国指定史跡「吉見百穴(よしみひゃくあな)」に行ってみました。
現場の対岸の山肌に大量の穴があり、不思議な光景だったため、昼休みに見学してきました。
古墳時代後期(6世紀末~7世紀後半)に作られた横穴墓の跡です。
明治20年に全面発掘が行われ、237基の横穴が発見され、当時は「住居か、墳墓か」の論争が繰り広げられていたようです。
太平洋戦争末期には、地下軍需工場が造られ巨大なトンネルが掘られ、十数基の横穴墓が壊され、現在確認できる横穴墓は219基となっているようです。
穴の中には棺を安置する棺座が残されていました。
穴によっては、棺座が無いものから3つあるものまで、様々な造りがあります。
また、穴は入り口側が低くなっており水がたまらないような工夫がされているとのことです。
外は猛暑日(車の温度計は38℃)でしたが、穴の内部は、ひんやりしていました。
上部からは、東松山市街地が一望できます。