また今日も38℃越えだ。「酷暑」が続く。書き始めた記事もストップして、別部屋に避難。なかなかはかどらぬ。
安倍総理の「定期的な健康診断」のあと、その診断結果と追加検査で、先日7時間半慶応病院を訪れていた。今回は「その結果を聞くためと更なる検査」のために3時間半慶応病院を訪れた。たぶん、もう1回病院を訪れる。
世界の報道機関が「辞任の前触れ」として報道している。日本の報道に慣れているとなかなか感じられないが、今の時期、世界の首脳が病院を訪れるなら「医療関係者への感謝とねぎらい」のため以外はない。報道されるような「大した病ではない」もののために、国のリーダーが病院へ行くなど日本以外では考えられない。だから「辞任の前触れ」と思うのが当然なのだ。そう報道しないほうがおかしいということがわかっていない。
しかも彼ら外国特派員は「日本の政権」がどのようなものであるかという基礎知識をしっかり持っている。それを含めて報道する。日本の「無能なマスコミ」とは違う。
「日本会議」も「神道連盟」も単なる民間の極右組織である。日本会議は「現憲法を破棄し、帝国憲法を復活させたい」という組織であり、神道連盟も「国家神道の復活」を目標に掲げた組織である。日本を報道する際に「海外の記者」はそのことを念頭に置いているし、その点を記事中に指摘していることも多い。こういう内閣を日本国民が8年間も支持したということは、日本国民の中に一定数の「大日本帝国復活を望む人々」がいることの証左でもある。それは世界から見て「絶対受け入れられない考え」である。
日本国民がそういう組織に属する人々によって内閣や政党が組織されていることを理解しているならまだいい。公明党は「創価学会と同一」と多くの人が理解している。しかし、「日本会議」は世界的に見れば「カルト宗教」であるのだが、これが表立って報道されることは少ない。ましてやその問題を正面切って取り上げるマスコミもない。『靖国参拝』が問題視されるのは、中韓だけではない。世界的に見ても受け入れられないことだということを伝える報道機関はない。安倍総理も一度「靖国参拝」をして、その後の世界の反応から「これをしたら、外交はできない」と身にしみて分かったから、以後、参拝をしていないわけだ。会合の席で誰も寄り付かない。マスコミも自国首脳と安倍総理のツーショットを避ける。まあ、そんなことは日本のマスコミではわからないことだが…。
青木美希
安倍総理は総理大臣としての連続在任期間が2799日となり、歴代最長の記録を更新しました。記者が自由に質問できる日本記者クラブの会見要請に総理が応じない期間は連続7年4カ月。こちらも歴代最長を更新し続けています。
今回の「安倍総理の追加検査」を各国がどのように報じているか、を見てみよう。
AUGUST 24, 2020 Reuter
Japan's Abe says wants to do his best at job, amid worries over health
日本の安倍は、健康に対する心配を抱えながら、仕事では最善を尽くしたいと述べた
August 23, 2020 Bloomberg
Japan’s Abe Visits Hospital Again Amid Speculation About Health
日本の安倍は健康に関する憶測が飛び交う中で再び病院を訪問
AFP 15 hrs ago
Japan PM in hospital for more checks as health speculation grows
健康への憶測が拡大する中で、追加検査のために入院中の日本首相
Al Jazeera 12 hours ago
Japan PM Abe reassures on health after second hospital visit
安倍首相、2度目の入院後あとで健康について(メディアを)安心させた
英語圏では「Reuter」「Bloomberg」、フランス語圏では「AFP」、イスラム圏では「Al Jazeera」。全世界に発信された。その中でReuterの記事の一部を下に紹介しておく。
AUGUST 24, 2020 Reuter
Japan’s Prime Minister Shinzo Abe wants to take care of his health and do his utmost at his job, he said on Monday, after a second hospital visit within days sparked concern whether he could stay on as leader of the world’s third biggest economy.
日本の安倍晋三首相は、数日以内に2度の入院が世界第3位の経済大国のリーダーであり続けるかどうか懸念を引き起こした後、月曜日に彼の健康は心配なく、彼は仕事に全力を尽くしたいと言いました。
The visit came as Japan’s longest-serving prime minister surpassed a record for longest consecutive tenure as premier set by his great-uncle Eisaku Sato half a century ago, adding to speculation Abe could resign after reaching the milestone.
この訪問は、日本で最も長く務めた首相が、半世紀前に大叔父の佐藤栄作が樹立した首相としての最長の連続在任記録を上回り、安倍首相が大きな節目に達した後に辞任するのではないかとの憶測を高めた。
Abe, criticised for his handling of the coronavirus outbreak and some scandals, has suffered a slide in voter support to one of the lowest levels since returning to office for a second term in 2012 with promises to revive the economy and bolster defence.
コロナウイルスの流行といくつかのスキャンダルの取り扱いで批判された安倍は、経済を復活させ、防衛を強化するという約束で、2012年に2期目の首相に復帰して以来、有権者の支持が最も低いレベルの1つに落ち込んでいる。
“I’d like to take care of my health and do my best at my job,” Abe told reporters at his official residence, after visiting a Tokyo hospital where he said he had received results of an exam done last week and undergone additional examinations.
「健康のケアをして、仕事で頑健にやりたい」と安倍は官邸で記者団に語り、先週試験の結果を受け取り、追加検査を受けに東京の病院を訪れた。
日本のマスコミも「ポスト安倍」などと騒いでいるが、この8年間安倍政権はどのように海外に「日本の姿」を発信したのか、もう少し検証が必要だ。憲法を改正することなく、海外派兵や攻撃専用兵器を持てるようにし、着々と戦争の準備をしている。他国を攻撃しないのなら、空母もステルス戦闘機も必要ない。批判的なマスコミ人を追放してきた。今では「提灯持ちマスコミ人」だけが、解説するのだから、情報の偏極はとどまるところを知らない。
先の戦争に対しても「もう謝罪することはない」などという言説は国内では受け入れる人もあろうが、被害国を含め一般に受け入れられていない。
国内情報の偏りは『オリンピック、パラリンピック』についてもいえる。安倍政権が打ち出した「withコロナ」で五輪が開催できるなどというとんでもない考えは日本以外では聞いたことがない。
8月24日 AFP
1年後に延期となった東京パラリンピックについて、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)会長が、大会は新型コロナウイルスの感染ゼロを保証できる必要があるとの見解を示し、感染対策が改善されなければ実施はできないと話した。
パラリンピック開幕まで24日でちょうど1年となるが、新型ウイルスは今も世界中で猛威を振るっている。昨年のこの時期には、もともとの開会式まであと1年となったことを記念する各種イベントが催されたが、今年は感染者数が急激に増えていることを受け、そうした動きは見送られている。
Tomohiro Matsuoka
安倍の健康問題と進退に関してのCNN記事が面白いこと指摘してる。安倍が復帰の際に口にした「頑張る」という言葉を、殆ど翻訳不能の概念であり、死ぬ気でやる(do or die)というメンタリティは、日本中に蔓延し、結果よりも目的追求の姿勢が優先される点を指摘。
安倍総理の「定期的な健康診断」のあと、その診断結果と追加検査で、先日7時間半慶応病院を訪れていた。今回は「その結果を聞くためと更なる検査」のために3時間半慶応病院を訪れた。たぶん、もう1回病院を訪れる。
世界の報道機関が「辞任の前触れ」として報道している。日本の報道に慣れているとなかなか感じられないが、今の時期、世界の首脳が病院を訪れるなら「医療関係者への感謝とねぎらい」のため以外はない。報道されるような「大した病ではない」もののために、国のリーダーが病院へ行くなど日本以外では考えられない。だから「辞任の前触れ」と思うのが当然なのだ。そう報道しないほうがおかしいということがわかっていない。
しかも彼ら外国特派員は「日本の政権」がどのようなものであるかという基礎知識をしっかり持っている。それを含めて報道する。日本の「無能なマスコミ」とは違う。
「日本会議」も「神道連盟」も単なる民間の極右組織である。日本会議は「現憲法を破棄し、帝国憲法を復活させたい」という組織であり、神道連盟も「国家神道の復活」を目標に掲げた組織である。日本を報道する際に「海外の記者」はそのことを念頭に置いているし、その点を記事中に指摘していることも多い。こういう内閣を日本国民が8年間も支持したということは、日本国民の中に一定数の「大日本帝国復活を望む人々」がいることの証左でもある。それは世界から見て「絶対受け入れられない考え」である。
日本国民がそういう組織に属する人々によって内閣や政党が組織されていることを理解しているならまだいい。公明党は「創価学会と同一」と多くの人が理解している。しかし、「日本会議」は世界的に見れば「カルト宗教」であるのだが、これが表立って報道されることは少ない。ましてやその問題を正面切って取り上げるマスコミもない。『靖国参拝』が問題視されるのは、中韓だけではない。世界的に見ても受け入れられないことだということを伝える報道機関はない。安倍総理も一度「靖国参拝」をして、その後の世界の反応から「これをしたら、外交はできない」と身にしみて分かったから、以後、参拝をしていないわけだ。会合の席で誰も寄り付かない。マスコミも自国首脳と安倍総理のツーショットを避ける。まあ、そんなことは日本のマスコミではわからないことだが…。
青木美希
安倍総理は総理大臣としての連続在任期間が2799日となり、歴代最長の記録を更新しました。記者が自由に質問できる日本記者クラブの会見要請に総理が応じない期間は連続7年4カ月。こちらも歴代最長を更新し続けています。
今回の「安倍総理の追加検査」を各国がどのように報じているか、を見てみよう。
AUGUST 24, 2020 Reuter
Japan's Abe says wants to do his best at job, amid worries over health
日本の安倍は、健康に対する心配を抱えながら、仕事では最善を尽くしたいと述べた
August 23, 2020 Bloomberg
Japan’s Abe Visits Hospital Again Amid Speculation About Health
日本の安倍は健康に関する憶測が飛び交う中で再び病院を訪問
AFP 15 hrs ago
Japan PM in hospital for more checks as health speculation grows
健康への憶測が拡大する中で、追加検査のために入院中の日本首相
Al Jazeera 12 hours ago
Japan PM Abe reassures on health after second hospital visit
安倍首相、2度目の入院後あとで健康について(メディアを)安心させた
英語圏では「Reuter」「Bloomberg」、フランス語圏では「AFP」、イスラム圏では「Al Jazeera」。全世界に発信された。その中でReuterの記事の一部を下に紹介しておく。
AUGUST 24, 2020 Reuter
Japan’s Prime Minister Shinzo Abe wants to take care of his health and do his utmost at his job, he said on Monday, after a second hospital visit within days sparked concern whether he could stay on as leader of the world’s third biggest economy.
日本の安倍晋三首相は、数日以内に2度の入院が世界第3位の経済大国のリーダーであり続けるかどうか懸念を引き起こした後、月曜日に彼の健康は心配なく、彼は仕事に全力を尽くしたいと言いました。
The visit came as Japan’s longest-serving prime minister surpassed a record for longest consecutive tenure as premier set by his great-uncle Eisaku Sato half a century ago, adding to speculation Abe could resign after reaching the milestone.
この訪問は、日本で最も長く務めた首相が、半世紀前に大叔父の佐藤栄作が樹立した首相としての最長の連続在任記録を上回り、安倍首相が大きな節目に達した後に辞任するのではないかとの憶測を高めた。
Abe, criticised for his handling of the coronavirus outbreak and some scandals, has suffered a slide in voter support to one of the lowest levels since returning to office for a second term in 2012 with promises to revive the economy and bolster defence.
コロナウイルスの流行といくつかのスキャンダルの取り扱いで批判された安倍は、経済を復活させ、防衛を強化するという約束で、2012年に2期目の首相に復帰して以来、有権者の支持が最も低いレベルの1つに落ち込んでいる。
“I’d like to take care of my health and do my best at my job,” Abe told reporters at his official residence, after visiting a Tokyo hospital where he said he had received results of an exam done last week and undergone additional examinations.
「健康のケアをして、仕事で頑健にやりたい」と安倍は官邸で記者団に語り、先週試験の結果を受け取り、追加検査を受けに東京の病院を訪れた。
日本のマスコミも「ポスト安倍」などと騒いでいるが、この8年間安倍政権はどのように海外に「日本の姿」を発信したのか、もう少し検証が必要だ。憲法を改正することなく、海外派兵や攻撃専用兵器を持てるようにし、着々と戦争の準備をしている。他国を攻撃しないのなら、空母もステルス戦闘機も必要ない。批判的なマスコミ人を追放してきた。今では「提灯持ちマスコミ人」だけが、解説するのだから、情報の偏極はとどまるところを知らない。
先の戦争に対しても「もう謝罪することはない」などという言説は国内では受け入れる人もあろうが、被害国を含め一般に受け入れられていない。
国内情報の偏りは『オリンピック、パラリンピック』についてもいえる。安倍政権が打ち出した「withコロナ」で五輪が開催できるなどというとんでもない考えは日本以外では聞いたことがない。
8月24日 AFP
1年後に延期となった東京パラリンピックについて、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドリュー・パーソンズ(Andrew Parsons)会長が、大会は新型コロナウイルスの感染ゼロを保証できる必要があるとの見解を示し、感染対策が改善されなければ実施はできないと話した。
パラリンピック開幕まで24日でちょうど1年となるが、新型ウイルスは今も世界中で猛威を振るっている。昨年のこの時期には、もともとの開会式まであと1年となったことを記念する各種イベントが催されたが、今年は感染者数が急激に増えていることを受け、そうした動きは見送られている。
Tomohiro Matsuoka
安倍の健康問題と進退に関してのCNN記事が面白いこと指摘してる。安倍が復帰の際に口にした「頑張る」という言葉を、殆ど翻訳不能の概念であり、死ぬ気でやる(do or die)というメンタリティは、日本中に蔓延し、結果よりも目的追求の姿勢が優先される点を指摘。