ハートキャッチプリキュア! 第49話 感想
ハートキャッチオーケストラ をもはね除けたデューン、その真の姿を現した・・・
って、巨大化しただけやん(汗)肩に乗った謎生物が本体かと思っていたんですけどね、まるっと予想を裏切られました、醜悪な姿になるわけでもなしホントそのまんまの巨大化。 宇宙空間から素手で地球を殴れるほど巨大化してます、スゲー大きさです、それに対抗するプリキュアさんはハートキャッチプリキュア無限シルエット、今週のタイトルからしてブロッサム最強形態かと想像していたのですが・・・4人が合体すか!?更に巨大化するとは(汗)これまた予想を裏切られた驚きです。
デューンの憎しみって何だったんだろう? 愛への餓え、乾きといった事なのでしょうね、砂漠はその象徴として使われたいたんだろうと思います、その乾きを癒すには並大抵の愛じゃ足りない、それ故の巨大化描写、最後の決め技も「プリキュア拳パンチ」と言いながらの優しすぎる一撃、もの凄い衝撃が来ると身構えたところへ・・・・・トンッ!と軽く叩いただけ、伝わったのは衝撃ではなく無限の愛。 直後、デューンの瞳にハイライトが入りましたよね、フッと笑ったその心はどうだったんでしょう、こんな自分にも限りない愛を注いでくれる存在があると知った安堵感だったのでしょうか。 負けたとか浄化されたとかの描写にはみえなかったです、全ての蟠りが消え去っていたような描写に思えました。
この一年間を通して鳩プリさんが伝えたかった事って何だったのでしょうか? 友情、愛、友達、家族、信頼、未来、希望、それらを一年間かけてお話の中に伏線としてちりばめていき最終話でもののみごとに収束してくれた努力には感服しました。 そりゃ語り足りない部分も沢山ありますよ、だけどね正味24分に一年分の伏線を凝縮させるんじゃこれで精一杯だと思います、足りない部分は一年間見続けた我々が脳内補完すればいいんですよ(w
その分の伏線だって埋め込まれていましたよね(w 倒れた大樹の側に新しい息吹が、そしてつぼみの妹であるふたば、ラストシーンは少し成長した妹なのでしょう、色褪せ始めたプリキュアの写真を見詰めるその手にはパフュームが握られていました。
新しい命の誕生、未来へと受け継がれていく想い、それをこうもサラッと描いてくれるとは。 へんに御都合主義に走らず押さえるところは押さえて終わらせたのには潔ささえ感じました。
サバーク博士とダークさんが復活しなかったのは「魔法のようにみんなが幸せになる方法は無い」という事への回答だったのでしょうか。
サソリーナ、クモジャキー、コブラージャ、3幹部は本来の人間体があったからこその蘇生ですよね。 だけどサバーク博士とダークさんはその存在自体が本体だったから・・・
御都合主義で復活させちゃうと矛盾が生じちゃいますもの。 実生活に溶け込むには無理がありすぎます、かわいそうだし惜しいキャラだとは思いますが、お話的にはあれで良かったような気がします。
戦いに正義など無い、必ず代償を払わなければならない、例えその重きを背負って生きて行かなくてはならなくとも。そんな隠されたメッセージを感じました。
普通の生活に戻ったつぼみたちの日常にも時間を割いて描いてくれたこと。 いつきが女の子の制服を着ていたこと。 えいかは相変わらずえりからしいままだったこと。 ゆりさんが前向きに生きていること。 そして・・・つぼみが確かに成長したこと。
立つ鳥跡を濁さず、本当に綺麗な幕引きでした。
プリキュアシリーズは回を重ねる度にそれ以前を教訓にして進化していっていると思います、現時点では最高の出来だったと思います。
ここまで話しを練り込んでくれたスタッフの皆さん本当にご苦労さまでした、そしてありがとうございました。
来週から始まるスイートプリキュアさんはどんな風に進化していくのかいやがうえにも期待が高まりますね。
テーマ:ハートキャッチプリキュア! - ジャンル:アニメ・コミック
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