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【映画】 『誘拐の掟』 リーアム・ニーソンが動く!戦う!残酷な犯人をしばきまくって捕まえろ! | ネタバレあらすじと感想

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1991年のニューヨーク。非番の刑事マット・スカダー(演者:リーアム・ニーソン)が立ち寄ったバーに、男たちが入店します。男たちはバーテンダーを射殺し、バーを出て行きます。すぐさま後を追ったマットは、銃撃戦の末、2人を射殺、1人の足を撃ち抜きました。

1999年。無免許の探偵となったマットは、断酒会(アルコール依存症の集会)で知り合った麻薬中毒のピーター・クリスト(演者:ボイド・ホルブルック)に弟のケニー(演者:ダン・スティーヴンス)を助けてほしいと頼まれます。ケニーの元へ向かうと、彼は妻キャリー(演者:ラザーヌ・ジャマル)を誘拐され、身代金を支払ったにもかかわらず殺害されたのだと言います。マットは誘拐犯を見つけ出してほしいと依頼されますが、ケニーが麻薬仲介人であると気付いたこともあって一旦は断りました。しかし、翌日、ケニーから事件の詳細を聞かされ、依頼を引き受けることにします。

マットが街中で聞き込みをしたところ、2人組の男が女性をバンに乗せ、走り去る様子が複数目撃されていることを知ります。図書館で類似の誘拐殺人事件を調べていたマットは路上少年のTJ(演者:ブライアン・アストロ・ブラッドリー)と知り合います。2人はマリー(演者:マリエレ・ヘラー)とレイラ(演者:ラウラ・ビルン)という女性2人の誘拐殺人事件にたどり着き、レイラの遺体の一部が墓地で発見されていたことを突き止めます。住む場所を持たないTJはマットの助手になろうとつきまとうようになります。
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墓地の管理人のジョナス(演者:オラフル・ダッリ・オラフソン)に話を聞いたマットは、続いて、レイラの婚約者だったルーベン(演者:マーク・コンスエロス)のアパートを訪ねます。ルーベンもケニーと同様に麻薬取引の関係者だと見抜きますが、向かいのアパートからジョナスが出てくるところを目撃したため中座して部屋を立ち去ります。向かいのアパート屋上の小屋でルーベンとレイラの性交を収めた写真やジョナスの日記を見つけたマットは、帰宅したジョナスを問い質し、麻薬取締局の人間だと話す2人組の男と組んでレイラを誘拐したことを告白させます。ジョナスは片方の男の名前がレイ(演者:デヴィッド・ハーバー)であることを告げると、屋上から飛び降り命を絶ちます。
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街中で見かけた不審なバンをマットが調べてみると、麻薬取締局の捜査官と遭遇します。マットは彼らとの会話でピーターに秘密があると分かったため、ピーターの家で彼を待ち伏せます。帰宅したピーターがケニーの家から持ち出した金で麻薬を買ったところを女性捜査官に捕まり、ケニーの情報を売ったことを告白すると、マットはその女性捜査官マリーが殺されていること、彼女が持っていたケニーの資料を辿ってキャリーが次の標的となったことを告げます。マットは仕事を下り金を返すことをケニーに伝えるよう言い放つと、ピーターの家から立ち去ります。

一方、雨の降る中で暴行を受けたTJは病院に入院していました。伝言を受けて会いに来たマットは彼が血液の疾患を持っていることを知ります。TJから母親はどうしたのかを聞き出すと、今度は自分が警官を辞めた本当の理由を語りだします。バーを出て行った男たちと銃撃戦を行った際、マットの放った銃弾の1発が居合わせた少女の命を奪ってしまっていたのです。マットは表彰されましたが、自らの意思で警官を辞めていました。

金を返しにケニーの家を訪れたマットは、待ち伏せていたピーターに新たな誘拐事件が起きたことを知らされます。ピーターに連れられマットが会った麻薬仲介人のユーリ(演者:セバスチャン・ロッシェ)は、1人娘のルシア(ダニエル・ローズ・ラッセル)を誘拐されていました。それまでの事件の手口から、犯人たちには最初から人質を生かして返すつもりなどなく、要求を鵜呑みにしても意味がないと察していたマットは、身代金要求に対してあえて強気で応じ、身代金は生きているルシアと直接交換することを了承させます。
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マット、ケニー、ピーター、ユーリ、TJの5人は、銃と身代金を手に、夜の墓地へと向かいます。誘拐犯のレイとアルバート(演者:アダム・デヴィッド・トンプソン)は身代金を受け取り、生きたまま解放されたルシアはユーリと共にその場を去ります。しかし、アルバートが身代金の一部が偽札であることに気付くと、マットたちと誘拐犯の間で銃撃戦が始まります。結果、ピーターが命を落とし、負傷したレイはアルバートと共にバンで走り去ります。

マットとケニーが車に戻ると、待機するように言いつけていたTJがいません。TJは誘拐犯のバンに忍び込んでおり、隠れ家の所在地を携帯電話でマットたちに知らせます。隠れ家の中でレイは応急処置を求めるもののアルバートが応じる様子はなく、逆に足手まといとなったレイを地下室で絞殺します。ケニーと共に隠れ家にたどり着いたマットは、ダイニングで食事をしていたアルバートを手錠でパイプに繋ぐと、アルバートを警察に突き出すか、それとも復讐を果たすかの判断をケニーに委ねます。TJをタクシーに乗せ自宅へと向かわせたマットが隠れ家に戻ると、ケニーは手錠を外したアルバートによって殺されていました。マットは地下室で不意打ちを受けますが、しばし格闘した末にアルバートを射殺します。

夜が明けた頃、マットが帰宅するとTJはソファーで眠っていました。椅子に腰掛け、テーブルの上に置かれた紙片を見るとスーパーヒーローに扮したTJのイラストが描かれています。マットは静かに何かを思った後、自らも眠りにつきました。
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リーアム・ニーソンの良さ、直向きさが出ていて、とても内容には満足させられました。ストーリーは至って簡単ではありますが、復讐劇は何と言っても注目を浴びます。気になって観てしまいます。それが、本作品の主たる目的ですので、復讐が本作品を産んだような格好になっています。実に渋く、ゆっくり流れる本作品には好感しか残りません。リーアム・ニーソンももう71歳です。もう余り主演を張るような役はないかも知れませんが、僕がこのレビューを書くようになって、気になってついみてしまう上位の役者さんにランクされています。また、彼の直向きな姿が観たいですね。



評価点   84点
お薦め度  84点


2014年  114分  アメリカ製作

 
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