新・たこの感想文

「王国　ｔｈｅ　ｔｙｒａｎｔ」

供奉院亞里沙を救出し、政略結婚を通して体制を変える。その命を受けたアルゴは、亞里沙がいる学園へと向かう。しかし、そこでアルゴが目にしたのは、集を頂点とした王国、そして、変わり果てた集自身だった……

さぁ、再び混沌としてまいりました！
とでも言えば良いだろうか……（苦笑）

前回、祭が死んで、「これではダメなんだ」と言った瞬間、極端から極端へと走るのだろう、というのは予想していたけど、文字通りになってしまった。
「王様の言うことは絶対！」
という王様ゲームじゃないけど（ぉぃ）、まさしく集を頂点とした中央集権国家。それも、絶対王政とでも言うべき状態。その中で、ヴォイド能力の低いものはワクチンすら満足に与えられない、という状態に……

「どうしちまったんだ？」
っていう、アルゴの叫びが思い切りわかる。
でもその一方で、
「じゃあ、どうすれば良いのか教えてください」
っていう集の叫びも同様。
まぁ、綾瀬との話のときもそうなんだけど、そこからわかるのは、集自身が戸惑っている部分がある、ということなのだと思う。立場上、そして、他に方法がないという状況、これらによって、冷徹に振舞わなければならない……という。

ところが、そのヴォイドシステムにも大いなる問題が。
それは、ヴォイドを破壊されてしまうと、肉体もまた……。
「心を表す」ものだから、それが破壊される＝「心が破壊される」ということなのかな？
それを知っていて、それでもあえて計画を推し進める谷尋。やっぱり、こいつが一番の曲者だわ。


その一方で、墓守や、春夏の言葉は、「集に試練を与える」と公言。これは、何を狙っているのか？
また、亞里沙を殺害したいのり。ここはここで、真名のように感じられるし……

てなわけで、混沌としてきました。

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