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My最新アニメ感想文:特別編「〝フリクリ”の見方、教えます」(第三話:マルラバ)

取り敢えず、連載ものなので未読の方はまずこちらを参考に。

My最新アニメ感想文:特別編「〝フリクリ”の見方、教えます」
My最新アニメ感想文:特別編「〝フリクリ”の見方、教えます」(第二話:ファイスタ)

<OVA:1999年製作:アニマックス>
 
 私としては、最も無くてもいい話。だってフリクリで最も重要な「タスク=カンチ=アトムスク」の情報がほとんど出てこないんだもん。世間的には一番評価が高いようですけどね。ま、穴埋めって感じですか。

 というわけで、今回はほとんど書くことがないんだけどなあ。学校の劇でナオ太が「しゃべる猫」の役をやるのは、恐らく超空間通信機になっている猫(ミユミユ)に視聴者に注目してもらうため。これで私もあの猫がナオ太の母親かと短絡的に思っちゃったわけですが(泣)。ちなみに小説版によると、マミ美が幼稚園の学芸会でやった役は「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズの役との事。放火魔のマミ美にはぴったりっス(笑)。ちなみにエヴァの謎本だの、セーラームーンの学芸会だの、なんてミーハーな引用をするんだとかちょっと思ったんだけど、よく考えてみると両方とも榎戸先生が作ったものなんで、何の問題も無いのでした(笑)。(第5話でマミ美が言う「・・・ここに留まる機体がディフェンス。ATフィールドを中和しつつ、奴の溶解液からディフェンスを守るっス。バックアップは下降(後略)」はエヴァ第十一話「静止した闇の中で」より。榎戸先生がエヴァで脚本を書いた、最後のエピソードになります)

 階段でニナモリが飲んでいるジュースは「チェリオ(小説版より)」。ラムネを「萌え」の象徴として使うようになったのはラーゼフォンからだと思ってたんだけど、飲み物ネタのルーツはここにあったわけですね。あと学校の先生も結構いいキャラです。でもやっぱりまともじゃない(笑)。榎戸作品に「良い教師」が出てこない、というのもレパートリーに入れるべきかもしんない(榎戸先生的に言うと「ゆがんでる」)。やっぱフリクリは重要だなあ。 

 ちなみに小説版では、ニナモリは大人になってからの回想シーンで、ナオ太のことを「初恋の人」と表現しています。要するにこの二人は結ばれなかったわけですね(この作品のテーマを考えれば、当然のことですが)。

 今回の話の唯一の伏線(これは結構重要なんだけど)は、ナオ太の頭に激突したニナモリの頭から敵ロボットが現れること。これによって第一話で「ギター(正確には、光域空間干渉兵器)で頭を殴られたから」ナオ太の頭からカンチが出てきたのではなくて、「ナオ太自身に原因があって」色々なものが出てくる、ということがはっきりするわけです(ニナモリはギターで殴られていないため。ちなみに私も初見の時は、この話を見るまでナオ太の角は、ギターでぶったたかれたから生えてきたと思ってました)。ここで軌道修正できれば、後半はフリクリが正しく見ることができるはずなんですが・・・どうでしたか?。

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コメント

>両方とも榎戸先生が作ったものなんで、何の問題も無い

そうですね。

>ナオ太の頭に激突したニナモリの頭から敵ロボットが

ナオ太だけが特殊ではないということはわかりました。

投稿: harada | 2005.01.25 00:14

こういう映像を「正しく見る」なんて事はしないほうが良いと思います。
そういう解釈は微妙にズレた認識を生みますから。

投稿: tadima | 2006.05.24 15:50

解説にも何にもなってないですね。

感想でもないですし、不快です。
たぶん何度となく見直された末のズレた文章でしょうから、
今後フリクリについて語るのは控えたほうがよろしいかと思います。

投稿: | 2010.09.01 15:07

ギターではなくベースです。劇中ではギターと言われてますけど、何をどう見てもベースです。

投稿: | 2017.02.20 18:16

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