2011-08-10(Wed)
神様ドォルズ #06 空守村
壊れたククリを直すべく空守村へ。
器師姉妹に攻められるウタオ、そしてヒビノさんの受難。
前回ラストで故郷・空守村へ到着したご一行は枸雅家へ。出迎えの母ちゃんの膝枕にさっそく甘えるウタオ、しかしキョウヘイは騒ぎの元凶でありキョウヘイを「お兄ちゃん」と呼ぶ「ウタオそっくりの男の子」について父ちゃんに詰め寄ります。いくら何でも親ならあの子が何者なのか知っているだろう? と思いきや出産に父ちゃんは立ち会っておらず、また難産のショックで母ちゃんの記憶も無く、親に訊いても真相は闇の中でした。唯一真相を知るのは立ち会った親父(つまり枸雅のお館様)など「お家」の関係者のみ、今さら知ったところで「どうせろくでもない事」と父ちゃんは逃げちゃってます。自分の子供の事なのにね。そんな態度にキョウヘイは腹を立てますが、隻の立場をウタオに押し付けて逃げてることを突っ込まれると何も言い返せず。何というブーメラン、枸雅の男はダメだなあ。
母ちゃんの膝枕を満喫中のウタオは「杣木さん」という名に超反応。ククリを直しに帰ったので案山子職人(器師)の杣木さんから連絡があるのは当然ですが、このウタオのリアクションはいったい? 派手に壊して叱られると思った? もちろんそれもあるでしょうが、超反応の理由・杣木家へ行きたくない理由は他にもありました。
いきなり怒鳴り声で出迎えのお姉ちゃんは「杣木靄子(モヤコ)」、器師頭領であるお爺ちゃんが小声で話す言葉をアンプ&スピーカの役割はかなりユーモラスで、しかし発する言葉はかなり厳しい…うら若きお姉ちゃんが「キンタマ!」を連呼するのは如何な物か?(笑
そしてウタオの悩みの種である「杣木由良子(ユラコ)」。どうやら以前村にいた頃からウタオをお気に入りのようで、顔を見るなり抱きついて溺愛っぷりを遺憾なく発揮、なるほど始終これではウタオがご遠慮するのも無理はありません(笑
揃ったところでみなさんは工房へ移動、するとそこには既にタケミカヅチが運び込まれていました。日向家ってば行動早ええ! ここでモヤコが器師の中立性をさりげなくアピールしてます。お家同士でイザコザがあっても片方に肩入れせずあくまで中立の立場で案山子を扱う、まあそうでないとパワーバランスが一気に崩れちゃいますし。
またここで案山子の秘密について少々。ただの木製からくり人形が何故人間(隻)の意志に呼応するのか? それは「神の血(カムノチ)」と呼ばれる特殊な樹脂による作用でした。人間の意識に感応する特質を持つ樹木から取れる樹脂に漬け込むことで案山子の血となり神経となる。パーツに透けて見える師管を光粒が流れるカットは、これが単なる木製パーツでは無いことを表していました。
ヒビノさん&モヤコはその特殊な樹木が生える森へ。この木々と感応しやすい精神波を持った能力者が「隻」に選ばれるってのはなるほど。鬱蒼と茂った木々は見た目の通り互いに連絡を取り合うネットワークを形成し、そこへ入った人間もネットワークに組み込まれる。なので入った人間同士もネットワークが繋がり…ここへの誘いをキョウヘイが断ったのは「お互いの考えていることがわかってしまう」からでした。考えを読まれて速攻赤面から耳を塞ぐヒビノさんは何を考えていたのやら(野暮
その帰りにてモヤコとすれ違った瞬間、ヒビノさんはアキのイメージが浮かび、意志と無関係に涙を落とします。これはつまりモヤコの中のアキのイメージであり、アキへの思い…この辺の話は後々やることになるのかな。
Bパートは枸雅家のお館様に件の男の子について訊くウタオから。日向のお館様と違って優しそうなお爺ちゃんですが腹の中はどうなのでしょう。キリオの正体が「双子の弟」と知ったウタオはそそくさと退散、何も無い所でいきなりコケてしまう辺り動揺が窺えますね。久しぶりの袴に足を取られただけかもですが(笑
一方のキリオはコウシロウ宅へ。前回見せた折檻の現場からそのまま自宅へ連れ帰ったのでしょう。出迎えた奥さんはキリオへ優しく話しかけ、するとキリオは視線を逸らす。幼い子供とは思えない「他人への猜疑心・拒絶」は生まれて以来預けられた日向家でどんな扱いを受けてきたのかわかろうというもの。さらに服を脱いだキリオの背中には無数の傷跡が刻まれ、風呂上がりに出された食事に目を丸くする。子供として普通の生活・愛情に全く縁が無かったキリオが初めて得た安らぎの時間、おずおずと茶碗を持ってご飯を口にしたキリオの表情に、私は何故か涙が止まりませんでした。コウシロウいい人だなあ。本作の良心ですよ。
「ケツの穴をキュッと閉じて、股の間に力を入れるんだよ!」
修理が終わったククリの試験運転、気張るウタオにハッパを掛けるモヤコ(爺ちゃん)はこともあろうに以下略。いきなり手ぇ突っ込まれたウタオの表情ったら!
一通り試験運転が済むと女子組はピクニック気分でランチタイム、ここでウタオは「お姉ちゃんらしい対応」についてモヤコに訊くも…あの姉妹じゃ何の参考にもなりません。ってか「股割き」って(笑。殴った所で返り討ちに遭う事必至なウタオはどうしたら? するとヒビノさんは「ニッコリ笑いかけるとかいいんじゃないの?」と平和的な提案、てな話を訝しげな表情で一斬なモヤコは「何でいきなりそんな事を?」と鋭いツッコミです。この席にキョウヘイが外れていて真相は未だ知らぬまま、一方のヒビノさんはもう勘付いているだろうね。
というわけで現地解散から自宅へお帰りのみなさん。とぼとぼ歩く山道にてウタオは「飛んで行こうよ」と言うけれど…キョウヘイの声に振り返ったヒビノさんがまさかあんな目に遭うとは!
空中飛行に慣れていない(アタリマエだ)ヒビノさんはククリの手にしがみ付いて恐怖全開、挟まってる! 挟まってる! 大切な事なので二度言います。そしてキリオの事をボーッと考えていたウタオはククリの操縦を誤っていきなり急降下! その勢いで放り出されたヒビノさんをキョウヘイの手が掴むも掴んだ場所が悪かった。いや視聴者的には良かったのか。
上着の裾から捲れ上がってピンクのブラをご開帳、そして下ではジーンズにしがみ付いたウタオによってさらなるピンチに! テレ東なのにピンクのぱんつが見えてますよ! スタッフ良くがんばった! しかしまさかこのシーンをテレ東アニメで拝めるとは…これだけで本作のアニメ化は成功と言っても差し支えないかもしれません(笑。上から下からじつに眼福、くびれたウエストからずり落ちそうなジーンズのキワキワ感も素晴らしいけど、この位置でぱんつが見えないのはさすがテレ東の限界か。というかぱんつより中身が見えそう!?
「なんか、もう、ね。慣れてきたわ…」
いろんな意味で最悪の事態を免れてどうにか無事に着地のみなさん。既に怒る気すら失せているヒビノさんの表情が素敵です。
枸雅家へ戻った後、一人でどこかへ出掛けようとするヒビノさんにキョウヘイも同行することに。その道すがらで余所者チェックの村人がじつに閉鎖的な田舎チックであります。こういう相互監視が田舎の良い所であり悪い所。怖い怖い鬱陶しい。
ヒビノさんの行き先は史場家の墓参りでした。お墓を前にしみじみと話していると突然の降雨、二人は急いで雨宿りに走りますが…ヒビノさんってばまた濡れ透け披露です! 「慣れてきた」と言いながらやっぱり恥ずかしいオトメゴコロ、濡れたシャツから透けて見えるピンクのブラは先ほどナマで見たのにこっちのが数段エロい不思議。おっさん的には全裸よりエロいかも。
そんなドキドキの雨宿りにて「アキとの関係」そして「先生」のことを訊くヒビノさん。裸を見られて下着を見られてさんざんサービスしたのだから話くらい聞かせなさいと迫るヒビノさん(違)へ、キョウヘイはついに重い口を開いた?
というわけで軽トラに乗って空守村へやってきたショートカットの若い女性、「先生」のことをキョウヘイが思い浮かべて今回の引き。ああこの清楚な先生が!(ネタバレ自重
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器師姉妹に攻められるウタオ、そしてヒビノさんの受難。
前回ラストで故郷・空守村へ到着したご一行は枸雅家へ。出迎えの母ちゃんの膝枕にさっそく甘えるウタオ、しかしキョウヘイは騒ぎの元凶でありキョウヘイを「お兄ちゃん」と呼ぶ「ウタオそっくりの男の子」について父ちゃんに詰め寄ります。いくら何でも親ならあの子が何者なのか知っているだろう? と思いきや出産に父ちゃんは立ち会っておらず、また難産のショックで母ちゃんの記憶も無く、親に訊いても真相は闇の中でした。唯一真相を知るのは立ち会った親父(つまり枸雅のお館様)など「お家」の関係者のみ、今さら知ったところで「どうせろくでもない事」と父ちゃんは逃げちゃってます。自分の子供の事なのにね。そんな態度にキョウヘイは腹を立てますが、隻の立場をウタオに押し付けて逃げてることを突っ込まれると何も言い返せず。何というブーメラン、枸雅の男はダメだなあ。
母ちゃんの膝枕を満喫中のウタオは「杣木さん」という名に超反応。ククリを直しに帰ったので案山子職人(器師)の杣木さんから連絡があるのは当然ですが、このウタオのリアクションはいったい? 派手に壊して叱られると思った? もちろんそれもあるでしょうが、超反応の理由・杣木家へ行きたくない理由は他にもありました。
いきなり怒鳴り声で出迎えのお姉ちゃんは「杣木靄子(モヤコ)」、器師頭領であるお爺ちゃんが小声で話す言葉をアンプ&スピーカの役割はかなりユーモラスで、しかし発する言葉はかなり厳しい…うら若きお姉ちゃんが「キンタマ!」を連呼するのは如何な物か?(笑
そしてウタオの悩みの種である「杣木由良子(ユラコ)」。どうやら以前村にいた頃からウタオをお気に入りのようで、顔を見るなり抱きついて溺愛っぷりを遺憾なく発揮、なるほど始終これではウタオがご遠慮するのも無理はありません(笑
揃ったところでみなさんは工房へ移動、するとそこには既にタケミカヅチが運び込まれていました。日向家ってば行動早ええ! ここでモヤコが器師の中立性をさりげなくアピールしてます。お家同士でイザコザがあっても片方に肩入れせずあくまで中立の立場で案山子を扱う、まあそうでないとパワーバランスが一気に崩れちゃいますし。
またここで案山子の秘密について少々。ただの木製からくり人形が何故人間(隻)の意志に呼応するのか? それは「神の血(カムノチ)」と呼ばれる特殊な樹脂による作用でした。人間の意識に感応する特質を持つ樹木から取れる樹脂に漬け込むことで案山子の血となり神経となる。パーツに透けて見える師管を光粒が流れるカットは、これが単なる木製パーツでは無いことを表していました。
ヒビノさん&モヤコはその特殊な樹木が生える森へ。この木々と感応しやすい精神波を持った能力者が「隻」に選ばれるってのはなるほど。鬱蒼と茂った木々は見た目の通り互いに連絡を取り合うネットワークを形成し、そこへ入った人間もネットワークに組み込まれる。なので入った人間同士もネットワークが繋がり…ここへの誘いをキョウヘイが断ったのは「お互いの考えていることがわかってしまう」からでした。考えを読まれて速攻赤面から耳を塞ぐヒビノさんは何を考えていたのやら(野暮
その帰りにてモヤコとすれ違った瞬間、ヒビノさんはアキのイメージが浮かび、意志と無関係に涙を落とします。これはつまりモヤコの中のアキのイメージであり、アキへの思い…この辺の話は後々やることになるのかな。
Bパートは枸雅家のお館様に件の男の子について訊くウタオから。日向のお館様と違って優しそうなお爺ちゃんですが腹の中はどうなのでしょう。キリオの正体が「双子の弟」と知ったウタオはそそくさと退散、何も無い所でいきなりコケてしまう辺り動揺が窺えますね。久しぶりの袴に足を取られただけかもですが(笑
一方のキリオはコウシロウ宅へ。前回見せた折檻の現場からそのまま自宅へ連れ帰ったのでしょう。出迎えた奥さんはキリオへ優しく話しかけ、するとキリオは視線を逸らす。幼い子供とは思えない「他人への猜疑心・拒絶」は生まれて以来預けられた日向家でどんな扱いを受けてきたのかわかろうというもの。さらに服を脱いだキリオの背中には無数の傷跡が刻まれ、風呂上がりに出された食事に目を丸くする。子供として普通の生活・愛情に全く縁が無かったキリオが初めて得た安らぎの時間、おずおずと茶碗を持ってご飯を口にしたキリオの表情に、私は何故か涙が止まりませんでした。コウシロウいい人だなあ。本作の良心ですよ。
「ケツの穴をキュッと閉じて、股の間に力を入れるんだよ!」
修理が終わったククリの試験運転、気張るウタオにハッパを掛けるモヤコ(爺ちゃん)はこともあろうに以下略。いきなり手ぇ突っ込まれたウタオの表情ったら!
一通り試験運転が済むと女子組はピクニック気分でランチタイム、ここでウタオは「お姉ちゃんらしい対応」についてモヤコに訊くも…あの姉妹じゃ何の参考にもなりません。ってか「股割き」って(笑。殴った所で返り討ちに遭う事必至なウタオはどうしたら? するとヒビノさんは「ニッコリ笑いかけるとかいいんじゃないの?」と平和的な提案、てな話を訝しげな表情で一斬なモヤコは「何でいきなりそんな事を?」と鋭いツッコミです。この席にキョウヘイが外れていて真相は未だ知らぬまま、一方のヒビノさんはもう勘付いているだろうね。
というわけで現地解散から自宅へお帰りのみなさん。とぼとぼ歩く山道にてウタオは「飛んで行こうよ」と言うけれど…キョウヘイの声に振り返ったヒビノさんがまさかあんな目に遭うとは!
空中飛行に慣れていない(アタリマエだ)ヒビノさんはククリの手にしがみ付いて恐怖全開、挟まってる! 挟まってる! 大切な事なので二度言います。そしてキリオの事をボーッと考えていたウタオはククリの操縦を誤っていきなり急降下! その勢いで放り出されたヒビノさんをキョウヘイの手が掴むも掴んだ場所が悪かった。いや視聴者的には良かったのか。
上着の裾から捲れ上がってピンクのブラをご開帳、そして下ではジーンズにしがみ付いたウタオによってさらなるピンチに! テレ東なのにピンクのぱんつが見えてますよ! スタッフ良くがんばった! しかしまさかこのシーンをテレ東アニメで拝めるとは…これだけで本作のアニメ化は成功と言っても差し支えないかもしれません(笑。上から下からじつに眼福、くびれたウエストからずり落ちそうなジーンズのキワキワ感も素晴らしいけど、この位置でぱんつが見えないのはさすがテレ東の限界か。というかぱんつより中身が見えそう!?
「なんか、もう、ね。慣れてきたわ…」
いろんな意味で最悪の事態を免れてどうにか無事に着地のみなさん。既に怒る気すら失せているヒビノさんの表情が素敵です。
枸雅家へ戻った後、一人でどこかへ出掛けようとするヒビノさんにキョウヘイも同行することに。その道すがらで余所者チェックの村人がじつに閉鎖的な田舎チックであります。こういう相互監視が田舎の良い所であり悪い所。怖い怖い鬱陶しい。
ヒビノさんの行き先は史場家の墓参りでした。お墓を前にしみじみと話していると突然の降雨、二人は急いで雨宿りに走りますが…ヒビノさんってばまた濡れ透け披露です! 「慣れてきた」と言いながらやっぱり恥ずかしいオトメゴコロ、濡れたシャツから透けて見えるピンクのブラは先ほどナマで見たのにこっちのが数段エロい不思議。おっさん的には全裸よりエロいかも。
そんなドキドキの雨宿りにて「アキとの関係」そして「先生」のことを訊くヒビノさん。裸を見られて下着を見られてさんざんサービスしたのだから話くらい聞かせなさいと迫るヒビノさん(違)へ、キョウヘイはついに重い口を開いた?
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