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映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

【映画】『ロード・インフェルノ』(2019年)些細な仕草が発展し取り返しができない事態に!サイコパスの言いなりになるのか? | ネタバレあらすじと感想

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◆映画『ロード・インフェルノ』の作品情報

【原題】BUMPERKLEEF(英題:Tailgate)

【監督・脚本】ルドウィック・クラインス

【出演】ユルン・スピッツエンベルハー、アニエック・フェイファー他

【公開】2019年

【上映時間】86分

【製作国】オランダ

【ジャンル】アクション、スリラー

【視聴ツール】Amazon Prime、吹替

◆はじめに

今一つ、情報が無く、監督の代表作情報が無いし、出演者の情報も有りません。
出ている家族はごく平凡な家族で、何か際立っているような様子もなく、その家族が有るとき些細なことで、ひどい目に会うと言う非日常に紛れ込んでしまうと言うもの。

◆あらすじ

オランダの地方都市に住むハンス(ユルン・スピッツエンベルハー)は、妻のディアナ(アニエック・フェイファー)と2人の幼い娘・ミルーとロビンを連れて、父親の誕生日を祝うため、車で両親の家に向かいます。しかし、ハイウェイに乗ったところで、前を行く白いバンのスピードが遅く、ハンスは次第にいらつき始めます。
一応制限速度は守っているものの、明らかに他の車よりノロノロと走るバンをなかなか追い越せず、ようやく追い越せたハンスはいらつくあまり、バンの運転手に向かって「お前は頭がおかしいのか」という仕草を見せつけます。
その後ハンスたちがガソリンスタンドに立ち寄ると、バンの運転手もそこに現れ、「自分は制限速度は守っていた、謝罪して欲しい」と訴えて来ます。ハンスはしつこい男だとバンの運転手を怒鳴りつけ、スタンドを立ち去ります。
するとしばらくして、白いバンが自分たちの後をついてきているのに気付きます。
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ハンスが停車すると、バンも間隔を開けたまま停車したため、ハンスは話をつけようと、車を降りてバンの運転手の元へ向かいます。
ハンスが「警察に通報するぞ」とバンの運転手に告げると、運転手は自分が通報すると言いながらも、スマホが充電切れだからとハンスのスマホを借ります。しかし、運転手に通報する気配はなく、ハンスがスマホを取り戻そうとすると、運転手はハンスの腕を掴んで車の中に引きずりこもうとします。
ハンスと運転手がもめていると察し、ディアナも車を降りてバンに向かうと、運転手が急にハンスの腕を離したため、ハンスはディアナと共に道路に倒れこみ、走って来た車に轢かれそうになります。
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ここに来てハンスは「もう謝るから許してくれ」と運転手に訴えますが、運転手は「謝罪のタイミングを逃したよ」と答え、ハンスを突き飛ばし、後部座席からボンベのようなものを取り出します。
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ハンスが急いで車に戻ると、運転手はボンベに繋がったノズルをハンスの車の窓に強引に突っ込み、ボンベの中身らしい薬品を車内に注入します。薬品は害虫駆除用のものらしく、ハンスたちは車の中で咳き込んでしまいます。
運転手は一度バンに戻り、今度は防護服のようなものを着込んで、再びハンスたちに迫って来ます。なんとか運転手を振り切ったハンスは、両親の住む町に到着すると、警察に被害を訴えます。
しかし、その間にバンの運転手は、奪ったハンスのスマホで通話履歴を調べ、ハンスの両親の家を探し当てていました。運転手は、彼の携帯を拾ったとハンスの母親に告げ、強引に家に上がりこむと、両親を2階のバスルームに閉じこめてしまいます。
そこにハンスたちもやって来て、ハンスはバンの運転手に自分の車が見つからないようにと考え、車を家の裏手に移動します。
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先に家に入った妻と娘たちは、ハンスの両親の姿が見えないことに不審を抱き、2階に閉じこめられた両親を発見します。そしてハンスは裏口から家に入ろうとしたところで、防護服を着た運転手に襲われます。
ボンベの薬品を顔にかけられたハンスは、家を飛び出すように逃げ出したものの、顔は焼けただれたように赤くなり、意識が薄れかけて行きます。しかし、妻と娘を守るべく、家の壁をよじ登って、必死に2階へ上がって行きます。そして救出された両親が警察に通報し、警官隊が家に到着する前に、バンの運転手は姿を消していました。
救急車に乗り込むハンスを娘2人が心配そうに見つめていると、そこにバンの運転手が現れます。運転手は怯える2人に、「君たちは悪くない。父親と母親のせいだ」と言い残し、どこへともなく去って行きます。
それからハンスは、姿を消したバンの運転手がいつまた現れるかわからないと考え、娘2人を学校まで送り迎えするようになりました。ある日ハンスがいつものように、娘たちを学校まで送り届けた、その帰り道。ハンスの背後から白いバンが忍び寄り、スピードを上げてハンスに迫って来ていました。

◆所見

こんな煽り運転や苛立ちなど、結構日常的なことです。その中で、こうした大問題に発展するとは…と観ていて我がごとのように感じました。相手の顔を睨むくらいはやりますが、指を立てて威嚇したりはしません。そこまで、いきなり非常識な感覚にはならないですが、ちょっとイラっとはしますので、他人事ではないです。
この作品を観て、襟を正す人は多いはずです。僕もその中の一人。こう言うサイコパス、キツイです。



評価点   82点
お薦め度  82点


2019年  86分  オランダ製作

 
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