fc2ブログ

映画を観て、思った事や感じた事を綴って行きます。※ネタバレありです。

自己紹介

YORIBOU

Author:YORIBOU
映画は、主にNetflix、Prime Video、U-NEXTの動画配信で観ています。好きなジャンルは、アクションものやホラー。ファミリーものやアニメなんかも紹介できたら良いなと思います。映画は、作品の情報とあらすじをメインに、自分がその映画から感じるものやそこから受けた気づきがあれば話していこうと思います。
映画だけでなく、書籍の紹介やときどき思っていることも挙げていきます。
 ※ 映画のあらすじは、【ネタバレを含んでいます】のでご注意ください。

最新記事

コンパクト月別アーカイブ

カレンダー

02 | 2025/03 | 04
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

カウンター

ブログ村ランキング

タグリスト TOP20

アルバム

0 コメント

【映画】 『ブロックアイランド海峡』 クリス・シェフィールドが主演する内容不可解な「大いなる存在」!人体観察をされているのか? | ネタバレあらすじと感想

BlockIslandSound.jpeg

静かな海にポツンと浮かぶ一隻の漁船。その船に髭面の高齢男が倒れています。気が付いて起き上がりますが、状況が掴めていない様子。周りにはモノが散乱しており、海に垂れた紐を引くと、それは犬の首輪…。

ここはブロック島。漁業が生業の小さな田舎です。ここで高齢の漁師である父・トム(演者:ネビル・アルシャンボー)と暮らすハリー(演者:クリス・シェフィールド)は友人たちとダイニングで駄弁っていました。

友人で陰謀論に憑りつかれているデールは、寄生虫が動物を操るという話を熱弁。「トキソプラズマとか言って、人にだって移るんだ」「政府は寄生虫を使用してワクチンに混入させているんだ」と滅茶苦茶な説をまくしたてます。隣のジェリーは半信半疑で聞いていましたが、ハリーは全く相手にしていません。

その後、ハリーはデールを乗せて車で帰ります。夜道。またもデールの陰謀論トークが熱を帯びてきたそのとき。ドンと何かが車にぶつかります。見るとそれは1羽の鳥です。なんでいきなり…。

家に帰るハリー。すると父親のトムがなぜか外で突っ立っています。隣の犬が吠えていますが、無反応。「父さん? そこで何をしているの」と呼びかけるとやっと気づいたようです。「寝ながら歩き回るのはやめてくれ」と頼むハリー。最近の父はどうも行動がおかしいことがたびたびありました。その翌朝も父は勝手に家を出て船を出したりしており、そのたび無線で呼びかけるのが常態化していました。
20210328075812.jpeg

別の場所。オードリー(演者:ミカエル・マクマナス)は電話を受けています。幼い娘のエミリーの面倒も見ないといけないのに、急な仕事が入ったのです。フェリーは7時半とだけ言われ、向かわないといけないのは避けられません。

しかたなく娘を連れて船へ。そこで同僚のポールに会います。話は弟のハリーのことに移ります。エミリーは「クソ野郎」とよく意味を理解もせずに聞いたことを呟きます。「そんなこと目の前では言わないでよ」とオードリー。今、向かっているのは故郷のブロック島。母の死後にいろいろあり、オードリーとハリーは疎遠になっていました。

到着。さっそく地元の警官に話を聞きます。オードリーとポールの専門は魚の調査です。警官いわく9トンから10トンの魚が浜辺に打ち上げられたのだとか。数日おきに死骸があがり、混乱していると。現場を確認すると確かにおびただしい量の魚が砂浜を埋め尽くしていました。

とりあえず実家に顔を出し、食事をとります。ポールは低酸素だと原因を推測しますが、まだ調査が必要です。ポールはフェリーで通うそうで、ポールをフェリーまでオードリーは送ることに。

その間、ハリーとエミリーは夜空の下で遊びに出かけます。魚が浮いているので湿地へ行き、カエル獲り。オードリーが帰ってくるとエミリーのベッドの傍には瓶に入ったカエルが1匹。オードリーは返すように言いますが、エミリーは母のマネをしただけだと言います。

オードリーは自分の仕事を子どもにわかるように優しく説明します。「魚は2~3日で返すの、どんな生き物かよく知るためにね、そしたら助けられるから。捕まえるっていうと残酷に聞こえるけど。だからいいことなのよ」

寝静まった後、突然のエミリーの叫び。オードリーとハリーが駆け付けると、床に倒れたエミリー、そして父がそばに立っています。「怖い夢を見て床に落ちたようだ」と父は語りますが、父は変だと不安を語るオードリー。それに対して大袈裟だとハリーは言い返します。

朝。ここに娘は置けないとオードリーは帰る準備をしていましたが、父がまたいないことに気づくハリー。「昨日の夜出ていったよ」とエミリーは口にし、オードリーとハリーは船を出し探しに行きます。しかし、船を発見するもモノが散らばっているだけ。父の姿は影も形もありません。

警察は事件性はないと判断するも、ハリーは納得いかず自分で捜索をします。オードリーはハリーを被害妄想的だと見なし、困り果てます。

しかし、ハリーにも異変が起き始め…。
fc2blog_20230729103950c46.jpeg

この作品は、「大いなる存在」が関わっていて、その存在が人間を調査していることに主眼を置いています。それがどんな目的なのか、デールの言う陰謀論に関係しているのか。それとも、何か別の目的が有って、人間を無作為に調査しているのか。結局、それは最後になっても分からないのですが、そう言う奇異な内容です。

本作品が優れているのかどうなのかすら分かりません。ただ、個人的にこうした煮え切れない作品は、僕は駄目です。白黒ハッキリしないと、後に引きずります。

Netflix作品で、観た人は限定的でしょうから、それ程評価もされておらず、ある意味では正体不明な作品です。ただ、こうした意味不明な結論がボヤンとしているのが好きな人には良いんだと思います。それ以上は分からないのでそんな作品だと言うことだけは言えます。

どうでしょうか。観る気になりますか?



評価点   70点
お薦め度  68点


2020年  99分  アメリカ製作

 
↓↓↓応援をお願いします。ポチっとな♪♪
にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ
にほんブログ村
関連記事

コメント

非公開コメント

名言

地球の名言 -名言集-

ブロとも申請フォーム

最新記事

【映画】『関心領域』(2023年) 壁の向こうに広がる地獄——見ないふりをする日常が、最も恐ろしい | ネタバレあらすじと感想
【映画】『ヴェノム:ザ・ラストダンス』(2024年) 最後の戦いが始まる――宿敵と踊る、運命のラストダンス | ネタバレあらすじと感想』
【書籍】『頭のいい人が話す前に考えていること』を読んで
【映画】『フロッグ』(2019年) 見えない何かが家に潜む。崩壊してゆく家族と、ひとつずつ明かされる真実 | ネタバレあらすじと感想
【映画】『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024年) 闇に生き、獲物を狩る。真のハンターが今、目覚める | ネタバレあらすじと感想
【映画】『インシディアス 最後の鍵』(2018年) 閉ざされた過去が呼び覚ます恐怖。鍵が開くとき、悪夢が始まる―― | ネタバレあらすじと感想
【映画】『インシディアス 赤い扉』(2023年) 開けてはならない──恐怖が再び目を覚ます赤い扉 | ネタバレあらすじと感想
【映画】『インシディアス 第2章』(2013年) 悪夢は終わらない――それは、あなたの最も愛するものを奪う | ネタバレあらすじと感想
【映画】『インシディアス』(2010年) 扉を開けるな。その先に待つのは、恐怖と絶望―― | ネタバレあらすじと感想
【映画】『インシディアス 序章』(2015年) 恐怖のはじまり—すべてはこの“序章”から始まった | ネタバレあらすじと感想
【映画】『トランス・ワールド』(2011年)交錯する運命、交わる過去と未来。脱出不可能な謎の世界へ | ネタバレあらすじと感想
【映画】『バスティオン36』(2025年) Netflixオリジナル作品 沈黙か、正義か。フランス国家警察、その深淵へ | ネタバレあらすじと感想
【映画】『デリシャス』(2025年) Netflixオリジナル作品 恐怖は続く。今度の標的はあなたかもしれない—新たな悲鳴が響く! | ネタバレあらすじと感想
【映画】『スクリーム3』(2000年) 恐最後の恐怖が幕を開ける。過去の秘密が暴かれる時、誰もが疑心暗鬼に──生き残るのは誰だ? | ネタバレあらすじと感想
【映画】『スクリーム2』(1997年) 恐怖は続く。今度の標的はあなたかもしれない—新たな悲鳴が響く! | ネタバレあらすじと感想