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【映画】 『ハミングバード』 いつもの何かにつけスマートなジェイソン・ステイサムが復讐の鬼と化して暴れまくるエンターテイメント! | ネタバレあらすじと感想

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アフガニスタンの戦場で5人の仲間たちを目の前で殺された特殊部隊の兵士ジョゼフ・スミス(演者:ジェイソン・ステイサム)は、その報復として無関係の民間人を5人独断で殺害していきます。当然これは軍法違反であり、その姿は無人偵察機「ハミングバード」によってしっかりと監視されていたため、ジョゼフは軍からの逃亡を余儀なくされます。

殺害容疑の軍法会議から逃亡したジョゼフは、ロンドンでホームレスに姿を隠して生活していました。妻子からも離れ、惨めな彼の境遇を慰めてくれるのは唯一心を開いた同じホームレスの少女イザベル(演者:ヴィクトリア・ビューイック)でした。ギャングによるホームレス狩りの際、ドラッグと酒に溺れていたジョゼフはギャングにさんざん殴られ、たまたま逃げ込んだ高級アパートメントに隠れましたが、そこの住人ダイモンは半年以上もニューヨークに行っており不在であったため、ダイモンの"彼氏"を装ってそこで生活をはじめます。またその騒動の際、逃げたはずのイザベルは、ギャングの一味に捕まり、ドラッグ漬けにされた上に売春婦として風俗店に立たされていました。

ジョゼフは生きるために中国人マフィアの元で裏の仕事を着々とこなし、名を上げていきます。また彼は怪我をした彼を助けてくれた修道女クリスティナ(演者:アガタ・ブゼク)に、淡い恋心をいだきはじめました。そのクリスティナも10歳のころ、自分を17回レイプした体操教員を18回目のレイプをされそうになった際に殺害したため罪には問われなかったのですが、修道院に入ることを余儀なくされており、ふたりは互いの傷を癒やしあい助けあうのでした。
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その後も、裏の仕事と同時にイザベルの捜索も進めていたジョゼフの元に、彼女が川で変わり果てた姿で発見されたという最悪の知らせが届きます。これで怒りが頂点に達したジョセフは、再び復讐の鬼となり、イザベル殺害に関わった者への報復を開始します。 全ての目的を成し遂げたジョゼフは再び路上生活者に戻りますが、上空から監視していたハミングバードに見つかり、軍関係者の「逮捕せよ!」の無線の声で物語は終わります。逮捕されたか、それとも再び逃げおおせたかはわからないで物語は終わります。
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何にしても、本作品はジェイソン・ステイサムの作品です。彼がいかに優れていて、手際や段取りが良く、千里眼を持ち、超優等生かが描かれています。こんなに凄い人なら、例え、路上生活者になろうとも、自分の力量でやって行けます。まるで、生きるのを楽しんでいるように。

外の作品を観ても、同じような立ち位置で自分のキャラクターを作っているのは凄いと思います。いつも、清潔で、自分が決めたことは誰が何と言おうとその我を通せるのは凄いことだと思います。ドウェイン・ジョンソンが出ている作品でも、彼は彼らしく振舞います。ホント、「スマートな殺し屋」風で何事もた易くこなします。こんなスーパーな人、見てみたいと思いますよね。正確無比ですから。僕ら凡人は、ただただ彼のおこぼれをもらうだけと言うような立ち位置です。ですけど、こう言う模範が居ると、「ジェイソンみたいに」と言えばすぐに説明が付くのは良いです。

尚、家内はジェイソン・ステイサムは嫌いなようです。最近、禿げた英雄がはびこっていますよね。それが、嫌なようです。僕の気持ちは変わらないですが。



評価点   82点
お薦め度  85点


2012年  100分  イギリス製作

 
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