ドキドキ!プリキュア 第2話感想
待ち遠しくて一週間が長かったのは久しぶりです。 いよいよ第二話、メインはマナが六花にプリキュアの秘密をうち明けるお話しでした。
前回初変身したところで終わりましたから、実質今日が初戦闘になりますね、鳩プリさんでも第一話はブロッサムが初変身したところで終わりましたけど、ドキプリさんは二週目が凄かった。
変身した能力に戸惑ったのも最初だけ、その力を直ぐにそこそこ使えるようになったのはマナ本人のポテンシャルが高いってのが良く判る展開が構成力の優秀さを物語っています。
カニジコチューと共にタワーから落下する「友達じゃない」と言い放ったキュアソードを助けようと飛び降りるシーンでは驚く敵側の表情が秀逸でしたね、ほんとどうなるのかと思ったんですけど(汗) ハートの差し出した手を掴もうとしたソードの表情は「未だ死ぬわけにはいかないんだ!」って覚悟が見て取れますし、手を取ったはいいけどどうやって落下から生還するのかと思いきや掃除用のゴンドラのワイヤーロープを掴むとはね。 そのゴンドラも戦闘最初に反動で外へ落ちていたのも細かい設定でしたし、普通なら届かないはずのワイヤーロープをキュアハートが躰を思いっきり回転させて遠心力で届かせる描写までしてました、掴んだら掴んだで落下の慣性で手の皮が擦り剝けるんではないかと思える描写も迫力でした、もっと対象年齢が上だったら皮が裂けて血肉しぶきが上がる描写までやったんだろうけど、そお子様向けですからそこまでリアル描写は無かったけどね、それでも苦痛にゆがむ表情と摩擦の煙十分過ぎる出来ですよ。
台詞一つとっても意味合いの深さが伺えますよね。 敵が本気になって攻め込んできたときあなたは自分の大切な人達を守れるの?(意訳)というソードの一言、だから簡単に馴れ合わないのだと言う意味が含まれているのですよね。
学校帰りに秘密をうち明けようとするマナと非現実的な話を受け答えする六花のやりとりから、マナの家族登場の下りも自然的に描いています。 サポート役になるであろう周りの大人をお話しに絡めて少しずつ登場させる手法も一年という時間を巧く割り振っている気がします。 一気に登場させるのではなく次週に興味を持たせて視聴を楽しみにさせるやりかたが自然ですよね。 「今日は晩ご飯食べて行かなくて良いのかい?」って台詞一つで家族同士の絆を理解させてしまったりね。
そんな風に造ってしまうとシリアスになりがちなんだけど、お話しの中にちょっとしたギャグシーンを混ぜ合わせることによって堅苦しさを無くしているのも観ていて良いアクセントになってると感じます。
プリキュアの秘密を他人に言ってはいけないのもむやみに戦いに巻き込んでしまうからてえのも妙に説得力があります。
今回本編で「しあわせの王子」という童話を盛り込んできたのも巧かったです、マナが一人で戦おうとすることに対しての六花の答え「わたしはあなたのツバメになれないの?」(大人的な意味じゃないですよー^^;) しあわせの王子にはツバメが必要、もう六花がキュアダイヤモンドになる必然性をサラッと言ってのけた演出が凄い、他にも「不思議の国のアリス」をサラッと使ってたよね-。
結局六花の前で変身して正体をばらしてしまったのだって、その前段階で既に戦闘に巻き込んでしまったからだと思えば納得も出来ますし、信号機ジコチューにやられたハートを助ける六花は既にプリキュアの資質ありって表現ですよね。 次回予告で六花に一緒にプリキュアやろうと誘うのだって戦闘に巻き込んでしまった以上、生身の人間でいるよりプリキュアになった方が多少なりとも安心という心づもりではないでしょうか。
そう言えば、戦いで破壊された建造物は戦闘終了後に元に戻りましたよね。 だけど戦闘自体は周りの人間に認識されていました、負けない限り、諦めない限り、再生可能と言うメッセージなのでしょうか?これはこの先の話にどう活かされていくのか気になります。
観ていて感心するのは重要事項でもダラダラ説明する必要は無く、ほんの短い台詞、ちょっとした描写を挟むだけでズバッと表現してるんですよね、もうSDやシナリオの構成力の高さを感じずにはいられません。
今回のお話しの中ですっごく気になった事があります。 相手を思いやる事と馴れ合いは違う、人を守るとはどういう事か?そんなメッセージを感じ取りました。 本編中にサラッと「童話」を入れてきたあたりも心憎かったですよね、お話しに童話を盛り込むならこれぐらい自然じゃないとね(^_^;)、これは某作への敬意、オマージュととっていいのか、皮肉(笑)と取っていいのか・・・、まあねぇ、簡単に馴れ合わないってことを表現しているくらいだからね(爆)
オマージュと言えば六花が「あんたってほんとうに ありえないんだから」って言うシーンがありましたよね、もう完全に初代に対する敬意だと思いました(*^_^*)
それとねぇ・・・(つっこみじゃねーですよ^^;) キュアハートの衣装がダサイとか変身バンクが地味とかの意見も目にします、確かにそう感じる部分もありますけど僕的には嫌じゃ無いです、逆にあまり奇をてらわない作風に好感的ですし落ち着いた感じがして好ましい部分もあるんで良いかな?って感じてます。
えー・・・とりあえずつっこみいれておきましょうかねぇ(w 今回のタイトルプリキュアの正体がバレちゃったですけど、バレちゃったじゃねーじゃん、自分でバラしてますやん(^_^;)
さて次回はキュアダイヤモンド覚醒!楽しみです!!
テーマ:ドキドキ!プリキュア - ジャンル:アニメ・コミック
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