキー派の私ですが今回ばかりはベリーに惚れるね。
その後お約束どおりピーチ&パインが合流しナケワメーケしゅわしゅわ~。エピローグで見せた完璧なコーディネートは赤系ワンピに白ベストと思いっきりせつなの趣味まんまで笑った。いいのかそれで(笑
さてこれにてパッション関連のフォローは一段落? ふと気付けば今回33話であり、全48話と仮定すれば残り15話しかありません。パッション関連と夏休み進行で本筋の進行が止まってあっという間に10話くらい消化してしまいましたが、そろそろラストへ向けての本筋再開、さらに大詰めのキーマンたりえる北さん登場に期待したいところです。
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タコが怖いミキに対し、せつなが恐れるものとは?
姿見の前で「アタシ完璧!」とポーズを決めるミキ。何やらみなさん揃ってお買い物、ミキのオーディション用の服を買いに行くとか…なのにブッキーは忙しくて欠席、ラブやんは風邪ひいて欠席と、思いがけずせつなとツーショットのお買い物ツアーとなりました。ラブやんはお母さんに言われないとうがいをしない子なので天罰が下ったか(笑
ともかく初めての二人きり。いつも4人で戦っているとはいえプライベートで二人きりになるのは初めて、そういえばここまでミキ&せつなの交流はほとんど描かれていませんね。というかミキの出番そのものが(略。交流描写が無い=浅い仲と単純には言えませんがカメラ外での交流もあまり無いようで…この状況に少々戸惑い気味のミキの気持ちはよくわかるなあ。
「せつなは普段どんな店に行くの?」
「ラブが行くお店よ」
「行ってみたいお店とかある?」
「別に無いわ」
このやり取りだけで既にKO寸前の私。ラブやんにべったりなのはいいけれど…ミキとしては苦笑うしかありません。
微妙にぎくしゃくしながら二人でストリートを歩いていると魚屋の水槽に「タコ」を発見。するといきなり全開の大崩し、ここからミキの顔芸百面相がスタートしました。上手く会話が続けられない焦り・もどかしさを記号として表現する顔芸、どうにか会話を盛り上げようと試行錯誤しては果てる様子がおもしろ切ない。
ミキからの振りをことごとく一刀両断のせつなの愚直さ、一言返すだけで会話が止まってしまうリアクションの薄さはせつなを扱い慣れていないミキ的にかなり苦しい状況です。しかしこれはまだまだ苦難の序章でしか無かった(笑
ブティックにてミキのファッションショーが開幕。気に入った水色ワンピを自信まんまんでせつなに見せると…直球でダメ出しです。確かにイメチェンを狙っての服選びで水色ワンピは無しだなあ(笑。せつなのあまりに無遠慮な物言いにミキは少々憮然、この辺の「ズレ」は見ていてヒヤヒヤものでした。
次から次へと服を替えてもせつなはことごとく却下、選ぶ服がどんどんヤケクソ風になっているのが笑えます。黄色に黒ドクロの丁シャツでオーディションは無いだろう(笑
重なるダメ出しに疲れたミキはせつなを置いて一人店を出てしまう。ドアガラスの向こうに一人残されるせつながじつに寂しげ、さらに店を出たミキ&せつなが並んで歩くカットの二人の距離が二人の心の距離を表しているようで何と切ない演出か。
どうにも微妙な空気で歩く二人はタコ焼き屋に遭遇し…タコ焼き屋自慢の大ダコを目にすると血相を変えて逃げ出すミキ。冒頭の魚屋水槽で見せたリアクションどおりミキはタコが苦手なのでありました。あまりの恐怖に全身を震わせて座り込んでしまうミキは「弱い所を見られたくない」「完璧な自分しか見せたくない」と完璧主義者のテンプレを呟きつつATフィールド全開。とはいえそういう面を見せられてこそ友達なんだよねえ。「全てオープンにすべし」とは思わないけれども、弱い面を補完し合って互いに成長していけるのは心を許した友達同士であればこそ。
落ち込むミキの背中に合わせるように座るせつな。背中越しにせつなの優しさを感じ取ったミキは頑なに閉ざした「自分の弱点」を語り始めます。
回想のちっちゃいミキがかわいいけれども「タコを苦手になった理由」がよくわからないのは私だけ? 突然巻き付かれたことで拒否反応が発動したのかな? まさか北斎漫画の危機を感じた? それにしてはプリキュアモードでの触手耐性あるよねえ(笑
「あたしが一番怖いのは…あなたたちがいなくなること」
誰にでも怖いものはあると諭すせつなの「怖いもの」は仲間を失うことでした。ラビリンスでの無味乾燥な日常、絶対服従を疑わず悪行に走った日々、しかし今は違う。道具のように捨てられたラビリンスでの最期から巡り会った大切な仲間たち、それを失うことは何よりも怖いことでしょう。しかしこのセリフはさりげなく今後の伏線のような気がします。気にしすぎ?
てなところへ空腹MAXの西さん登場。タコ焼きを気に入った西さんは屋台の大ダコに対しナケワメーケを発動です。タコを見ただけで絶叫のミキがスダール(違)相手に戦えるはずもなく…怯えるミキを置いてパッション一人で出撃。もちろんパッション一人ではどうしようもなく、しかしラブやんもブッキーも呼べない。今パッションを助けられるのは自分だけとわかっていてもタコが怖くて立ち上がることすらままならない。このミキの葛藤はありがちな展開だけどなかなか見せ場でした。絶好調の青山原画もいい味出しすぎてます。
タコの恐怖を振り切ったミキがパッションの元へ。ここで見せたベリーは最近の影の薄さを補って余りある熱き存在感を見せてくれました。西さんがパッションのことを相変わらず「イース」と呼んでいるのは…やはり戻ってきてほしいんだろうなあ。
「そいつは裏切り者だ、また裏切るかもしれないぞ?」
西さんの厳しいセリフに言葉を返せず俯いてしまうパッション。しかしベリーは自信に満ちた表情でそのセリフを完全否定、さらに
「あなたはひとりぼっちじゃない。ひとりぼっちには『ならない』」
この力強い言葉には見ているこっちもせつなと同じ表情ですよ。「しない」でも「させない」でも無く「ならない」と言い切る絶対の自信、ベリーの強い意志が窺える名セリフです。いまいち波長が合わなかったミキ&せつなでしたがもう大丈夫でしょう。ベタながら熱い展開でした。普段はブッキー派の私ですが今回ばかりはベリーに惚れるね。
その後お約束どおりピーチ&パインが合流しナケワメーケしゅわしゅわ~。エピローグで見せた完璧なコーディネートは赤系ワンピに白ベストと思いっきりせつなの趣味まんまで笑った。いいのかそれで(笑
さてこれにてパッション関連のフォローは一段落? ふと気付けば今回33話であり、全48話と仮定すれば残り15話しかありません。パッション関連と夏休み進行で本筋の進行が止まってあっという間に10話くらい消化してしまいましたが、そろそろラストへ向けての本筋再開、さらに大詰めのキーマンたりえる北さん登場に期待したいところです。
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