石原都知事が出版社10社に対して「来なければいい。来年、ほえ面をかいて来るよ。ずっと来なくてもいいよ」等と言っていた東京国際アニメフェアですが、いよいよ開催そのものが危ぶまれる段階にまでなっているようです。
東京国際アニメフェアを出展拒否した出版社等が中心となって行なわれるイベント「アニメコンテンツエキスポ」ですが、こちらのイベントにポケモン等のメディアファクトリーが権利を持っている作品が出展される見通しとなったそうです。アニメコンテンツエキスポへの出展は、そのまま東京国際アニメフェアへ出展しないという事になるため、TAF側にはかなりの痛手になる事は間違いないでしょう。
出展作品の大幅な減少に伴い、東京国際アニメフェアの開催事務局も「このままの状況では実質的に実行不可能な事態になる」と発言しており、このままいけば、イベント中止という事態にもなりかねないでしょう。
というわけで……
石原ざまぁm9(^Д^)ほえづらかいて来ると言っていたイベントそのものが無くなりそうな事態に都知事は一体何を思うんでしょうかね?
俺に恥をかかせやがって!と怒り心頭なのか、それともそもそもアニメとかどうでも良いから知らんという感じなのか。
東京国際アニメフェアとアニメコンテンツエキスポの開催日が近くなれば、当然ニュース等で報道される事も増えてくるでしょうから、これをきっかけに都条例の問題点が広く知れ渡るようになる事を期待したいですね。
猪瀬直樹東京都副知事が、twitter上で「近親相姦描写のある火の鳥は区分わけされるのか?」という質問に、区分わけされないと答えた後、上記の画像のツィートを公開しました。
近親相姦描写のある火の鳥が区分わけされない理由=傑作であるからという事のようです。
呆れて果てる話です。仮にも副知事の立場にある人間が、法治国家の大原則すら理解出来ていないのでしょうか?
法は全ての人間に平等に作用するから法なのであり、運用する側の主観次第でどうとでもなるものは法ではありません。
傑作であるかどうか誰がどうやって判断するのか。そもそも傑作なら条例の対象にならないという理由は何なのか。
もしきちんとした説明が出来るのなら、ぜひ聴いてみたいものです。
慎重に運用するという付帯決議を付けたと言っても、運用する側の人間がこんなことではまったく意味をなしません。
ライバル同士がつるむとかそんなことより、私はあなたが理解出来ません。
本日、12月15日の都議会本会議にて、青少年健全育成条例改正案が可決されました。
本当に残念で仕方ありません。
今回の評決では、自民、公明、民主が賛成に回ったとのこと。
6月に一度否決された時からずっと賛成し続けている自民、公明は勿論言うまでもありませんが、民主にも落胆の気持ちでいっぱいです。
6月時点での改正案は反対したにも関わらず、不健全図書に指定出来る範囲が広がり、より危険性を増したと言える今回の法案は賛成する……正直どういう考えなのかさっぱり理解出来ません。
都側の根回し、裏工作にくだったのではないか?という疑念すら抱きます。
今回の改正案に賛成した都議の方は、今後一切信用致しません。仮に、個人的には反対だったが、党の意向により賛成したという方が居たとしても同じ事です。
真に正しいと思う事を主張せず、多数派の意見に呑まれるような人に議員の資格があるとは思えません。
反対に回ってくださった、共産党、生活者ネットワークの都議の皆様、本当にありがとうございました。残念ながら改正案は可決されてしまいましたが、反対派の存在を示す事が条例の悪用、更なる規制強化を防ぐ一助となると信じております。
石原都知事は、東京国際アニメフェアの出展を中止した10社に対して「来なければいい、来年吠え面かいて来るよ」と言いました。
知事ともあろう立場の人間が、メディアに向かって言う言葉では絶対に無いと思います。
東京国際アニメフェアのホームページに載っている挨拶では、さもアニメ・漫画業界の発展を願っているかのような言葉を発信しておきながら、この発言。もはや人間性が1ミリも信用出来ません。
このような人間は都知事に相応しくありません。
本人は、次の都知事戦には出ないというような発言をしていましたが、仮に出馬するような事があった場合、何がなんでも落選させなければなりません。再選を許してしまったら、それは日本の文化の崩壊を意味すると思います。
昨日、アニメ、漫画業界に対する都の姿勢に抗議する為に、角川書店が東京国際アニメフェアの出展を中止するというニュースを紹介しましたが、他にも集英社、講談社、小学館等も出展中止する事が分かりました。
これで、出展中止を発表した出版社は全部で10社。
・東京国際アニメフェアの出展中止を発表した出版社
* 秋田書店
* 角川書店
* 講談社
* 集英社
* 小学館
* 少年画報社
* 新潮社
* 白泉社
* 双葉社
* リイド社
出展中止の声明として、「これまでの出版界と都当局の話し合いの歴史を踏みにじるもので、規制対象は依然あいまい」と発表。都知事に対しても、「事実誤認に満ちた不誠実な発言を繰り返している」と批判しています。
私は、この出版社10社の決断を全面的に応援します。
都知事が己の利の為だけに、二枚舌を駆使して行おうとするイベントなんて中止してしまえば良いと思います。
あんな差別発言ばかり繰り返す人物が実行委員長を務めるのでは、国際的なイベントとして相応しくありません。
都条例の採決を行う本会議が15日と迫る中、こういったニュースが報道される事で、不条理な規制に向かおうとする流れが少しでも変わることを祈ります。
角川書店の井上伸一郎社長がtwitterで、マンガ家やアニメ関係者に対しての、都の姿勢に納得がいかないとして、東京アニメフェアへの出展を取りやめる事を発表しました。
自分は、この角川書店の英断を全力で支持したいと思います。
企業としてやっていく以上、気に入らない相手とでも関係を持つ必要があるのが社会というものであり、抗議を挙げる為に出展を取り止めるなど、なかなか決断出来る事ではないと思います。
そもそも、東京アニメフェアの実行委員長があの石原都知事という事がおかしいんですけどね。
都条例関連で、アニメ、漫画業界を滅茶苦茶にするような発言、行動をとっておきながら、一方でそれを見世物にし人を集めようとする…… 二枚舌にも程があります。
はっきり言って、都知事にはアニメ、漫画業界に一切関わって欲しくないですね。
自分の利になる時だけ、都合良く利用しようとするな!