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photoscan買ってみた

2年ほど前にこんな動画をアップしました。


写真からモデリングという面白いソフトでしたが、同じようなソフトが発売されました。
それがphotoscanです。

123D catchがなかなかよかったので気にはしてましたが、年末に販売代理店のオークに行けたので、
いくつかの質問をして、その場で買ってきました。

 基本的には写真を大量に撮ってきて読み込むだけで自動的にモデリングされます。
123dと違うのはメッシュ生成時に細かさが選べるのと、マスクなどの各種調整ができること。
詳細は上記サイトを見てください。

まだソフトの詳細がわかったわけではないですが、とりあえずは簡単に触れるので試してみました。
重要なのは精度。
できたものがこれ。
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東武ワールドスクウェアで撮影した道後温泉です。
建物は屋根のラインが綺麗に出ています。周りの小さいでこぼこは人物フィギュア。
さすがに無理だったか。周囲の丸いのは照明です。
撮影はソニーのRX100。解像度5472 x 3648 になります。

その他の小物。
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スニーカーは綺麗にできてます。写真がちょっと白飛びしてるのが惜しいけど。
サンダルはおかしなところはあるにしろ、ベルトがちゃんとできています。
123Dでは全然できなかったけど。こういう穴の開いたオブジェクトは難しそうですが。
ちよちちは・・・。さすがに椅子の細いのは無理だったか。ブルーバックにしたりで
背景とちゃんと分けられればもっと綺麗にいくかもしれません。
上記の動画はプレビュー画面を取り込んだものです。ちゃんとしたレンダリングだと
もっと綺麗に出ます。

一方、人物だとこのありさまだよ。
photoscan
テクスチャーの生成がうまくいかなったけど、こんな感じ。
じっとしててもらってもわずかにはずれるわけだから、仕方ないとはいえる。
ただ、123Dのほうで結構綺麗なのがあったからちょっと残念。
今度はもう少し明るくしてやってみる。

まだ大して使い方がわかっているわけではありませんが、おおむね満足。2万程度のアプリだし。
マスク処理などをやっていけばもう少し綺麗なモデルになりそうです。
あとはリトポちゃんとやればいろいろ使えそう。リトポやったことないけど。
今後旅先に出て何か見つけたら片っ端から撮影しとこう。ipadの123Dではそんな気にならなかったけど。

買ったのはスタンダード版だけど、プロフェッショナル版というのもあります。
値段が17倍。高すぎ。あまり個人には関係ない機能がつくので無視。

 処理がちょっと遅いです。i7 4.1Ghz + GeforceGTX570ですが、小物でも2時間程度、
道後温泉だと10時間以上かかってます。もうちょっと速いといいなあ。
グラボも結構重要らしいので、570とかじゃなくて今のやつだともっと速いと思います。Xeon Phiにも対応してる
とのことです。
あと視点変更が何かやりにくい。なんと言えばいいかよくわからんけど。体験版があるので
触ってみるとわかるかも。

そんな感じです。

三笠はこんな感じ。まだまだかかりそう。
三笠1/20


それと広島での3DCG体験講座。次回は1月25日、土曜日11時です。
時期的に進路は決まっている人がほとんどだと思いますが、
来年度の進路や社会人の方などがこの分野に興味を持っているようなら面白いかと思います。
3DCG体験講義

qumalionを使ってみたよ。

qumalionの先行プレビューをやったのでそれのレポートを。

まずはこの動画を参照。
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案外大きいですな。
関節が柔らかく動かしやすい。適当にがちゃがちゃ動かしつつ、あ、このポーズいいんじゃない?
とか考える用途には便利といえる。3D知らない人が直感的に扱えるという点は大きいと思う。
反面、スタンドは必須。動画でさまざまなポーズとってるけど、自立させるは結構難しい。
ひざとか自重を支えられないやわらかさなので。

間接の稼動範囲はかなり広い。人間の範囲をかなりカバーできてると思います。たいていの
ポーズは取れるのでは。細かい点ではあるが、肩が動かないのはちょっとがっかり。
イラストを描く際に肩の参考にしたかったけど・・・。あと意外にも足首の前後の動きがない。
なぜか挫いた時のような横には動くんだけど。
それと配線むき出しはちと怖いですね。ひっかけそう。メカニカルで好きではあるが。

デザインがかっこいいのでフィギュアの素材として使う人が出てきそうです。
最近は立体出力でわりと簡単に独自の部品が作れますし。

イラストレーターには便利な部分もあるかと思います。

だが俺の主な部分は映像。3Dメインの人間なので、そっち方面での感想も。

ひとつ気をつけたいのはモーションキャプチャーができないこと。確かに人形を動かせば
画面上のキャラクターも動く。でもその動きを記録することができません。
ポーズを決めてキーフレームを打つ必要があります。
ネットで検索してるとモーションキャプチャーとして期待してる人が案外いるので、
その点だけは注意です。

とりあえず3dsmaxのプラグインがあるのでそれを入れてテスト。bipedを動かすことができました。
手足の動きは人形と同じ。胴体の回転も認識します。移動はなし。要するに重心移動はできません。
アニメ用途には向きません。どう考えても最初から3Dソフトでやったほうが早いです。
MMDやposerとかでもアニメ用の機能があることですし。

付属ソフトとしてはCLIP ACTION Lab 0.1.0というのがついてきます。まだバージョンが0.1
なのでさすがに現段階でツールとして未完成です。
落ちたりはしなかったけど、もう少し機能を追加してほしい。
ポーズをコピー ペースト ポーズの反転などは必須かと思います。
細かいところだとキーをまとめて削除したい。新規作成にあたる機能がないため、
やり直すときはキーを削除する必要があるけど、ひとつずつ削除しなければなりません。
まあ再起動のほうが早いか。

このあたりはいずれバージョンが上がったら実装してほしいですね。

あと余談にはなるけど、アプリの3Dキャラは自作のものも利用可能。
ボーンの仕様が決まってはいるけど、それに合わせて作れば
CLIP ACTION Labで動かすことが出来ます。

qumalionは2Dユーザーとしては意味があるでしょう。
7万近い額を出せるのなら試してみるのもいいのではないでしょうか。
そんな感じです。

123D catchを試してみた。

写真撮影だけでモデリングを行うソフトが公開されました。
オートデスクの123D catchです。なんと無料。
簡単に出来るので実際に試してみました。概要は以下の動画で。



公開されているのはパソコン版とipad版。
デジカメで撮影したものはパソコン版で取り込みます。ipad版だとipadで3撮影したものは
自動で処理されます。実際の処理はサーバー側で行うのでネット環境必須です。クラウドらしい。
ipadで作ったファイルもパソコンで読めます。補正処理なんかはパソコン版で行います。後述。

まずは対象物をいろんな角度から撮影します。360度ぐるっと。あと上下も撮影できるなら
してみてもいいかも。1オブジェクトにつき最大40枚まで使用できます。
その後アプリを起動。

パソコン版でやってみます。まずは起動直後の画面。基本的なメニューは左の三つ。
Create a New captureを選びます。
123Dタイトル

その前にログイン画面。オートデスクに登録しておく必要があります。
ログイン

ログイン後、撮影した写真を選び、開くボタンで次の画面になります。
プロジェクト作成

その後Create Projectを選びます。そして出てくるのがプロジェクト名の設定。
Capture name が プロジェクト名。
E-mail は自動で登録時のものが入っています。
TagsおよびDescriptionは自由に。このあたりはニコ動と大体同じ。
categoryも悩むところではないかと。
設定したらwaitボタンを押します。
プロジェクト名

この処理をサーバー側で行っています。これはパソコン版も同様。
処理中

少々時間がかかりますが、成功したら3Dモデルが表示されます。
上部にカメラアングルなどのツールバーが出ていますが、それでくるくる回せます。
下には撮影した写真がならんでいます。この靴は3D化成功していますが、写真一覧を見ると、
暗くなっている写真があります。これは認識に失敗した写真です。
今回の場合ほかのものは全部認識しているので、一枚が失敗したところで問題はないのですが、
たくさんの写真が失敗しているとそれだけ精度が下がることになります。
パソコン版アプリだとこれを手動で設定することが出来ます。
暗い写真をダブルクリックします。
作業画面

この画面が出ます。左が失敗した写真、右の二つがほかの写真にあります。
ここでの作業方法は下に書いてありますが、左の写真内で、右の写真に写っている共通のポイント
を選択します。その後右の写真でも同じポイントを選択します(緑の丸)。
三つとも認識できたら黄色から緑になり、画面右下のマーカーが一つ緑に点灯します。
同じことを繰り返して4つとも点灯させることができたらsubmitボタンを押します。
すると再度サーバーでの処理を開始。処理が終わったら先ほどよりは精度が上がっていると思います。たぶん。
修正画面

これを繰り返してより精度を高めていきます。作ったモデルはFBXなどの形式で書き出せます。
書き出したファイルは3Dスキャナーで取り込んだオブジェクトみたいにぐちゃぐちゃなポリゴン
なのでリトポしないとまともに使えないと思います。置物として使うならこれでもいいけど。

今回、この動画を作るにあたって何度も試しましたが、なかなか面白いです。
ただ、作業は簡単だけど、写真撮影に関しては多少知識が要るかも。
背景がごちゃごちゃしたところは不向きです。また対象物とはっきり区別できる色であることが望ましいです。
白壁の部屋ではキュゥべえは成功しませんでした。
修正作業をやればわかりますが、特徴点がないオブジェクトも成功しません。
まるっこいキュゥべえや、キーポンなんかは難しいです。
ガラス物も難しいですね。
白とびや黒つぶれも極力ないようにしたほうがいいです。認識しやすさも違いますが、
撮った写真がそのままテクスチャーになるので綺麗なほうが望ましいです。
私はipadでやりましたが、デジカメでより高解像度でやったほうが成功しやすいかもしれません。
細かいポイントが取れるし、テクスチャーも綺麗になるし。
想像ではありますが、極力ズームにして遠近感が出ないようにしたほうが成功しやすいかもしれません。
レンズもゆがみもな。

処理をサーバーで行うため、通信時間?が長いのがちょっと欠点ですかね。
マーカー四つ設定したあとの処理時間待ちが面倒。あと、なんか認識しなかった写真を
手動で認識させてもあんまり変わらんきがする・・・。待ち時間で作業時間が長くなることを
考えると、さっさと写真取り直したほうがよい気がします。

いずれにせよ無料なので試してみても面白いかと思います。

巫女装束

以前少し紹介した服飾専門ソフト、MarvelousDesigner2。あれから正式に購入し、いろいろ遊んでいます。
で、遊んだ結果がこれ。

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型紙

レンダリングに関しては適当なので気にせずに。
あと手がドラえもんみたいになってるけど、計算負荷を減らせるかなと思って。

一応巫女装束のつもり。明らかに違うと分かっているのですが、
よく構造がわからなかったのでこんな感じに。
どうも体型に合ってないのか、胸がはだけまくるので仮にボタンみたいな物をおいて
対応、袴も正確な形がわからないのでスカートのような形状になってます。
腰の帯の位置が少々低いのですが、計算を始めるとすぐ落ちていくので、
理想の位置に止まってくれませんでした。ピンで止めたり出来るのですが、
また使い方が分かってません。まあこのあたりはまた直します。

それとMarvelousDesigner2上では問題ないんだけど、3dsAMXに持っていったときにごくわずかに
ずれる。肌が服を突き抜けたりするところがありました。肌を非表示にしてとりあえずごまかしたけど。
なんでかな。

先日アップした動画の服よりは複雑な構造になりましたが、この状態での計算が
一こま5秒程度。これで破綻がなく進みました。ただ、この演武が1600フレームあるのですが、
途中で止まる。止まった際は画面が見えなくなるので何フレームまで計算できたか分かりません。
上記の動画は600フレームまできたときに終わらせました。
どのくらいで限界が来るのか確認できないのはきついです。

あとはやはり細かい点で不満が多く、こういったものは要望として開発にあげてみようと思います。
ひょっとしたら改善されるかも。

神社での演武動画はいずれまた違う形でレンダリングしてアップしようかなと思っています。

CGキャラに服を着せてみたよ

服を作る専門ソフト、マーベラスデザイナーというのがあります。
まだ買ってないけど、とりあえず一ヶ月は試用できるのでやってみました。

cvalley Marvelous Designer 2

服

なかなか面白い。
このソフトはポリゴンモデリングではなく、実際の型紙をもとに布のシミュレーションを行って服を作ります。
画像の右側が型紙。左がシミュレーションの結果になります。
服の知識なんてないけど、リアルタイムで結果が分かるので適当に型紙っぽいものを作ってます。
リアルタイムでシミュレーションされるので、多少おかしくてもすぐ直せるのでやりやすい。

テストとしてとにかくひらひらした服にしたくていろいろやったらこんな感じになりました。
材質に関しては何も触ってません。縦横それぞれの糸の強度や密度とか、いろいろパラメーターがあるけど、
よくわかりません。プリセットがあるからそれでOKかも。

出来た服のアニメーションがこちら。
MAXに書き出してレンダリングしてます。
布がひらひらしてますね。
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しばらく触ってましたが、ユーザーインターフェースがいまいちな感じがします。
いろいろ使いにくい。すでに次のバージョンがベータ版として公開されてますが、
まだまだ発展途上のソフトですね。まだ2だし。

余談ながら上記のリンク先、CValleyさんには操作方法とかで質問したら丁寧に答えてくれました。
まだ買ってないのに。説明が書かれたPDFにサンプルファイルを用意してくれた。
ここで買うかな。

ニコ動で型紙作ってる人おらんかな?
zozi
主にニコ動に動画をアップしてます。

zozi

Author:zozi
通称厳島神社の人のページです。広島で映像制作をしてます。CG関係のことをいろいろ挑戦していこうと思います。

挑戦した結果がここ。
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あとツイッター。zozi009

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