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今更ながら、劇場版リリカルなのは THE MOVIE 1st見てきた

劇場版リリカルなのは

近くの映画館で今更公開、しかも2週間限定公開という事で、これは見るしかない!という事で行ってきました。

劇場についてまず思ったことが、客層の違い。
先週トリック劇場版を見に行った時とは、入り口に居る人達のタイプが違う。
ものの見事に親近感を覚える服装をしている方達ばかり(笑)
自分の横の席の人なんて、「ロリータが一番好きな言葉だ」なんて言ってました。

見た感想ですが、よくアニメ13話分のストーリーをあれだけ綺麗にまとめたなぁという感じ。
アニメ1話が20分(OP、ED、CM除く)として、260分。
今回の劇場版が130分という事で、ちょうど半分。
そのままやれば当然駆け足展開になって訳分からんという事になるわけですが、なのはとフェイトの関係に集中して他の要素を排除した結果、話の繋がりが分り易くなって、少女同士の友情というテーマで一本芯が通った印象。

アニメは視聴済みで、元の話を知っているわけで、なのはとフェイトの本気の勝負を見ながら、尺足りるのかコレ?って思ってましたよ。
自分の体感では、とてもその後の展開をアニメの大筋を保ったままやるだけの時間はないだろうって感じだったので、どこかしらの戦闘を省くなり、ラストの展開を微妙に変えるなりしてくるのかと思っってました。時間配分きっちりしてる。
まぁ、フェイトの立ち直りが若干早過ぎる気はしましたが。

戦闘シーンは、流石劇場版という感じ。動く、動く。
魔法の演出も派手になって、まだカートリッジシステムがついていないデバイスなのに、既に魔王の片鱗を感じさせる破壊力……
バリアジャケットや、デバイスもアニメ版に比べてメカニカル的な印象が強くなって、より戦闘に特化した感じ。
もう魔法少女じゃなくて、完全に魔砲少女だよなぁ。

レイジングハート、セーットアップ!の声の後は、「うわぁ」って感じ。
いや、まぁアニメ版で散々バンクされたシーンではありますが、大きなスクリーン&劇場版の気合の入った作画で見ると、凄いいたたまれ無い気持ちに……
ぼんやり発光するような特殊効果のおかげで、細部まで見えないようにはなってますけど、小学3年生の全裸がスクリーンに大写しになるとねぇ……
あと、フェイトの方は、アングルがエロいもとい、えらい事に。
何か、バリアジャケットが構成されていく瞬間に股間を舐めるようなアングルでカメラが動いたんですけど。
ちょっ!巻き戻して!って心の中で思ってしまった。
BDが出たら、コマ送りして確認しよう。(オイ)

フェイトの出生の秘密が明かされた辺りからは、怒涛の展開。流石に熱い&泣ける!
フェイトがいじらしくて、いじらしくて、見ながら泣いてしまったわ。
アニメ版に比べたら、プレシアもいくらか善人よりの描写になってて良かった。
仕事ばかりで寂しい想いをさせてしまった、アリシアにもっと愛情を注いてあげたかったという想いが良く伝わって来た。
プレシアがフェイトに辛く当たったのも、決して失敗作だからじゃなくて、記憶を移植したクローンを作ったのに、アリシアとは違う存在にしかならなかった苛立ちと絶望が原因だったんだろう。

後、個人的に良かったのが、アルフの活躍シーンが多かった所。
プレシアに詰め寄るシーンとかは、フェイトへの想いが出てる良いシーンだと思う。
StrikerSでもアルフの出番があったら良かったのに。

総評としては、かなり良い出来だと思います。
ストーリー自体は、アニメ版と殆ど変わりませんが、映画版ならではの良く動く戦闘シーン、フェイトとの関係に集中したストーリー展開等、上手くまとまった仕上がりになってます。
タイトルに「1st」って付いている事ですし、A'sや、StrikerSも劇場版を作って欲しいですな。
A'sのストーリーも好きなんで、ベルカ式作画を気合の入った劇場版作画にブラッシュアップしたA'sが見たい。
[ 2010/05/15 23:52 ] 映画 | TB(0) | CM(2)

しかし…

>劇場版
しかし、所詮は結局プレシアを陥れ、アリシアを間接的に殺した
小説版にあった今件の本当の黒幕「組織」という核心に触れられて
いなかったという点では、この作品は駄作の域を出れていないかと

なまじ、リニス(猫)に関する描写が追加されていたからこそ、余計に残念さが際立ってしまっているきらいがあるかと
[ 2010/05/16 18:08 ] [ 編集 ]

小説版読んだ事ないんですけど、黒幕の存在が示唆されているんですか。
たぶん、A'sや、StrikerSもアニメ版の再編集みたいな感じの劇場版になりそうな気がするので、全体の繋がりを優先したんじゃないですかね?

リニスの描写が追加されているのは、自分も見ていて「おやっ?」と思った所ですが、プレシアの内面を描くための相手役として適任だったからだと思います。
[ 2010/05/18 20:45 ] [ 編集 ]

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