2011-08-03(Wed)
神様ドォルズ #05 故郷へ…
暴走するウタオを軽くあしらうキリオ。
衆人環視の案山子バトルの意外な決着。そして空守村へ。
キョウヘイの前へ現れたウタオと同じ顔の少年「キリオ」はキョウヘイを「お兄ちゃん」と呼び、「なんだと?」と返した前回引きの続きから。「離れろーっ!」と叫びながら全力で駆け寄るウタオを収めるカメラワークがまず迫力、さらにそんなウタオを追い抜くククリの描写もいきなり迫力でした。飛びかかるククリをひらりとかわしてタケミカヅチは宙へ浮き、とりあえずウタオの目的は達成されたものの…ぴったりくっついているキョウヘイ&ヒビノさんに割って入って「ここも離れろ!」とこの緊迫した状況でもチェック厳しいな(笑
そして衆人環視の街中にてククリvsタケミカヅチの案山子バトルが始まりました。てな所へジャストタイミングで通り掛かったカラハリ刑事は騒ぎの中心にキョウヘイたちの姿を発見、またしてもややこしい人に見つかっちゃったものです。
遠近どちらも隙が無いタケミカヅチに対しウタオは奇襲作戦を企み、物陰をソロリソロリと近付いて「今だっ!」の声と共に一気に襲いかかるククリ。しかしキリオは「全てお見通し」とばかりニヤマリと口角を上げ、待ち受けたタケミカヅチの強烈な電撃攻撃にククリはあっさり返り討ち。あらら。電撃で腕(?)を壊され墜落するククリが涙目になっててかわいい(笑
次第に増える見物人に紛れようとキョウヘイはウタオを抑えるけれど、ククリの危機に直面して我を忘れたウタオは興奮を抑えきれず、制御が効かない暴走機関車と化し、傷付いたククリをさらに戦いの場へ。もちろん受けて立つタケミカヅチ、先ほど以上の強烈な電撃をククリに放ち…電撃直撃であわや!と思いきやククリは腕にバリアを発生させて電撃をしのぎ、タケミカヅチに組み付いて腕を締め上げ形勢逆転? しかしそう都合良くはいかず、至近距離からの電撃によってまたしても墜落。街中で危ないなあ。
墜ちたククリをどうにかこうにか操って森へ隠し、傷付いて横たわるククリを前にキョウヘイはウタオの頬をホールドしていきなり説教を怒鳴ります。ただでさえパニックになっている所へ「ククリを壊す」と聞いたウタオはヒューズが飛んでほとんど半壊状態に。小さい子供にあまりに過酷なこの状況にヒビノさんが割って入ってギュッと抱き締め、するとヒビノさんのふっくらふわふわに包まれたウタオは次第に落ち着きを取り戻しました。やはり女性のムネは偉大だなあ。私もぜひ落ち着きたい! というかあのムネに顔を埋めたら呼吸困難になりそう…パニックで起こした過呼吸をムネ圧で抑えたのか!?
てな所へキリオ登場。上段からあからさまに見下しながら不敵な笑みを浮かべたキリオはキョウヘイの負け宣言などお構いなし。
「今日はからかうだけのつもりだったけど、気が変わった」
表情を冷たく変えたウタオが空を指さすとそこにはタケミカヅチの姿が! ククリ絶体絶命のピンチです。
慌ててククリを隠そうとするも間に合わず、無常に放たれたタケミカヅチの電撃はククリを直撃! しかしククリはその電撃を吸収し、溜めたエネルギーをタケミカヅチに向けてお返しです。まさかの反撃にキリオは焦り、空中のタケミカヅチは自身が放った電撃をそのまま受けて哀れ墜落。などなど今回はククリの隠れたポテンシャルをチラ見せ。ククリが弱く見えるのはあくまで隻であるウタオの能力不足が原因であり、ククリ自体の性能は他の案山子に引けを取るものではないのです。かわいいし。
墜ちたタケミカヅチに放心するキリオ。てな所へコウシロウがやってきました。暴走の挙げ句にタケミカヅチを壊してしまったキリオを一喝し、キョウヘイの問いにも答えずサッサとお帰り。どうでもいいけど残されたウワヅツのシルエットが男のイチモツにしか見えなくてちょっと笑ってしまった。
そんなこんなで家へ戻ったみなさん。千切れたククリのパーツをいじって構造を確かめるヒビノさんは今回もとんでもないムネですなあ。わがままボディにぴったりフィットしたニットはある意味犯罪的です(笑。原始的な木製のからくり構造なのに自在にくねくねと曲がり、言う事を聞いたり空を飛んだりと案山子は謎が多い。などとヒビノさんはウタオを気遣っていろいろ話しかけますが当のウタオは落ち込みMAXで俯いたまま。キョウヘイは村へ連絡するも何も教えてもらえずイライラが募るばかり…というわけで一時的に村へ帰ることになりました。キリオの件も電話ではラチが明かず、何より案山子の修理は村でしかできない。
一時帰郷の話を聞いたヒビノさんは父ちゃんにコーヒーを淹れながら何やらお話。ここはコーヒーを運ぶヒビノさんの横乳が強烈すぎて父ちゃんの話など耳に入りません。こんなカットまでヒビノさんのムネを強調する拘りは凄いね(笑。
引き続き落ち込み、さらにキリオの件で不安全開なウタオを元気付けようとからかうキョウヘイは何だかんだでいい兄ちゃんです。振り回されるウタオかわいい! こんな風にいいタイミングで柔らかいカットを入れてシリアスに偏りすぎないよう調整し、またこういうカットが入ることで後々のシリアスがさらに重くなるという絶妙さは岸監督の得意とするものでしょう。
風呂上がりのキョウヘイを待っていたヒビノさんは「私も一緒に行かせてくれない?」と。ここもヒビノさんの姿を見つけていちいち緊張するキョウヘイのリアクションが芸コマでした。同居を始めて結構経ち、風呂場で裸まで見ているのに未だ緊張しちゃうのだね。キョウヘイったらもう。それにしてもヒビノさんのム(略
さてヒビノさんの運転で空守村へ向かったみなさん、ハンドルにしがみ付いて慣れぬ山道を慎重に運転するヒビノさんかわいい(笑。そんな運転に助手席からあれこれ言ってるキョウヘイ、そもそもこんな道を女子に運転させるほうがおかしい。キョウヘイは慣れているだろうから運転代わってあげればいいのに…運転免許持っていないのだろうか?
来てくれるなと思っていると狙ったようにやって来る対向車、そのクルマにはキョウヘイの高校時代の同級生が乗っていました。村を出て行ったキョウヘイの顔を見るなりよそ者扱い、声を掛けても態度は冷たく、ローアングルの足元から映す短い会話は遠く離れてしまった二人の距離を感じさせます。
「また奥の蔵へ戻るか?」
その頃村ではキリオが「躾」の最中でした。本題であるアキの捕獲も失敗し、言い付けていない枸雅との戦いでタケミカヅチを壊したキリオを冷徹に叱り、縋るキリオへ木刀を振り下ろしての躾。あの小生意気なキリオが涙声で拒否する「奥の蔵」、キリオは出生以来十二年間も「蔵」に閉じ込められていたのです。誰にもその存在を知らされること無く。それにしてもお頭の物腰からデザインまで「いかにも」すぎてちょっと笑ってしまった。田舎舞台の伝奇モノって必ずこういうキャラが出てくるよね。いかにも裏でいろいろやっていそうな。
キリオフルボッコ中の木刀を後から止めたのはコウシロウ。こちらはお館様相手に物怖じせず結構言いたいこと言いながら傷付いたキリオを庇い、担いで連れて行ってしまいます。別れしなのコウシロウの「アキを逃がしたのはお館様じゃねえよな?」との問いに「くだらん!」と一斬するもじつに怪しい。こういう問いに明確に否定せずどうとでも取れる文言を堂々と答えるのは某政党の代議士みたいやり方ですなあ。後で追及されても「そういう意味で申したのではない」とか言い逃れしそう(笑
二人を見送ったお館様は側女と共に地下洞窟へ。その奥に鎮座する巨大な案山子「アマテラス」を見上げ「御する隻を見つけねばならぬ」と…ウタオ&キリオの数奇な運命はその辺の事情も絡んでいるようです。暗闇にボーッと光るアマテラスの紅い目、不気味さと共に秘めたる巨大な力を感じさせる引きでした。
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衆人環視の案山子バトルの意外な決着。そして空守村へ。
キョウヘイの前へ現れたウタオと同じ顔の少年「キリオ」はキョウヘイを「お兄ちゃん」と呼び、「なんだと?」と返した前回引きの続きから。「離れろーっ!」と叫びながら全力で駆け寄るウタオを収めるカメラワークがまず迫力、さらにそんなウタオを追い抜くククリの描写もいきなり迫力でした。飛びかかるククリをひらりとかわしてタケミカヅチは宙へ浮き、とりあえずウタオの目的は達成されたものの…ぴったりくっついているキョウヘイ&ヒビノさんに割って入って「ここも離れろ!」とこの緊迫した状況でもチェック厳しいな(笑
そして衆人環視の街中にてククリvsタケミカヅチの案山子バトルが始まりました。てな所へジャストタイミングで通り掛かったカラハリ刑事は騒ぎの中心にキョウヘイたちの姿を発見、またしてもややこしい人に見つかっちゃったものです。
遠近どちらも隙が無いタケミカヅチに対しウタオは奇襲作戦を企み、物陰をソロリソロリと近付いて「今だっ!」の声と共に一気に襲いかかるククリ。しかしキリオは「全てお見通し」とばかりニヤマリと口角を上げ、待ち受けたタケミカヅチの強烈な電撃攻撃にククリはあっさり返り討ち。あらら。電撃で腕(?)を壊され墜落するククリが涙目になっててかわいい(笑
次第に増える見物人に紛れようとキョウヘイはウタオを抑えるけれど、ククリの危機に直面して我を忘れたウタオは興奮を抑えきれず、制御が効かない暴走機関車と化し、傷付いたククリをさらに戦いの場へ。もちろん受けて立つタケミカヅチ、先ほど以上の強烈な電撃をククリに放ち…電撃直撃であわや!と思いきやククリは腕にバリアを発生させて電撃をしのぎ、タケミカヅチに組み付いて腕を締め上げ形勢逆転? しかしそう都合良くはいかず、至近距離からの電撃によってまたしても墜落。街中で危ないなあ。
墜ちたククリをどうにかこうにか操って森へ隠し、傷付いて横たわるククリを前にキョウヘイはウタオの頬をホールドしていきなり説教を怒鳴ります。ただでさえパニックになっている所へ「ククリを壊す」と聞いたウタオはヒューズが飛んでほとんど半壊状態に。小さい子供にあまりに過酷なこの状況にヒビノさんが割って入ってギュッと抱き締め、するとヒビノさんのふっくらふわふわに包まれたウタオは次第に落ち着きを取り戻しました。やはり女性のムネは偉大だなあ。私もぜひ落ち着きたい! というかあのムネに顔を埋めたら呼吸困難になりそう…パニックで起こした過呼吸をムネ圧で抑えたのか!?
てな所へキリオ登場。上段からあからさまに見下しながら不敵な笑みを浮かべたキリオはキョウヘイの負け宣言などお構いなし。
「今日はからかうだけのつもりだったけど、気が変わった」
表情を冷たく変えたウタオが空を指さすとそこにはタケミカヅチの姿が! ククリ絶体絶命のピンチです。
慌ててククリを隠そうとするも間に合わず、無常に放たれたタケミカヅチの電撃はククリを直撃! しかしククリはその電撃を吸収し、溜めたエネルギーをタケミカヅチに向けてお返しです。まさかの反撃にキリオは焦り、空中のタケミカヅチは自身が放った電撃をそのまま受けて哀れ墜落。などなど今回はククリの隠れたポテンシャルをチラ見せ。ククリが弱く見えるのはあくまで隻であるウタオの能力不足が原因であり、ククリ自体の性能は他の案山子に引けを取るものではないのです。かわいいし。
墜ちたタケミカヅチに放心するキリオ。てな所へコウシロウがやってきました。暴走の挙げ句にタケミカヅチを壊してしまったキリオを一喝し、キョウヘイの問いにも答えずサッサとお帰り。どうでもいいけど残されたウワヅツのシルエットが男のイチモツにしか見えなくてちょっと笑ってしまった。
そんなこんなで家へ戻ったみなさん。千切れたククリのパーツをいじって構造を確かめるヒビノさんは今回もとんでもないムネですなあ。わがままボディにぴったりフィットしたニットはある意味犯罪的です(笑。原始的な木製のからくり構造なのに自在にくねくねと曲がり、言う事を聞いたり空を飛んだりと案山子は謎が多い。などとヒビノさんはウタオを気遣っていろいろ話しかけますが当のウタオは落ち込みMAXで俯いたまま。キョウヘイは村へ連絡するも何も教えてもらえずイライラが募るばかり…というわけで一時的に村へ帰ることになりました。キリオの件も電話ではラチが明かず、何より案山子の修理は村でしかできない。
一時帰郷の話を聞いたヒビノさんは父ちゃんにコーヒーを淹れながら何やらお話。ここはコーヒーを運ぶヒビノさんの横乳が強烈すぎて父ちゃんの話など耳に入りません。こんなカットまでヒビノさんのムネを強調する拘りは凄いね(笑。
引き続き落ち込み、さらにキリオの件で不安全開なウタオを元気付けようとからかうキョウヘイは何だかんだでいい兄ちゃんです。振り回されるウタオかわいい! こんな風にいいタイミングで柔らかいカットを入れてシリアスに偏りすぎないよう調整し、またこういうカットが入ることで後々のシリアスがさらに重くなるという絶妙さは岸監督の得意とするものでしょう。
風呂上がりのキョウヘイを待っていたヒビノさんは「私も一緒に行かせてくれない?」と。ここもヒビノさんの姿を見つけていちいち緊張するキョウヘイのリアクションが芸コマでした。同居を始めて結構経ち、風呂場で裸まで見ているのに未だ緊張しちゃうのだね。キョウヘイったらもう。それにしてもヒビノさんのム(略
さてヒビノさんの運転で空守村へ向かったみなさん、ハンドルにしがみ付いて慣れぬ山道を慎重に運転するヒビノさんかわいい(笑。そんな運転に助手席からあれこれ言ってるキョウヘイ、そもそもこんな道を女子に運転させるほうがおかしい。キョウヘイは慣れているだろうから運転代わってあげればいいのに…運転免許持っていないのだろうか?
来てくれるなと思っていると狙ったようにやって来る対向車、そのクルマにはキョウヘイの高校時代の同級生が乗っていました。村を出て行ったキョウヘイの顔を見るなりよそ者扱い、声を掛けても態度は冷たく、ローアングルの足元から映す短い会話は遠く離れてしまった二人の距離を感じさせます。
「また奥の蔵へ戻るか?」
その頃村ではキリオが「躾」の最中でした。本題であるアキの捕獲も失敗し、言い付けていない枸雅との戦いでタケミカヅチを壊したキリオを冷徹に叱り、縋るキリオへ木刀を振り下ろしての躾。あの小生意気なキリオが涙声で拒否する「奥の蔵」、キリオは出生以来十二年間も「蔵」に閉じ込められていたのです。誰にもその存在を知らされること無く。それにしてもお頭の物腰からデザインまで「いかにも」すぎてちょっと笑ってしまった。田舎舞台の伝奇モノって必ずこういうキャラが出てくるよね。いかにも裏でいろいろやっていそうな。
キリオフルボッコ中の木刀を後から止めたのはコウシロウ。こちらはお館様相手に物怖じせず結構言いたいこと言いながら傷付いたキリオを庇い、担いで連れて行ってしまいます。別れしなのコウシロウの「アキを逃がしたのはお館様じゃねえよな?」との問いに「くだらん!」と一斬するもじつに怪しい。こういう問いに明確に否定せずどうとでも取れる文言を堂々と答えるのは某政党の代議士みたいやり方ですなあ。後で追及されても「そういう意味で申したのではない」とか言い逃れしそう(笑
二人を見送ったお館様は側女と共に地下洞窟へ。その奥に鎮座する巨大な案山子「アマテラス」を見上げ「御する隻を見つけねばならぬ」と…ウタオ&キリオの数奇な運命はその辺の事情も絡んでいるようです。暗闇にボーッと光るアマテラスの紅い目、不気味さと共に秘めたる巨大な力を感じさせる引きでした。
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